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ウ〜オ 間違いが1つ以上

ドキュメント内 Taro13-紀要表紙.jtd (ページ 61-74)

〈ワークシート〉

ステップ①↓ ステップ②↓ ステップ③↓

ドレミ書き書き大会① ドレミ書き書き大会② ドレミ書き書き大会③

3年 組 名前 3年 名前 3年 名前

ヒント↓ ヒント↓ ヒント↓

シ レ ド ミ ソ シ

① ② ③ ④ ① ② ③

)( ) ( ) ( ) )( ) ( ) ( )

( ) ( ( )

⑥ ⑦ ⑧

) ( )( ) ( ( )

線上の音 間隔近い音 ヒント5音 線上の音 間隔広い音 ヒント5音 線上の音 間隔広い音 ヒント3音

(グラフ2)

・ グラフ2)について,ステップ(

②のニアミスが極端に多い。これ は,高いレの音が初めて出てきた ので,レの読み方はわかっている が,高いレの書き方として,レの

(−)を書き忘れるという簡単な ミスをしてしまった児童が多かっ たことによるものである。

(グラフ3)

・左のグラフについて,ステップ④ の間違いが多い。問題の音符の種類 を増やしたため,間違いが多くなっ たと考えられる。

・音階(8音)をヒントにしたステ ップ⑤⑥の誤答人数が少ない。(グ ラフ1)の裏返しの結果である ・。 短い曲になったステップ⑨⑩のまち がいの内容は,全体的に一音ズレ で読んでしまったミスが多かった。

ステップ④↓ ステップ⑤↓ ステップ⑥↓(⑦⑧省略)

ドレミ書き書き大会④ ドレミ書き書き大会⑤ ドレミ書き書き大会⑥

3年 名前( 3年 名前( 3年 名前

ヒント↓ ヒント↓ ヒント↓

ド レ ミ ファソ ラ シ ド ドレ ミファ ソ ラ シ ド

( ) ( ) ( )

( )( ) ( ) ( ) ( ) (

( ) ) ( ) ( ( ) ( ) ( )

(線上の音,間隔広い音,ヒント3音) (線・間の音混合,ヒント8音) (線・間の音混合,ヒント8音)

4. 考察

ステップ①〜④は 「線」上の音(ド・ミ・ソ・シ・レ)だけに階名を書いたヒントを,

5音から2音掲載した「線」上の音符の読譜練習である。一つ一つの音符の間隔が広がっ たステップ②や,音符の種類を増やしたステップ④では,正解数が減った。これは,音符

。 , の間隔が開くことによって子どもたちは読譜しづらくなることを示すものであろう また 音符の種類が変わることによって,読譜に正確さを欠くようになる。ヒントの音の数も関 係しているかもしれない。ステップ⑤⑥では,階名を書いた音階(8音)をヒントにして

「線・間」いろいろな音符が出てきても,ステップ①〜④より正解数が増えた。これは,

子どもたちにとって,音符は 「線・間」の意識はあまり関係なく,音階を視覚的に捉え, て判断しているということが考えられる。また,継続して段階をおって進むうちに慣れて きたことにもよるのではないか,と考えられる。

ステップ⑨↓ ステップ⑩↓

ドレミ書き書き大会⑨ ドレミ書き書き大会⑩

いよいよ最後になりました 3年 組 名前(

スラスラ読めるようになったかな?

④ ⑤

3年 名前(

レベル2

) ( ) ( )( )( ) 今日から

( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )( ) ( ) いろいろなふしが

レベル1 出てきますよ レベル3

( )( )( ) ( ) ( ) ( )( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )( ) ( )( )( )( ) ( ) ( )

, , 。 ステップ⑨⑩では 4分の2拍子で4小節 4分の4拍子で4小節の読譜の問題である 正解が減っていた。そこで間違いの内容を調べると,曲のはじめの音符を1音,読み間 違えていた。その後続いて曲全部を一音ずれて書いてしまっていた。それについは次の時 間に最初の音を教えて直させるとすらすら続いて書いていた。そのことから,音の高低は 理解しているが,簡単なミスをしていたことがわかった。

5. 実践の成果と課題

「ドレミ書き書き大会」は,1学期に5回,2学期に5回の計10回実施した。回数を 重ねるごとに 「今日も書き書き大会しようよ!」といった声が上がり,児童の様子か, ら,楽しみにしていることが伺えた。間違え直しをしている児童を待って,次のプリン トを全員で行っていった。そのために5分以内に読譜の時間を収めたかったが10分以 上かかってしまうこともあった。しかし回を重ねる事にしだいに慣れていった。速さを 競うのではなく,いかに正確に読めるかということを重視した。子どもたちに 「書け, た数が少なくても,答えが正しければ100点だよ 」と知らせると,子どもたちは集。 中して取り組み,どの子も全問解答,全問正解をめざして頑張った。このように「ドレ ミ書き書き大会」の実践を継続的に毎時間取り組んでいった。そうしているうちに,ワ ークシートを返したときに 「しまった!こんなとこ間違えた。今度は絶対100点と, るぞ!」とか 「うわぁ,連続花マル100点だぁ!!」と,自分の頑張った成果を一喜, 一憂する子どもの姿が見られた。時間制限することについて,はじめは不安だったが,

