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3. 3 語学教育支援サービス

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3. 3 語学教育支援サービス

3. 3. 1  サービス内容

 全学的な外国語教育の支援サービスとして,CALLシステム運用委員会を組織して,学術情報メディアセンター 南館内に,CALL教室やCALL自律学習(自学自習)環境を整備して,全学共通教育を中心に提供している.各 語学実習CALL教室には,教員卓PCと56台の学生卓PC,ならびにAVシステムが設置されており,それらは CALLシステムで管理されており,主に外国語の授業に利用されている.学生卓PCにはヘッドセットマイクロフォ

ンやCCD カメラなどの各種周辺機器が付属している.それに加えて,学生卓2 台につき1 台の共有のモニタ

(センターモニタ)が設置されている.教員卓PCには学生卓PCと同様の設備の他に,各種AV機器(DV,VHS,

DVD,Blu-ray,Digital 8,カセットテープ,CD,MD)が設置されており,それらの映像や画像は,教室にあるプ ロジェクタ(背面投影型2基,大型プロジェクタ1基)やセンターモニタ,学生卓PCのディスプレイへ出力する ことが可能である.

 CALL教室の各PCやAV機器は,コースマネージメントシステム(CMS,あるいは学習管理システム(LMS))

の一種であるCalabo(キャラボ)を用いて管理ができる.このシステムを用いることで,学生への資料の配付や 回収,AV資料の呈示,出席履歴の取得,学生卓PCとの連携などが容易にできる.授業での具体的な使用例とし ては,教員が用意したDVD映像をセンターモニタに再生して,学生にリスニングをさせ,その内容を教員が配付 した資料に記入させたのちに回収するというような使用方法や,発音が上手な学生をモデルとして,その音声を他 の学生卓のPCに配信するというような使用方法が挙げられる.

 現在は自律学習(自学自習)用のCALL環境として自律学習用CALL端末を,学術情報メディアセンター南館1 階のオープンスペースラボラトリー(OSL)に用意している.この端末には,CALL教室と同一の教材を中心とし た教材がインストールされており,授業履修の有無に関わらず自由に利用することができるように配慮されている.

新システム導入によりOSL全てのマシンにCALL教材がインストールされることとなり,どの端末でもイヤフォ ンさえ用意すれば自習用に外国語学習ができる.CALL教室の維持・管理・運営とは別に,本学学生の外国語運用 能力の向上を目指して,各外国語部会の先生方と密接に協力しながら,質の高いマルチメディア外国語教育支援 CALL教材の作成を行っている.学術情報メディアセンター・語学教育支援システム研究分野のスタッフが,初修 外国語の先生方と協力して,中国語を中心に25レッスン(課)分相当以上のCALL教材作成及び作成支援を行った.

 来年度より学習支援サービスのサーバーが,従来利用していたWebCTからSakai(愛称 PandA)に変更される ことに対応するため,教材の移行作業及び本リリース前に実験的に先行利用し,問題点の洗い出し等を行った.本 サービスの内容には,これらのCALL教材の作成・CALL教室を利用した授業の支援並びにCALL自習環境の保守・

管理,教員やTAを対象とした講習会の実施が含まれる.具体的には,語学教育CALLシステム及びCALL自習用 環境の構築,管理,運用,授業担当教員・TAのサポート等が含まれる.なお,管理,運用の対象となる端末の詳細を,

表3.3.1にそれぞれ示す.

設置場所 OS 端末数

301号室 Windows7 56(学生),1(教師)

302号室 Windows7 56(学生),1(教師)

304CALL開発室 Windows7 20(学生),1(教師)

表3.3.1:語学教育支援サービス管理対象端末数(平成24年度)

3. 3. 2 サービスの提供体制

 語学教育支援サービスは,学術情報メディアセンター・教育支援部門・語学教育システム研究分野の教員である 教授・壇辻正剛,助教・坪田康の管轄下にTA(各4〜6時間/週)がローテーションでCALL控室に待機しなが らCALL教室のトラブルの対処等に当たっている.CALL控室の日報を教育支援グループにも回覧し,技術職員と の協力をはかっている.

 また,情報環境機構運営委員会の下に,CALLシステム運用委員会が設けられ,委員による意見交換を行うと共

に,CALL教室の時間割配分の検討や原案作成などを実施している.さらに分科会形式でCALL教材の開発・検討 も行っている.

3. 3. 3 サービスの提供状況について

 2011年度に語学実習CALL教室(301号室,302号室等)で行われた授業の時間割を表3.3.2に示す.語学教育 支援サービスとして,これら授業における機器操作の支援,発生するトラブルの対応,教材のインストール支援,

その他全般的な支援を行っている.

