①準備A(タイコ設置)→自由叩き→終息後10秒→準備B導入
②準備B(タイコ・音楽)→自由叩き→終息後10秒→介入A)導入
③介入A)音楽8拍→ストップ→タイコ叩き→音楽8拍
↓→無反応10秒→プロンプト2打→音楽8拍
④準備A(タイコ設置)→自由叩き→終息後10秒→準備B導入
⑤準備B(タイコ・タッピング)→自由叩き→終息後10秒→介入B)導入
⑥介入B)タッピング10秒→ストップ→タイコ叩き→タッピング10秒
↓→無反応10秒→プロンプト2打→タッピング10秒
*好子提示中に「タイコ叩き」が生起したときは、「タイコ叩き」が終息するまで好子 提示継続→「タイコ叩き」終息10秒後好子提示
Table56A児:要求行動課題②記録例 △ △ △ △ △ 日付
音楽
準備A 準備B
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫得点 9/30 279秒 13秒
○ ○O
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 11シャカ
ャカ
準備A 準備B
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫得点
73秒
9秒 ○ ○ ○O
○ ○ ○ ○ × ○ ○O
11*随伴stop中10秒以内に生起したrタイコ叩き」=O
*△印はSSの好子随伴中に生起したタイコ叩き
・プロンプトした場合=×
Table57A児:要求行動課題②マニュアル
児;専求行動課題②(タイコ叩ε)マニュアル 既知随伴性による期待度の要求行動形成に及ぼす効果
①準備A(タイコ叩εによる感覚刺激が好子τある段階):タイコ自由叩き
・時間無制限・A児長座位・タイコ右設置・タイコ叩きが持続する時問を測定
・タイコ叩きが終息してから10秒経つまで実施
②準備8(外部からの刺激がある状態石もタイコ叩εが持続する段階):タイコ自由叩き
・時問無制限・A児長座位・タイコ右設置
・準備①の後、すぐに刺激A(音楽)を連続提示
・タイコ叩きが持続する時間を測定
・刺激A提示中のタイコ叩きが終息してから10秒経つまで刺激継続→刺激A撤去(STOP)
③介λA:音楽(A児スペシャル)
*独立変数:音楽・従属変数:タイコ叩き行動
・12試行実施・A児長座位・タイコ右設置
・10秒以内にタイコ叩き生起→刺激A(音楽)提示(8拍)→記録は○→以下、その繰り返し
・10秒間無反応→プロンプト2打→刺激A(音楽)提示(8拍)→記録は×
・A児が強度の弱視のため右手がタイコから落ちた場合のみ介助しタイコの上に置く(カウント無)
④準備A(タイコ叩きによる感覚刺激が好子石ある段階):タイコ自由叩き
・時問無制限・A児長座位・タイコ右設置
・タイコ叩きが持続する時間を測定
・タイコ叩きが終息してから10秒経つまで実施
⑤準備8(外部からの刺激かある状態τもタイコ叩きが持続する段階:タイコ自由叩き
・時間無制限・A児長座位・タイコ右設置
・準備⑤の後、刺激B(タッピング)を連続提示
・タイコ叩きが持続する時間を測定
・刺激B提示中のタイコ叩きが終息してから10秒経つまで刺激提示継続→刺激B撤去(STOP)
⑥介λ8=タッピンヴ(復方から肩を中心じした身体への両側性刺激)
*独立変数:タッピング・従属変数:タイコ叩き行動
・12試行実施・A児長座位・タイコ右設置
・10秒以内にタイコ叩き生起→刺激B(タッピング)提示(10秒)→記録は○→以下繰り返し
・10秒間無反応→フ。ロンフ。ト2打→刺激B(タッピング)提示(10秒)→記録は×
・A児が強度の弱視のため右手がタイコから落ちた場合のみ介助してタイコの上に置く(カウント無)
⑦準備A(タイコ叩きによる感党刺激が好子τある段階):タイコ自由叩き
・時問無制限・A児長座位・タイコ右設置
・タイコ叩きが持続する時問を測定
・タイコ叩きが終息してから10秒経つまで実施
⑧準備8(外部からの刺激がある壮態冠もタイコ叩εがする段階)3々イコ自由叩き
・時間無制限・A児長座位・タイコ右設置
・準備⑦の後、すぐに刺激C(シャカシャカ)を連続提示
・タイコ叩きが持続する時間を測定
・刺激C提示中のタイコ叩きが終息してから10秒経っまで刺激提示継続→刺激C撤去(STOP)
Q〉介λ0:シャプ,シャプ 遊び(ペットポト Lに綿を入れた楽器)
*独立変数:ペットボトル楽器・従属変数=タイコ叩き行動
・12試行実施・A児長座位・タイコ右設置
・10秒以内にタイコ叩き生起→刺激C(シャカシャカ)提示(3秒)→記録は○→刺激撤 去(STOP)
・10秒間無反応→フ。ロンフ。ト2打→刺激C(シャカシャカ)提示(3秒)→記録は×→刺激C 撤去
(STOP)
・A児が強度の弱視のため右手がタイコから落ちた場合のみ介助してタイコの上に置く(カウント無)