子どもたちの一人一人が集中して取り組めた。

実践前までの授業形態は,歌を歌ったり,楽器の演奏のような表現活動が多かった。

しかし,この実践で,プリントをする,という書く作業をいれたことが,かえって授業 の引き締めになったようだ。また,読譜をより楽しむために 「ドレミの歌」で身体表, 現しながら歌ったり 「ドレミトランプ」で遊ぶなどをした 「ドレミ書き書き大会」だ, 。 けで読譜の基礎的な指導の活動でなく,より楽しく読譜活動ができたと思う。

しかし,ステップが進むにつれ読譜につまずく子が限定されてきた。そこで,繰り返 し個人指導を行い,その子どもにとって「ドレミ書き書き大会」が負担にならないよう 支援した。子どもの好きな合格スタンプをいろいろ使ったり,励ましの言葉をかけたり して,できた喜びを味わうことができるよう配慮した。ところが,中には個人指導した その場では分かっていても,いざ自分で問題を解くときになると正しく答えられない子 どももいて,なかなか急に大きな成果に結びつかないところもあった。

そこで,今回実践した「基礎的な学習」は子どもたちにとってどうだったのか 「し, つもんします!」のアンケートで意識調査を行った。基礎的な学習に関しての項目『4 音譜を「ドレミ〜」で読むことは好きですか』を付加したアンケートをとった。結果 は次のようになった。

(グラフ2)

左グラフの結果からこの 4ヶ月の間で,子どもた ちは「読譜」に対する抵 抗感が少なくなったこと が伺える。7月の時点で も 「 は い 」 と 答 え て い, る児童は,50%以上い る が , 1 2 月 に は 「は, い 」 が 若 干 増 え 「いい, え」は減って2%になっ ている。例年に比べ,子どもたちは,リコーダー学習においても,階名読みにつまずくこ とが少なくなっている。それは,階名読みがスムーズにできていることから,どんどん新 しい曲も自分で読んでいき,色々な曲が子どもたちの中にレパートリーとして広がってき たからだと考えられる。これは,毎時間「ドレミ書き書き大会」を続けた結果,自然に無 理なく大半の児童が,かなりスムーズに読譜ができるようになった結果である。

(グラフ1)

音楽の基礎を「リズム と楽譜を対応できる力」

に絞りこの実践をした結 果 「 意 欲 」 を 高 め る こ, とにつながるのではない か,という仮説の検証と して (グラフ1)の意, 識調査をした。結果につ いては,7月の時点でも

,「 」 78%の児童が はい とこたえているが,12月には86%になっている 「いいえ」については7月に1%だ。 ったが12月には0%となった。

このように,基礎指導で学んだものを音楽活動の表現に生かすことで,子どもたちの意 欲が高まり相乗効果があらわれたと考えられる。子どもたちの中には音階表が必要な児童

, ,

もいるが 殆どの児童は時間の差はあっても自力で読譜しようとする子が多くなったので 音楽活動をする上でのひとつの基礎的能力が身についてきた。これらの結果から「発展性 のある基礎・基本にできるだけ絞り込んで,楽しく学習する」という方向で音楽の授業づ くりを考えていきたい。時数の少ない中で,これからの新しい音楽科を追求する上で,重 要な課題になってくるのではないか。

4 音符を「ドレミ〜」で読むことは        好きですか

0 % 2 0 % 4 0 % 6 0 % 8 0 % 100%

は い ふつう いいえ

7月 上 旬 12月上旬

1 音楽の時間は好きですか

0%

20%

40%

60%

80%

100%

はい ふつう いいえ

7月上旬

12月上旬

実践例3とその考察

(3)

武庫北小学校 4年生(1・2・3組 112人)

1.題材「リズムにのって伴奏しよう」

ア 教材「いろんな木の実」について

教材として取り上げた「いろんな木の実」は,NHK「みんなの歌」で発表されて 以来,広く親しまれている曲である。南国に豊かに実る木の実や果物をユーモラスに 描いた歌詞がつけられており,それがリズミカルな曲調によく合って,歌う楽しみを 味わわせてくれる曲である。

子どもたちが学習の中で一般的に使う打楽器(タンブリン,すず,カスタネット,

トライアングルなど)については,2年生までに一通り経験してきているが,本教材で は,ラテン楽器(コンガ,ボンゴ,マラカス,ギロ,クラベスなど)を使用する。楽 しい雰囲気の中で学習を進めながら,子どもたちにそれぞれの楽器の基本的な奏法を 学ばせたい。さらにそれぞれの楽器に親しみ,楽器の個性をつかみ,その楽器にふさ わしいリズムパターンを体得させたい。

その結果,それぞれの組み合わせを考えてリズム伴奏を工夫し,拍の流れにのって 歌に合わせて表現を楽しむことができるようにしていきたい。

<概要>

音楽の流れにのってリズム反応ができる能力を獲得させることと,リズム譜を読む ことができるようにするために,ラテン楽器を使って「いろんな木の実」のリズム伴 奏の工夫に取り組んだ。

<学習の流れ>

リズムカードを提示して,手拍子でリズム打ちの練習をする。

それぞれの楽器の奏法を学ぶ。

グループごとに全部の楽器を一人ずつ実際に体験する。

各自,自分の好みの楽器を選び,それぞれパートごとに分かれて練習する。

それぞれの打楽器グループの中から1名ずつ出て,リズム伴奏を合わせる。

音量のバランス 始まりや終わりの部分 1番 2番における打楽器の組み合わせ ア

・ , , , (

ンサンブル)を考える。

・曲にあったリズムアンサンブルの伴奏を工夫し,歌とリズム伴奏が拍の流れにのっ て互いに聴き合いながら演奏できるように活動を進める。

ドキュメント内 Taro13-紀要表紙.jtd (ページ 61-74)