⑦引越保険で書面交付をしなかった引越業者
⑧支払い方法を変更したら解約になった保険 業者
⑨エステが2,100円とホームページに書かれ ていたのに、3万円の化粧品をボトルキー プするよう言われたエステ業者
⑩マグネット絵本の角が処理されていない
⑪突然粉々に破損して怪我をした全面物理強 化ガラス製鍋ふた
⑫金魚の飾りセットの鉛のおもりで中毒に
その他、よく寄せられる問い合わせを基 に、FAQをタイムリーにホームページで情報 提供し、報道発表につながったものもあった。
3 事業団体や関連機関等への 要望および情報提供
相談処理を通じ、問題点が明らかになった 事例について、業界団体、関係行政機関等に 要望や情報提供を行った。
主なものとして
① アフィリエイトやドロップシッピングに関 する消費者トラブル
②「怪しい社債」に関するトラブル
③ クレジットカードのリボルビング払いに関 するトラブル増加
④ ワールド・リソースコミュニケーション
(アフリカントラスト)名による社債販売 などがあった。
相談内容や事実確認が取れた内容を基に、
業界団体や関係省庁等へ要望、情報提供を行 なった。
4 一般消費者への情報提供
消費者トラブルの未然防止および問題解決 のため、『月刊国民生活』や当センターのホー ムページに具体的な相談事例を紹介した。
報道発表を通じ、相談件数の増加している ものや、問題性の高いものについて消費者に 情報提供しているほか、関係省庁や業界団体 に改善要望や情報提供も行っている。2009年 度の主なものは次の通り。
①アフィリエイトやドロップシッピングに関 する消費者トラブルについて
②見知らぬ業者からの「怪しい社債」の勧誘 に耳を貸さないで!
③名刺広告掲載の電話勧誘トラブル
④パチンコ・パチスロ攻略法の取引に注意!
⑤利用の前によく確認を!クレジットカード のリボルビング払い
⑥「無料」を強調しながらも有料期間に自動 移行する宅配ビデオレンタルのトラブル
⑦商号変更後・会社解散後も旧社名で社債を 発行する業者
⑧「絶対儲かる」「返金保証で安心」とうた う情報商材に注意!
5 個人情報相談
個人情報保護法の2005年4月1日の全面施 行に伴い、同日より開始した“個人情報相談”
も5年が経過した。
2009年度の個人情報に関する相談は1,611 件、内訳は苦情が1,421件、問合せが190件で あった。
昨年度の実績と比べると、相談全体では31 件増加、内訳は苦情が40件増加、問合せが9 件減少となっている。
6 消費者苦情処理専門委員会 事業
消費者苦情処理専門委員会の運営
本委員会は、当センターが受け付けた苦情 相談で、高度な法律的判断を要する事案につ
2.相談事業
き、理事長からの諮問に応じ、公正かつ中立 的な立場から助言等を行っている。2009年度 は1件の諮問を行い、次の助言を得た。
「がんの摘出手術に必要な血糖コントロー ルのための入院に対して、がん保険の入院 保険金が支払われないトラブル」
⑴苦情相談の概要
相談者は、2006年にA病院で前立腺がん と診断され、定期的に通院して抗がん剤の投 与を受けていた。2008年4月に、さらに治療 が必要だと診断され、B病院を紹介された。
B病院で今後の治療方針を検討した結果、摘 出手術が決定した。手術に向けて血液検査を したところ、手術をするためには血糖値の調 節が必要であると説明され、血糖値を下げる ためにB病院に入院した。血糖値が下がった ので、一旦、退院し、改めて手術日が決定し たので、再びB病院に入院して摘出手術を受 けた。
退院後、2度の入院について、がん保険の 保険金を請求したが、保険会社(以下、「C 社」という。)は、1度目の入院は保険金の 支払事由に該当しないと判断した。
相談者は、B病院の担当医より「がんの手 術をするために、入院による血糖値の調整が 必要である。糖尿病の治療は手術後に改めて 行う」と説明された。C社の判断には納得で きない。
(相談受付:2008年9月22日)
(契約当事者 59歳・男性・給与生活者)
⑵諮問事項
がん保険加入者は、保険会社の保険約款に 基づき、がんの摘出手術に必要な血糖コント ロールのための入院に対して、保険金の給付 を求めることができるか。
⑶小委員会の結論
本件で問題となるのは、本件保険約款の支 払事由を定める「責任開始日以後にがんの治 療が必要とされ、その治療を受けることを直 接の目的として入院(再入院も含みます。)
していること」という条項の意味内容である が、本小委員会における審議の結果、本件に おける1度目の入院は、この支払事由に該当 し、相談者はC社に対して、入院保険金の支 給を求めることができるとの結論に至った。
⑷理由(法的考察)
以下の内容につき、検討を行った。
・保険約款の解釈について
・支払事由に該当するかの検討
・消費者トラブル防止のための方策
なお、2009年4月、裁判外紛争解決委員会 事務局(ADR室)が設置され、全国の消費 生活センターの相談処理において解決困難、
あるいは法的判断が必要とされる案件は、
ADRで解決を目指すこととなった。このた め、消費者苦情処理専門委員会は、2010年1 月より休止することとした。
7 消費者判例情報の収集と提供
消費生活センター等における相談処理の参 考情報とするため、消費者問題に関する判決 情報を収集し、消費者判例情報評価委員会に おいて、解説執筆及び判決についての審議・
検討を行っている。
主なものは、『月刊国民生活』や国民生活 センターホームページを通じ、消費者に情報 提供している。
(相談部)
事故情報の分析・提供
⑴事故情報の分析・提供
危害情報システムや消費者トラブルメール 箱に寄せられた商品や役務、設備等による危 害・危険等の事故情報を分析し、消費者への 注意喚起を目的に事故情報を迅速に提供し た。
2009年度はマスコミ等を通じて12件の事故 情報を提供した。
①ホクロ取りでの危害─エステや自己処理で やけどや傷─(2009年4月)
②女児の目にボタン電池が!─電池のサビ等 により入院手術 著しい視力低下─(4月)
③犬・猫用ペットフードの安全性に関する相 談(5月)
④注意!自転車用傘ホルダーに差し込んでい た傘が車輪に巻き込まれ 大けが!(6月)
⑤強化ガラス製食器の破損事故─強化ガラス の種類によっては破損時に激しく破片が飛 ぶことも─(7月)
⑥金魚の飾りセットに鉛のおもり!─鉛中毒 の危険性、小児科医からの警告─(10月)
⑦「外食」先で提供された食品に係わる事故
─事故に遭ったときの対処方法などについ て─(11月)
⑧キャリーバッグでの事故─他人を怪我させ てしまうケースも─(12月)
⑨お菓子にそっくりなせっけん等を誤食(12 月)
⑩まつ毛エクステンションの危害(2010年2 月)
⑪ジュニア用ブーツの左右の飾りが絡まり転 倒(3月)