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蓑8

ドキュメント内 同音語の研究 (ページ 92-103)

 以上の集計結果に従って,「同音語判別テスト」の問題作成上,必要な項目

について整理すると,つぎの表8のようになる。

 (「男女差」の欄の「赫印」は,5%の危険率で有意差あり,「**印」は,1%の危険 率で有意差あり。また「男」あるいは「女」はsそれぞれ,男子の正答率あるいは女子 の正答率が,他方を上回っていることを示す)

最高頻回の 誤讐 無恥 者率

鑑(観)賞

観照 有料       バ       案 者行称田隈平門率集守成時       解 筆強対対極極講効収巧了後 人定険議硬生胆正象盟 婦野冊下帯更恒校門連

厨 石 H 光 出陰線 紀西線

京下生 中施寄 鶴君影霧聴器欝挿画鷺露灘甥雰撮嘉噌u纒

  耳答率

全体iイ〜ロi男嬬 9多i8幽9♂i

b51 6gN gg i ss 1 73一一ioo 1 正

問 題

72一一 71 65 一  60 寧*男

31tv 53

14 一 38

79 1 7i i

8正i g2 1 78 i 77 i loo 1

61i

,3 1

52 i 3s 1

,4 I

g,5 ii

99 i

,s l

s31

77N 82 1 75N 68 i 79N 83 1 9正〜93i 76N 81 i 90t一 61 1 100・一一100 i 44ev 84 1,

47 e一 39 1 48 一」 571

27〜5正i

86 一  821 87 一 83 1 87t一 861 100一 99 i 2}9一 68 i 53N 53 i

bl s

**男

*寧男 韓男

*寧男

普男

31tv

15一一 94−v

58i曇男

82 i 7s 1

曇女

**男

85023134391正287 1325456 83094330496 980764529778977 6453888 55094480867

壷料写硬象照限限肇轟示外陣弟権義行生齢型置撫航腿難十 型鑑憎憎筆強対対局極北高丁丁両罰二布子棄狭強摩高野減連日臼臼野冊中中市既

23Aカソショウ 23Bカソショウ 24Aユウリョウ Pt 24Bユウリョウ

25 ヒヅシャ 26 キョウ=ウ 27Aタイショウ Pt 27Bタイショウ 28Aキョクゲソ Pt 28Bキョクゲソ

29 コウギ 30 コウリツ 31 シュウシュウ 32 コウシュ 33 リョウカイセイアソ 34 コウジ 35 ケソガイ 36 フジソ 37 シティ 38 キケソ 39 キョウギ 40 キョウコウ 41 =ウセイ 42 ロウレイ 43 =ウセイ 44 クeソショウ 45 レソメイ ィ46 ニッセキ 叫6 ニツセキ 47 ニヅコウ 48 サソイソセソ 49 キセイセソ ィ50 チュウキ望ウ

冒50チュウキョウ イ51 シセイ イ52 キセイ

問 題

イ53 シソコウ イ54 シュウコウ イ55 コソシュウ P51 コウエソ 巧2 サイカイ

・53 セイシソ 巧4 コウカソ

・55 イギ

正 答

電三秋演三聖歓三 振就今公際清交異

  正 答 率 全体  イ〜ロ i男女差

3多i

,, 1

47 1 98 l1 43 i 2g 1

,7 1 94 i

Ao % 1

**男 i・・男 i・*男

iec・女 i・・男

答率無看

15.8 56. 8 2. 1

 0

1. 1

Ll  o  o

最高頻度の 誤箸

      押 詰航週演会真新前 進周今口再正交異

 2.4 ことばの選定

 この予備テストは,テレタイプを資料にして作成したため,新聞関係の用語

や,新聞に使われやすい専門的なことばなど,一般セこは,あまり,なじみのな いことばが,かなりはいっている。たとえば, 「5。新船」 「9.海,員」 「10.

勧告」「11.発効」 「14.教化」 「16.化成」「18B必至」28A局限」「31、

収拾」「33.両改正案」r34.公示」「35.圏外」「39.狭義」「41.厚生j

r45.連名」「48.参院選」「イ52.既成」「イ54.就航」「イ55.今秋」など

である。これらのことばは,「同音語判別テスト」の出題語としては,不適当

と考え,この中からは,出題しないことにした。

 また,固有名詞的なことば,一一たとえば,「46.目赤・日石」「47.日航」「49.

紀勢線jrso.中共」一も,岡音語の問題としては,やや特殊なものなので,

「同音語判別テスト」の出題語には,しないことにした。「問題 ロjの第51 問から第55問までは,出題形式を考えるために設けたものなので,この中から

出題語の選定は行なわない。

 以上のものを除外した上で,r隅音語糊別テスト」の出題語は,原則とし

て,この予備テストの無三者率(燗題イ」「問題ロ」の両方に嵐題したものについ

、ては,両問題を合わせた無答曲率による)が,30%未満のことばの中から選定する

ことにした。これらのことぽは,この予備テストにおいて,7割以上の被験者

が,なんらかの同音語を記入することができたものなので,少なくとも高校生程 度を対象とする陽音語テストに出題することばとしては,適当と考えられる。

       88

 無答老身30%未満のものの中から,実際に,どれを出題するかについては,

「語の結合」「贔詞性」「慣用的用法」などの圖音語判別条件の設定を中心に

考え,さらに「正筈率の男女差」なども考慮して選定を進めた。その結果,

「1.カガク」「2.ギイソ」「3.ジュショウ」「7.キカク」「12.ガッカ イ」「i7Aフウセツ」「19Aイチドウ」「20Bコソセン」「21Aソウイ」「22Aカ ソシン」「23Aカソショウ」「ロ27Bタイショウ」「37.シティ」「38.キケ

