2回のALTとの活動で,聞き分けたり,しゃべったりできたか?
た。しかも,徐々に知的興奮を求めてくるということが,今回の2回のALTとの交 流活動から考察できた。特に高学年になると,いつまでも遊戯やゲームだけでは満足 しない。初めはゲームで満足できても,実はしゃべったり,コミュニケーションをし たりする活動を望んでいるのである。
今後は,児童のニーズを調査し,どのような取り組みが有効なのかを模索していき たい。
ALTが派遣される回数は少ない。児童は,知的興奮がある活動を求めてくる。担 任の手による英語活動を創出し,ALTを有効活用するという意識改革が必要だ。
参考文献 「小学校英語活動の手引」文部科学省
「小学校英語英語を構成する基本パーツ例20」畑屋好之
「国際理解に関する子どもの意識」守山市広報 H15.2
「国際理解に関するアンケート」半田市立乙川中学校 H9.4
小学校情報教育研究
教師が身につけたい情報活用スキルの研究
指 導 主 事 西 田 亙
研 究 員 呉 谷 かず子 ( 梅 香 小 )
〃 渡 邊 明 美 ( 浜 小 )
〃 丈 野 美由紀 ( 尼 崎 北 小 )
〃 杣 裕 之 ( 水 堂 小 )
〃 柳 井 和 久 ( 小 園 小 )
【内容の要約】
文部科学省の計画では,教育の情報化のため平成17年度を目標に,各教室にイ ンターネット接続したコンピュータが導入され,各教科の授業にもコンピュータ利 用が可能になると言われている。このような環境が整うと,今までよりも手軽にコ ンピュータを使う機会が多くなり,さらに情報教育の重要性が増してくる。
本研究では,情報教育を進めていくにあたって,指導する教師にどのような情報 活用スキルが必要であるかについて考えた。
キーワード:小学校,情報教育,総合的な学習の時間,カリキュラム,
情報機器,コンピュータ,インターネット,表現 教師の情報活用スキル
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1 はじめに 125
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2 研究について 126
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3 教師の情報活用スキルについて 127
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4 目標リストの活用について 129
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5 おわりに 131
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資 料 132
1 はじめに
平成14年度より新学習指導要領が完全実施され,各学校では本格的に総合的な学習へ の取り組みが始まった。小学校では,この総合的な学習の時間などにコンピュータやイン ターネットを利用する機会が増えてきた。
(1) 情報教育と総合的な学習の時間
平成14年6月に発表された「情報教育の実践と学校の情報化 (文部科学省)による」 と,小学校における情報教育の目標は 「 生きる力』の重要な要素として,教育活動全,『
,『 』 , 」
体を通じて 情報活用能力 をバランスよく 総合的に育成することを目標としている と述べられている。
この『情報活用能力』は,上の「情報教育の目標* 1」にあるように3つの要素から構成 されている。特に 「①情報活用の実践力」の内容は,総合的な学習の時間のねらいの1, つである「自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解 決する資質や能力を育てること」とほぼ一致する。
また,小学校では,情報教育のための教科は設定されていないため,総合的な学習の時 間で「情報活用の実践力」の育成を図ることが期待されている。したがって,子どもに情 報教育として,どのような能力を育成しようとしているのかを明確にしてカリキュラムに 盛り込んでいくことが重要であると言える。
(2) 教科と情報教育
情報教育のねらいの1つである「情報活用の実践力」の育成は,総合的な学習の時間に 期するところが大きいが,教科学習の時間においても情報教育を意識しながらカリキュラ ムを作成していくことが必要になる。
「情報教育の実践と学校の情報化」においても「情報活用能力の育成は,情報に関する 教科等のみでなく,学校教育活動全体で取り組まれて実現するものである。学び方や問題 解決の仕方の一つとして情報を主体的に選択・活用できる能力を育成することをねらいと
情報教育の目標としての「情報活用能力」
:
① 情報活用の実践力
課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することをふくめて,必要な情報を 主体的に収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏まえて発信・
伝達できる能力
:
② 情報の科学的な理解
情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と,情報を適切に扱ったり,自ら の情報活用の評価・改善するための基礎的な理論と方法の理解
:
③ 情報社会に参画する態度
社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を理 解し,情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え,望ましい情報社 会の創造に参画しようとする態度
する情報教育は,各教科等の目標の達成にも極めて有意義であり,各教科等の学習指導に おいても,情報活用能力の育成との関わりを理解の上,計画的に情報教育に取り組むこと を求められている」とある。
2 研究について
「教師が身につけたい情報活用スキルの研究」