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301(Win) e-ラーニング試行 ドイツ語II クラヴィッター

302(Win) 赤松

中国語II

赤松 中国語I

301(Win) 河崎 ドイツ語I

道坂 中国語II

加藤 英語I

加藤 英語I 302(Win) 道坂

中国語I

トラウデン ドイツ語II

藤田 英語I

藤田 英語II

江田 中国語I

301(Win) 黄

中国語I 黄

中国語I 西山

フランス語I 黄

中国語I 黄

中国語II 302(Win) 赤松

中国語I

リー

英語I 江田

中国語I 江田

中国語I

301(Win) 進藤 英語I

進藤 英語I

加藤

英語I ドイツ語e-ラーニング対応 ドイツ語e-ラーニング対応

302(Win) 道坂 中国語I

赤松 中国語I

道坂

中国語I 中国語e-ラーニング対応

301(Win) 壇辻

実 践 応 用 言 語 学 入門

壇辻

言語文化基礎論

壇辻 英語I

302(Win) 藤田

英語I

藤田 英語II

藤田

言語科学基礎論 表3.3.2:CALL教室時間割

 上記表3.3.2の他にもCALLシステム運用委員会の委員の教員を中心にして,CALL開発室で開講されている次

世代型教育を視野に入れた実験的なCALL関連授業やe-ラーニングによる外国語教育などが行われている.これ らを含めて,支援している授業コマ数は半期で37コマ,通年で73コマに上る.また,受講学生者数も半期で1081名,

通年では,のべ2042名に上った.また,支援外国語も拡大しており,法人化以前の平成15年度には開講数がゼロ であった中国語CALL授業も平成24年度には半期16コマ,通年32コマも開講されるようになった.

 また,全学に対する外国語教育の支援として,教員やTAを対象として,CALL教室に導入されているコースウェ アマネージメント(CMS/LMS,学習管理システム)を利用したAV機器の操作や,学生卓の一括操作やCALL教 室のパソコンの基本操作についての講習会を開催している.2012年度前期はCALL教室利用者講習会を4月6日 に第1回を開催し,4月9日に第2回,4月10日に第3回を開催した.開催日に来られなかった参加希望者には個 別に講習を行った.また,4月3日には控室のTA向けの講習会も開催した.

 2009年度後期から始まった自律学習型授業を,2011年度はさらに拡大・発展し,中国語IA,IB(実習),中国

語IA,IB(文法),ドイツ語IA,IB(実習),ドイツ語IA,IB(文法),スペイン語IAとし,中国語部会,ドイツ

語部会の先生方を支援しながらその充実をはかった.この自律型学習はe-ラーニングを用いて行う形式のもので あり,ガイダンス時に,e-ラーニングサーバーへのアクセス方法や学習方法などについて解説を行なった.2013

年度からWebCTのライセンス終了に伴い,別のe-ラーニングシステムSakai(愛称 PandA)が本運用する予定であっ

たため,2012年度後期から試験的にPandAを利用し始めた.2012年度のガイダンス実施日について下記に記す.

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また,中国語IA,IB(実習)では半期で3 回(2クラス×前期,後期であわせて12回)の試験時には毎回立会い 技術サポートも行った.

4月11日 (前)中国語IA(文法)再履修クラス   阿辻教授 4月12日 (前)中国語IA(実習)再履修クラス   江田教授 4月18日 (前)中国語IB(文法)再履修クラス   道坂准教授 4月19日 (前)中国語IB(実習)再履修クラス   赤松教授 10月 1日 (後)ドイツ語IA(実習)再履修クラス  奥田教授 10月 3日 (後)中国語IB(文法)再履修クラス   阿辻教授 10月 4日 (後)中国語IB(実習)再履修クラス   江田教授 10月10日 (後)中国語IA(文法)再履修クラス   道坂准教授 10月11日 (後)中国語IA(実習)再履修クラス   赤松教授

 中国語の自律学習の授業でアンケートを実施した.下記に結果を円グラフで示す.一般にe-ラーニング教材の 内容に関する項目に対しては満足度が高いが,操作性等に関する項目に関しては満足度が低い傾向が現れている.

e-ラーニングのベースとして利用したCMS(コース管理システム)自体に対する問題点も指摘されているので,

これらの点も踏まえて今後の改善をはかりたいと考えている.

3. 3. 4 業務改善の取り組み状況

 1)TA等の計画的配置と研修

   語学教育支援サービスを広く円滑に実施するため,主に人間・環境学研究科の所属院生から,語学教育に適し た資質を有するTAを育成している.前期・後期の開始時期に講習会を設けるだけでなく,授業でCALL教室を 使用していない時間帯に,CALL教室を使用してCALL教室の使用方法の研修を行い,トラブルに迅速に対応す るための知識と技術を習得させている.

   また,CALL控え室待機時に,それらの内容についてまとめ,MS-PowerPointやMS-Wordなどのファイルとし て保管している.これらの情報は,CALL教室使用方法のマニュアルの資料としたり,トラブル対応のFAQの ために使用したりして,TA業務の可視化に努めている.その他,TAのコンピュータリテラシー向上のための研 修を随時行っている.また,TAに義務付けているCALL控室の日報を教育支援グループにも回覧し,業務の可 視化をはかっている.

 2)学生の自学自習スペースの整備

   次世代型の適応型オンライン試験など英語能力検定試験対策ソフトを試用した.また,パブリックスペースと して自律学習用コーナーの自律学習用CALL端末更新後の,学生の自学自習環境の整備を進めた.今後の学生

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