ソ」「42.=ウレイ」「イ51.シセイ」「イ53.シソコウ」を選定した。

 しかし,「同音語判別テスト」の問題を作成する段階で,これらのことば

に,判別条件や交脈を設定して検討した結果,つぎにあげるものについては,

蟹標語(問題交にあてはまる語)を, 「予備テストにおいて,もっともまぎれた 語(最高鑛度の誤答一表8)」と入れかえた。

23712

    :予備テスト 判別テスト

ギイソ   (議員)→(議院)

ジュショウ(授賞)一→(受賞)

キカク  (規格)→(企画)

ガッカイ (学界)一→(学会)

     予備テスト判別テスト

37 シティ (子弟)→(指定)

42 コウレイ(高令)→(恒例)

イ51 シセイ (市政)→(施政)

 「同音語判別テスト」においては,大学生もテスト対象になるので,予備テ ス〉の無品点者率がやや高く,高校生程度には,あまり,なじみがないと推定

されたことばも出題することにした。この観点から,無解答翁忌30%〜40%の もののなかから,比較的,正答率の高かった「40.キョウコウ(強行)」を,大 学生向きの出題語として選定した。

 以上の方針とは,全く別に,特殊な使用分野で使われる専門的なことばの場 合の,同音語問題を調査するため,スポーツ関係の専門的なことばとして,

「32.コウシュ(攻守)」「36.フジソ(布陣)」の二つを選定した。

 2.4 出題形式の選定

 同音語が,手函されていくプロセスを,テストによって追求するためには,

被験者の言語意識に,どんな同音語が存在しているかを,まず確かめておく必

要がある。予備テスFのような問題形式によっても,その誤箸傾向から,被験

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者の思い出しうる同音語の範囲(種類)を推察して,この点を確かめることは,

必ずしも不可能ではない。しかし,はじめから判別条件や:文脈が与えられてし まっているので,記入する同音語の範囲が,しぼられてしまい,こうしたこと

がらを調査するには,不向きである。もちろん「問題ロ」に設けたような選択

肢法(第51問〜第55問)では,問題にならないQ

 そこで,「同音語判別テスト」においては,「半捌条件や交脈を与えてH標 語を思い出させるテス5」を行なう前に,「思いついた岡解語を,すべて書き

並べさせるテス5」を行なうことにした。

 つぎに「予備テスト」の「問題イ」と「問題ロ」の問方に出題したことばに ついて,テスト結果を比べてみると,判別の手がかりの多い「問題ロ」の正答 率の方が,やや高くはなっているが,われわれが予想したほどの違いは見られ

なかった。これは,ひとつには,「問題ロ」で与えられた判鯛条件や文脈が,

被験者にとって,あまり強い手がかりにならなかったためと考えられる。した がって,高校生程度を対象とする同音語テストにおいて,判別の手がかりが有 効に働いたかどうかを調査する場合には,「問題イ」と「問題 」のあいだの 相違ぐらいでは,はっきりしたテスト結果が,得られない。そこで,「同音語

判別テスト」においては, 「判別条件を一つだけ与・え.たテスト問題」と「その

前後にかなり手がかりとなる文脈を与えたテスト問題」とを出題し,両者のあ いだに,判別の手がかりとしての有効さに,はっきりした違いをつけることに

した。

 「問題ロ」の正答率があまり伸びなかった,もう一つの原因は,同程度(同

学年)の被験者ではあっても,同一人を対象とせず, 「問題イ」と「問題ロ」

とを,別々の人について調査したためではないかと考えられる。同音語の判別

過程という問題は,かなり個人差が予想されることがらなので,やはり,同一 人を対象として,調査しないと,はっきりした結果が得られないのではないか と推定された。「隅音語判別テスト」においては,さきに述べた3種のテス

ト,すなわち「思いついた同音語をすべて書き並べさせるテスト」「半捌条件・

を一一つだけ与えたテスト」「その前後に文脈を与えたテス ト」を同一人につい て行なうことにした。

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 予備テストにおいて試みた選択肢法(「問題ロ」第51問以下)1ま,漢字を用い

て記入させるテスト方法のように,漢字能力に左右されないために試験的に行

なってみたが,選択肢法で出題できるような同膏語セヅトを晃つけ出すことが,

かなりむずかしい上に有効なテスト問題が作りにくいため,「同音語判別テス トjでは,この出題形式は採用しないことにした。しかし,2.3の「テストの 結果」によってもわかるように,無答者率が,他の場合よりも,著しく低い点

などからみて,漢字能力の低い被験老を対象とする同音語テストにおいては,

:有力なテスト:方法になるものと思われる。

 予備テストの第12問から第16問までの5隙こは,判別の手がかりとして「語 の並立」を試みた。「語の並立」は,同音語を判別する手がかりとして,かな

り有力なものとみられる(第V章3参照)。しかし,繍初漁などの判別条件より は,その性格が,文脈に近いと考えられる。それゆえ,、「同音語判別テスト」

では,文脈の中に含めて扱った。

 予備テストの第17問から第24問までの7問;こは,語の用法についての認識 が,岡音語の判別にどの程度役だつかを調べるために,同音語をどう使い分け

るかを並列の形式で出題してみた。、しかし,この方法は,出題形式そのもの

が,有力な手がかりになってしまうおそれが多分にあるので,半捌条件のきぎ

:方を調査する方法としては,不適当と考え, 「同音語判別テスト」では採用し ないことにした0

3. 同音語判Sljテスト

 3.1テストの痩的

 同音語の混同,あるいは判別の過程と,その要因をさぐって,同音語につい ての問題点を見いだすために,以下に述べるような実験テストを行なって,そ

の:分析を試みた。

 このテストは,つぎのようなことがらについて,一往の見通しを立てる目的

で実施したものである。

④同音語の判別過程について

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