(1) 研究テーマ
(2) テーマ設定の理由
新学習指導要領の完全実施に伴い,総合的な学習の時間等でコンピュータやインターネ ットの利用が盛んに行われている。また,総合的な学習の時間においては,様々な情報を 扱うために,情報教育の持つ重要性が増している。
「情報教育=コンピュータ」と捉えられているケースが多いが,コンピュータを操作す ることが情報教育ではない 「課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することをふく。 めて,必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し,受け手の状況などを踏ま えて発信・伝達できる能力」を育てることが,情報教育の目標である。コンピュータは,
情報手段の一つに過ぎない。図書室や社会見学で調べた「情報」を,模造紙や新聞にまと めて,教室や廊下に掲示するのも「情報教育」である。
これまで,子どもに対しての情報教育に関わる目標の体系化は進んできているが,それ を指導する教師が身につけなければならない資質や能力に関する研究はあまり進んでいな い。教師に対する情報活用スキルの「目標リスト」があれば,何をすればよいかの目安と なり,情報教育の推進に役立つと考えられる。
そこで,教師が身につけたい情報活用スキルには,どのようなものがあるのかを明確に することを研究のテーマとした。
(3) 研究の方法
前述したように,これまで教師の情報活用に対する資質や能力に関する研究はあまり進 んでいない。文部科学省は,平成15年3月に「ITを用いて指導できる基準の作成のた めの調査研究」を発表したが,IT活用に特化したもので,情報教育全般を網羅したもの ではない。
そこで,本研究部会では,様々な学習で情報を扱う場面を想定して,教師に必要な情報 活用スキルを洗い出していくことにした。なお,今回の目標リストの「(1) 情報モラル」
と「(2) 情報の収集」については,平成13年度の本部会ですでに作成済み(当センター 紀要39号62ページ参照)であるので 「情報の収集」に続く場面として「表現」を取、 り上げることにした。
また,教師に必要な情報活用スキルの洗い出しは,永野和男教授が発表された「情報教 育目標リスト (資料参照)を使い,情報教育で子どもたちに育てたい力を確認しながら」 行った。
3 教師の情報活用スキルについて
今回の研究では,集めた情報を表現する場面で,どのような情報活用スキルが教師に必 要かを検討し,目標リストの作成を試みた 「表現」活動と言っても大変幅広く,内容も。
。 , 「 」「 」
多岐にわたっている そこで 表現活動を 適切な情報手段の利用 整理・分析・判断
「発信・伝達 「評価」の4つのプロセスに分類して,それぞれのプロセスで必要な教師」 のスキルを検討していった。
, , , 。
なお 今回 コンピュータを扱う場面にこだわらず 様々な場面を想定するようにした 以下,今年度に作成した目標リストである。
*** 教師の情報活用スキルの目標リスト ***
表 現 に つ い て
3‑1 適 切 な 情 報 手 段 の 利 用
3‑1‑1 様 々 な 表 現 方 法 の 特 徴 を 説 明 し , 指 導 す る こ と が で き る 。 3‑1‑2 必 要 な 情 報 機 器 を 使 う こ と が で き る 。
3‑1‑3 子 ど も の 表 現 内 容 に 応 じ た 手 段 を 選 択 さ せ る こ と が で き る 。
3‑1‑4 集 め た 情 報 を 表 現 し て い く 見 通 し を 持 っ た り , 計 画 を 立 て る こ と が で き る 。
3‑2 整 理 ・ 分 析 ・ 判 断
3‑2‑1 収 集 し た 情 報 の 中 か ら , 必 要 な も の を 選 ば せ る こ と が で き る 。 3‑2‑2 効 果 的 な 資 料 を 選 択 さ せ る こ と が で き る 。
3‑2‑3 集 め た 情 報 を 活 用 し や す い よ う に 整 理 さ せ る こ と が で き る 。 3‑2‑4 集 め た 情 報 の 共 通 点 や 相 違 点 に 気 づ か せ る こ と が で き る 。
3‑2‑5 課 題 と 関 連 付 け て , 収 集 し た 情 報 を ま と め さ せ る こ と が で き る 。 3‑2‑6 要 点 を 簡 潔 に ま と め る よ う に 指 導 で き る 。
3‑2‑7 図 や 資 料 , 見 出 し な ど を 効 果 的 に 利 用 す る よ う に 指 導 で き る 。 3‑2‑8 相 手 に わ か り や す く , 見 や す い 構 成 や レ イ ア ウ ト を 考 え さ せ る こ と
が で き る 。 3‑3 発 信 ・ 伝 達
3‑3‑1 効 果 的 な 発 信 ・ 伝 達 の 方 法 が 指 導 で き る 。
3‑3‑2 伝 え た い こ と を 明 確 に し て , 相 手 に わ か り や す く 伝 え ら れ る よ う 指 導 で き る 。
3‑3‑3 事 実 に 基 づ い た 情 報 を 発 信 す る よ う に 指 導 で き る 。
3‑3‑4 順 序 を 考 え て , 相 手 に わ か り や す く 整 理 し て 発 信 さ せ る こ と が で き る 。
3‑3‑5 立 ち 位 置 や 声 の 大 き さ な ど を 場 所 や 状 況 に 応 じ て 指 導 で き る 。 3‑3‑6 入 手 し た 情 報 の 事 実 ・ 伝 聞 ・ 情 報 提 供 者 の 考 え ・ 自 分 の 考 え を 明 確
に 区 別 し て 発 信 す る よ う 指 導 で き る 。
3‑3‑7 情 報 の 入 手 先 を 必 ず 明 示 す る よ う 指 導 で き る 。
3‑3‑8 集 め た 情 報 を 伝 達 す る だ け で な く , 集 め た 情 報 か ら 考 え た こ と , 自