2審:2信 1夫:1婦
○園有名詞の後部分として 城:嬢
市:氏 港:工 生:姓 藩:班
岡崎城:岡崎嬢 高田市:高田氏 秋田港:秋田工 高橋生:高橋姓 上田藩:上目班
3.同音複合語を生み出すもの(9)一造語力の強い同音語
3.1単独語が,他の語と結びついて,同音複合語を生み出す場合について もi当然「同音複合語を生み出すもの(1)」の項で行なったような分析が,考 えられるはずである。しかし,単独語一つ一つの結合性を明らかにして,造語 要素に施したような分類(表5)を試みるためには,大がかりな調査を必要と
する。
そこで,ここでは,「同音複:合語の構成単位になりやすい同音単独語」につ いてだけ,考えることにする。
3.2複合語の構成単位になりやすい同音単独語についても,前部分として
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結合しやすいものと,後部分として結合しやすいものとが,当然考えられる。
例をあげると,つぎのようなものである。(言うまでもなくここでは,他の単独語 との結合を考え,造語要素との結合性は考えない。)
イ)能部分として結合しやすいもの
(例)
自営〜
史的〜
原始〜
越権〜
期成〜
腹式〜
紙製〜
占有〜
自衛〜
詩的〜
原子〜
越県〜
既成〜
複式〜
私製〜
専有〜
市立〜
在校〜
強行〜
私有〜
国政〜
水利〜
自立〜
醗水〜
私立〜
黄鐘〜
強硬〜
市有〜
国勢〜
水理〜
自律〜
滞水〜
ロ)後部分として結合しやすいもの
(例)
〜機醐
〜協会
〜体系
〜:攻i勢
〜騰制
〜要旨
〜期間
〜教会
〜大系
〜購成
〜統制
〜用紙
〜重鉢
〜減少
〜戦史
〜回収
〜両様
〜委員
〜態勢 〜現象
〜戦士
〜改修 〜両稽
・・
@〜医院
以上あげたような「ほかの語と結びつきやすい単独諮」についても,2.2で 考察した造語要素の場合とまったく同様に,同音複合語を生み出す種々のケー スが考えられる。すなわち,結合性の一致しているものは,すべて,他の単独 語,または,他の同音語セヅトに結合して同音複合語を作り出す可能性をもっ ている。また,こうした「ほかの語と結びつきやすい単独語」は,一つ一つ
が,すべて,他の同音語セヅトに.結合して同音複合語を作り出す可能性をもっ ている。(例)
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私有一財産:市有一財産 水利一稠査:水理一調査 在校一臼数:血温一β数
原始一兵器:原子一兵器
強行一手段:強硬一手段 国政一調査:国勢一調査資本一:攻勢;資本一構成
物価一騰勢:物価一統毛 馬交一要旨:論文一用紙
自然一減少:自然一現象 実施一機関:実施一期間
保健一委員:保険一医院
自給一体制:持久一態勢 科学一体系:化学一大系
4. 結合性の異なる同音単位4.1以上の,同音角倉語の分析から, 「同音であっても,たがいの結合性
が,あい異なる語(単位)は,陶二音語として,まぎれる可能性が低いjという 判劉条件が,導き出される。4.2結合性の異なる一字漢語
まず,他の語との結合力のよい「一字の字音語」を結合性(他の語との結びつ
き方)によって,表5のように分類すると,同音ではあっても,まぎれにくい
ものが,かなり摘出される。たとえば,この表によると,「ヒ」の同音語にはr非,緋,被,避,碑,費,
比,秘,妃,:否」があるが,それは,つぎのように分類されている。
○前部分として……非,緋,被,避,妃
○後部分として……〔普通名詞〜〕碑,費,比,秘,妃
○単独用法…………緋,碑,非,比,秘,否(〜とする)したがって, 「被」が「碑,費,比,秘,否」とまぎれることは,あまりな いと推定される。同様に「費」が「非,緋,被,避,否」とまぎれることも,
「否」が「被,避,費,妃」とまぎれることも,ないだろうと思われる。さら に,おなじ単独用法の中で,「否」は「否とする」の形で使われることが多いか
ら,「緋,碑」などとは,まず,まぎれないということになる。
「トー」の同音語には「党,当,等,塔,頭,燈,島・燈,唐,東,筒,湯,刀」
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があるが,これらは,つぎのように分類されている。
○前部分として……党,当,等,燈,唐,東,籐
○後部分として……〔普通名詞〜〕 塔,等,党,燈,島,筒,湯,刀,糖 〔(数)〜〕 頭,等,燈,島,党,当
〔固:有名調〜〕島,党,等,刀,糖
○単独用法…………当,塔,党,唐
したがって,「頭」が「塔]とまぎれる可能性は低いと推定される。単独用 法以外では,「塔」が「当」とまぎれることも,少ないと思われる。さらに
〔(数)〜〕の形の「当」は「(数)i当(数)落」として使われるので,「頭,
等,燈,島,党」とは,あまり,まぎれない。
「セイ」の同音語として「正,性,精,静,捌,世,塁,勢,姓」が,あが
っているが,これらは,つぎのように分類されてしまうので,「正」と「世」あるいは「世3と「姓」などは,まぎれにくいと推定される。
○前部分として……正,性(sex),生,精1聖,静 ○後部分として……〔普通名詞〜〕 生,製,性,正,制 〔(数)〜〕 世,聖
〔固有名言司〜〕 製, 生, 姓
○単独用法一…・…性(・e・),生録性,制,正勢精,聖(〜なる)・姓
また,「静」は.前部分として「静電気」のように使われるだけから,「製,性,調,世,勢,姓」とば,まぎれにくい。 〔普通名詞〜〕の形で「正」が使 われるのは,「検事〜」の場合ぐらいだから,おなじ用法の、「生,製,性,
制」とは,ほとんど,まぎれない。単独用法の揖合の「劉は「聖なる1の形
で使われることが多いから,二三(sex),生,性,製,制正,勢,精,姓」と は,まぎれないと推i定される。以上の例のようにして,表5を整溢していくζ〜同音(q「字の字音語はたく さんあるにしても,実瞭に,まぎれやすいものは,数がしぼられてくる。
.4.3.結合性の異なる同音単独語 、 .tt t.:、tt
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前項において,一字漢語について行なったような調査を,同音の単独語につ いても,行なうことによって,結合性が,あい異なるために,まぎれにくい同
音語が,抽出されてくる。しかし,同音単独語の結合性(値の語との結びつき:方)を確かめるには,大規 模な調蓋を必要とするので,.ここでは,推定できる範囲のものを,例として,
あげるにどどめる。
つぎの例の(前)(後)などは,それぞれ「前部分として結合」「後部分とし て結合」の記号である。
(例)
︵
入明(前)
︵
入口 正確(前)性格 国際(前)
︵
国債