長 井 勘 治
資 料
〈A高校〉
生徒アンケート結果1(抜粋)
調査時期 平成7年度の3学期
調査対象 1年生(13期生)、434名
・「あなたは中学時代、A高校をどう思っていましたか」という質問に対し、「のんび りした生徒が多い学校」が32%ともっとも多く、「クラブ活動や設備が整った学校」
が13%と続いている。
・「あなたは中学時代、A高校に入りたかったですか」という質問に対し、「是非入り たかった」「かなり入りたかった」「まあ入りたかった」が59%に対して、「あまり 入りたくなかった」「はっきり言って入りたくなかった」が29%いる。
・「この1年間の学校生活についてどのような感想を持っていますかと」いう質問に対 して、学習面では、「レベルや内容が高く、進度も速いので大変だが何とか頑張って いける」が44%ともっとも多く、「期待通りのレベルや内容であまり勉強で苦労す ることはなく満足だ」が30%と続いている。
生活面については、「どちらとも言えない」が43%ともっとも多く、「不満」が4 1%と続き、満足と答えたのは16%である。
また友人関係クラブ活動については、「満足」が64%ともっとも多く、「どちらと も言えない」が29%、「不満」が7%である。
学校生活全般については、「どちらとも言えない」が47%ともっとも多く、「満足」
が35%、「不満」が18%と続く。
・「現在もっとも関心のあることは何ですか」という質問に対し、「将来・進学・就職 などのこと」が38%ともっとも多く、「私的生活(クラブ・校外活動・放課後)等」
が30%と続いている。
・「現在、「進路」のことをどのように考えていますか」という質問に対し、「進学」が 51%ともっとも多く、「全然考えていない」「考えているがまだ未定」が36%、「就 職」が13%である。
〈資料〉
生徒アンケート結果2(抜粋)
調査時期 平成7年度の3学期
調査対象 1年生(13期生)、434名
「A高校変革のアイディア・意見」集計 ○カリキュラムに関するもの・自分のレベルにあった授業を選ぶことができる(多数)。
・それぞれの進路に会わせて受けられる授業・科目が選べる授業(多数)。
・2年になれば、半分くらいは自分にあった科目・レベルを選びたい(多数)。
・得意科目の授業をたくさん受け、どんどん力を伸ばしたい(複数)。
・保育や福祉、コンピュータに関する授業(多数)。
・将来に向けて就きたい職業の講座(複数)。
・何か資格が取れる授業(複数)。
・学年の枠・クラスの枠を取り払って受けられる授業・講座(複数)。
○授業のやり方など
・体験学習・実習授業を増やしてほしい(多数)。
・校外での授業・野外活動・クラス活動を増やす(複数)。
・少人数授業(複数)。
・英・数の分割授業(複数)。
生徒アンケート結果3(抜粋)
調査時期 平成7年度の3学期
調査対象 3年生(11期生)のうち、3クラス101名
・「A高校では、3年生で特に選択科目を多くして、興味や必要あるものを勉強できる ようにしています。それを経験して」という質問に対して「選択科目を増やしてほし い」が48%、「このくらいでよい」が43%、「もっと少ない方がいい」が9%で ある。
・「あなたの選んだ選択科目は」という質問に対して、「これでよかった」が47%、「今 思うと間違いだった」が53%である。
表4−5−1 A高校「産業社会と人間」年間指導計画 1年生
学期 月 テーマ 内 容
1
4
オリエンテーション この授業の目的・年間計画などについて説明 5 自分を表現し、お互いを知るi作文と発表)
本校入学の経緯、動機・これからの高校生活で 竄閧スいこと・将来の夢について作文を書き、
ヌ毎で発表、質疑応答をし、班代表がクラスで ュ表、質疑応答をする。
6 高校卒業後の進路の概要① 大学・専門学校・就職の概要 6 ケントウヅド高校生との交流会 交流校との国際交流(2時間連続)
7 夏休みの課題について 夏休み課題レポートについての説明
夏休み 課題:身近な人にインタヒ ユー 身近な人にインタビューしレポートにまとめる 2 910 課題レポートの発表 各自のレポートを発表し合うことにより、多様
ネ生き方・感じ方を知る
10 高校卒業後の進路の概要② 進学、就職の概要、および諸資格について知る 10 成績と評定について 評定(平均)・調査書について知る
11 進路講話 本校卒業生から話を聞く、作文(2時間連続)
11 高校卒業後の進路の概要③ 大学・短大の学部・学科について知る 12 校外学習事前指導 説明・班分け・役割分担
3 1 校外学習 企業見学
1 企業見学の
@ レポート作成と発表準備
15
12 レポート発表 クラス発表