⑧準備B(外部からの刺激がある状態τもタイコ叩き力階持続する段階):タイコ自由叩ε
・時間無制限・A児長座位・タイコ右設置
・介入⑦の刺激C撤去後、すぐに刺激D(ハグ)を提示
・タイコ叩きが持続する時問を測定
・刺激D提示中のタイコ叩きが終息してから10秒経つまで刺激提示継続→刺激D撤去(STop)
⑨介λD= 、ヴ(側方から抱きかかえる)
*独立変数:ハグ・従属変数:タイコ叩き行動
・12試行実施・A児長座位・タイコ右設置
・10秒以内にタイコ叩き生起→刺激D(ハグ)提示(10秒)→記録は○→以下、その繰り返し
・10秒問無反応→フ。ロンフ。ト2打→刺激D(ハグ)提示(10秒)→記録は×
・A児が強度の弱視のため右手がタイコから落ちた場合のみ介助してタイコの上に置く(カウント無)
*上記の手順で、1日に2種類の刺激を各12試行連続で実施。8日間に分けて測定する。随伴中に rタイコ叩き」が続く場合は、好子随伴をそのまま続行し、rタイコ叩き」終、曹、するまで待つ。終
息して10秒経ったら、好子撤去。
結果
①要求行動課題②<音楽随伴条件>では、正反応率97.9%(47回/48試行)・音楽随伴中の タイコ叩き出現率20.8%(10回/48試行)である。要求行動課題①一第2期の正反応率 86。6%(104回〆120試行)・随伴中の出現率65.8%(79回/120試行)と比較して、正反応率 はかなり上昇が見られ、随伴中の出現率の急激な低減により、要求的行動と自己刺激的 行動としての「タイコ叩き」の間に明確な反応頻度の差が示された(Fig.83)。
②〈タッピング随伴条件>では、正反応率77.0%(37回/48試行)・タッピング随伴中のタ イコ叩き出現率10.4%(5回/48試行)である。要求行動課題①一第2期の正反応率62.5%
(75回/120試行)と比較して上昇が見られ、随伴中の出現率との差がさらに明確に示さ
れた(Fig.84)。
③<シャカシャカ随伴条件>では、正反応率85.4%(41回/48試行)・シャカシャカ随伴中 のタイコ叩き出現率0%(0回〆48試行)である。シャカシャカは今回初めての導入である が、正反応と強化子(好子)随伴中の差が明確であり、<音楽随伴条件>やくタッピン グ随伴条件>での学習ルールがA児に定着したことが推測できた(Fig。85)。
④<ハグ随伴条件>では、正反応率56.2%(27回/48試行)・ハグ随伴中のタイコ叩き出現 率41.6%(20回/48試行)である。ハグも今回初めての導入であるが、4種の強化子(好 子)の中で最も正反応率が低かった。また正反応と随伴中のタイコ叩きの差が明確でな く、この時点での本研究者の臨床的印象としては、A児は外界からのくハグ>に対して 「これは何だ!?」という定位反応によるr感覚遮断的な自己刺激行動」としてタイコ叩 きを生起させたのではないかと考えられた(Fig.86)。その印象を与えた根拠としては、A 児の腕・肩等の筋緊張や、低音の捻るような発声rウー」があったことによる。
〔手続〕
6)要求行動課題③
…実施期間:2005.10.7〜11.10
マテリアル:タイコ・キーボード(約20曲のうちから随時違う曲をフルコース提示)
シャカシャカ(ペットポトルに鈴を入れた音の出るA児用玩具)
独立変数:①A条件:音楽(毎回違う録音曲を流す)8拍分の提示
②B条件:タッピング(A児の両肩へのタップ)10秒間の提示
③C条件:シャカシャカ(玩具の音を鳴らす)3秒間の提示④D条件:ハグ(A児の側方から肩を抱く)10秒間の提示
従属変数:各強化子(好子)STOP直後10秒以内のrタイコ叩き」実施方法:S養護学校の「きらきらルーム」・長座位・ビデオ録画
各条件を毎試行交代で実施・1日に1SS(4種×3試行)ずつ実施(全
各24試行)
デザイン:ATD(操作交代デザイン〉
<PROGRAM>
①準備A(タイコ設置)→自由叩き→終息後10秒→準備B導入
②準備B(タイコ・好子1)→自由叩き→終息後10秒→介入A)導入
③介入A)好子提示→ストップ→タイコ叩き→好子提示 ↓→無反応10秒→プロンプト→好子提示
④準備B(タイコ・好子2)→自由叩き→終息後10秒→介入B)導入
⑤介入B)好子提示→ストップ→タイコ叩き→好子提示
↓→無反応10秒→プロンプト2打→好子提示
⑥以下、④⑤の繰り返し
*好子提示中に「タイコ叩き」が生起したときは、「タイコ叩き」が終息するまで好子 提示継続
Table58A児:要求行動課題③記録例
日付
準備A 準備B
タップ準備B
音楽準備B
シャカシャカ準備B
ハグ10/17
144秒
0秒 × 18秒△)
○ 0秒 ○
241秒
△)口
○︵△︶口
準備B
音楽準備B
シャカシャカ準備B
ハグ準備B
タップ15秒
△)
○ 0秒 ○
239秒
△)口
○︵△︶
0秒 ○