2 進路講話 地域で活動しておられる方のお話をうかがう
〈資料〉
表4−5−2
A高校「産業社会と人間」年間指導計画 2年生学期 月 テーマ 内 容
1
4
4年制大学・短期大学説明会 主な学部・学科と将来の職業の説明 5 専門学校説明会 各分野と将来の職業・資格の説明 5 適性検査 事前指導 適性検査とは何か、受験上の注意5 適性検査 (2時間連続)
6 適性検査の事後指導 適性検査の返却と事後指導
6 3年次コース選択について 各コースの説明(卒業後の進路説明を含む)
7 夏休みの課題について 課題についての説明など 夏休み 課題:何かに主体的に取り組
ン、その体験記を書く
福祉保育・ボランティア・看護婦体験・企業訪 竅Eオープンキャンパスなど
2 9 課題レポートの発表 様々な世界・取り組み・生き方を知る 10 進路別見学会(午前中) 3年次の選択コースに合わせて見学に行く 10 見学報告レポート作成
10 見学報告会
11 外部講師による講演会 大学の最近の動向と進学の心構え
11 足元を固め社会の動きを知る 自分の生活・進路チェック・大きく変動する現 ンの産業就業構造について知る
12 進路講話 企業の人事担当者より・作文(2時間連続)
3 1 進路講話 地域で活動しておられる方のお話をうかがう 2 面接・マナー講習 面接指導の専門家より(2時間連続)
2 3年生に向けて 進路希望調査・作文(3年生での決意と豊富)
〈B高校〉
表5−5−1 「産業社会と人間」年間指導計画(1998年度)
1学期
①卒業生の講演。
中学時代の自己で車椅子生活をすることになった彼女が、自分自身を受け入れ ることがむつかしかった3年間を振り返る。
②漫画「スローニン」
挫折感を持った若者2人と彼らをとりまく人々との様々な出会いの物語を読む ことにより、「がんばることは、かっこわるいのか。」「夢を持つとは、どうい うことなのか」等の問いかけを生徒に投げかける。
③何度も学校をやめようと思いながら、何とか卒業した先輩の手記を読む。
④プロとは何か。
プロの仕事に挑戦する若者の姿を見て、プロのきびしさ、働く苦しみ、喜びを 感じ取る。
⑤各担当者が、それぞれ教材を用意する。テーマの制限はしない。
2学期
①専門学校体験入学および大学・短大キャンパス見学
現時点で、大学・短大への進学を希望している生徒は、キャンパスを見学した り、大学・短大の先生方の話を聞く。それ以外の生徒は、自分の希望する専門 学校への体験入学をする。これは、専門学校を知るためではなく、プロの厳し さ、プロの仕事内容を学ぶのが目的である。
②相田みつをの詩を読む。
相田みつをの詩を読み、共感できる詩、好きな詩を選ぶ。各クラスの人気のあ つた詩のベスト10の発表なども行う。
③自分の好きなところ、嫌いなところ
自分の好きなところ、嫌いなところを自分自身で書き出したり、誰かに代わる としたら誰に代わりたいか等を書く。
次の時間に、教員がまとめたものを提示する。生徒は、自分が嫌いなところ は、案外、他のクラスメートと共通点があることや、誰とも代わりたくないと
〈資料〉
いう意見が案外多いことなどに気づく。
④漫画「シッタとシッタカブッタ」
ブタが主人公の4コマ漫画。人間関係(ブタ関係)の難しさに悩む。
⑤絵本「100万回生きた猫」
100万回生きた猫の本当の幸せとは、何かを考える。
⑥絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」
しろいうさぎとくろいうさぎの出会いの物語を通して、自分の気持ちを伝える などをテーマに考えてみる。
⑦ネズミと怪獣とすてきな自分と
人間のタイプをネズミタイプ(相手に会わせるばっかりで言いたいことが言え ない)と怪獣タイプ(自己中心的)に分け、人間関係トレーニングをやってみ る。
3学期
①アニメ「ドラえもん」のび太とジャイアンとすねお
アニメ「ドラえもん」の登場人物、のび太、すねお、ジャイアンがおりなす人 間関係の中で、ドラえもんの道具が持つ役割などを考え、我々が持つコミュニ ケーションの道具、言葉について考える。
②鈴鹿八耐レースのビデオを見る
島田紳助とその仲間の、鈴鹿8時間耐久レースの挑戦を描いた番組を見て、チ ームワークとは、一生懸命とは、を生徒に問いかける。
③原田のジャンプ
先の長野オリンピックでのジャンプの原田選手のドキュメント番組を見て、彼 の挫折の意味を考えたり、日本ジャンプ陣の団体金メダルを陰で支える人々の 存在に気づかせ、チームワークの意味を考える。
④先輩3人の講演
高校生活を6年間、5年間、4年間すごして、この春卒業する3年生の男子生 徒3人の話を聞く。彼らが、なぜ、高校をやめずに、がんばれたのか等が、テ ーマ。