A. 卵。
3 企業(製造業)
3.3 食品加工業
ヒアリング:食品Y社富士裾野工場・総務課
◇
Q. 問いの4に移りまして、低周波地震の発生以来、こち らの事業所の方で、富士山噴火に対して、何か対策をた てられていらっしゃいますでしょうか?
A. 噴火というよりも、主に地震対策なんですけれども、
地震対策についてはとっています。
Q. 具体的にどのような?
A. まず、一番大きいのは転倒防止ですね。地震による、
タンク等がありますので、そういったものの転倒防止。そ れと、まだこれは予算の関係で、今年下りたものなんで すけれども、こういったガラス張りが多いものですから、
それの飛散防止対策ですね。積極的にはそういったもの が大きいですね。
Q. そうですか。タンクが転倒しないようにとか、対策をた てられているとか。次に移らせていただきまして、今後、
火山活動が異常になった時に事業所の方で緊急対策を たてる計画というのはございますでしょうか ?
A. すでにうちの方では、こういった地震防災マニュアル というのを作りましてやっておりますので、多分、新たに 計画をたてるということはないですね。
Q. そうですか。こちらはいつ頃作られたものですか?
A. これは5年、6年前になりますよね。それをずっと更新 してきていますので、最近では平成13年に更新したもの が今新しい物なんですけれども。
Q. 先程のタンクですとか、そういうものを考えたかたち でということで。
A. はい、あとは地域との関係もありますので、そういった 個別の行動基準まで作りまして。ここにいる時に地震が 起きるとは限りませんし、いつ起きるかわかりませんので、
そういった時にどういった対応をするかと。それで安否の 確認はどういう手順でやるのかということで、たてていま すので。
Q. 新たにということは?
A. ないです。
Q. 最後のページに移りまして、1707年の宝永噴火とい うかたちで作ったんですけれども、もしこのようなかたち で降灰があった場合に事業所ではどのような影響が予想 されますでしょうか ?
A. 多分ですね、物流機能が全部ストップすると思います ので。ここでの生産活動というのはできなくなると思います。
(1)
Q. 降灰があった際に、施設の面での対策は何か、降っ ても大丈夫なように頑丈にされているとか、そういうのは
ありますか?
A. それはないですね。もうお手上げで。できた製品も運 べませんし、原料とか資材なんかも搬入できないですか ら。当然、方面としては西の方から来る部分もありますけ ど、東の方からも搬入しているものがありますので、これ らが全部ストップすると生産の方が全くできない状態にな りますね。物が入って来ない、運べないということで。(2)
Q. その他の影響ということで、物流がシャット・ダウンしま うということなんですけれども、平常に動くまでどのぐらい の期間がかかるとお 考えでしょうか。その降り方というか それにもよりますけれども。
A. 復旧までにどれぐらいかかるかというのは想像したこ とはないですね、はっきり言って。雲仙とかなんとかを見 ても、1年ぐらいはかかるんじゃないのかなとは 思うんで すけどね。
Q. 物流がストップしてしまった段階で、もう何の生産もで きないという?
A. もう、そうなったら、できる時に設備的に対策を立てて いるわけではないですけれども、従業員の身の安全とい うことだけになると思いますね。
Q. 一番最後の設問に移らせていただきまして、こちらの ヤクルト様では他にどのような影響が出るとお考えでしょ うか?生産がストップしたことで、他の消費者の方とかと いうのがあると思うんですが。
A. 恐らく、うちの方でジョアとかいうのは、全国の7割を 生産してますので、そういった面でほとんどジョアについ ては供給できないようなかたちになると思います。(3)
Q. 私はこのような本でヤクルトの本を読ませていただい ておりますが、あれというのは基本的に全国でここの工 場が?
A. 規模的には一番大きいです。ただ、札幌から南は熊 本まで工場がありますので、そういった形でのサポート体 制というのはとれると思うんですけど。
Q. 消費者の方は供給が滞るという心配はありますね。
A. はい。そうすると、結局ヤクルトグループ12万近い人 間がいるわけなんですけど、恐らく相当の人が仕事がで きないという。
ヒアリング:生ハム製造業Y社
◇
Q. 低周波地震の発生以来こちらの米久さんでは富士山 の噴火に対して何か対策を立てていましたかと。
A. 無いですね。
Q. 取られていない理由っていうのは、どういったことっ ていいますか。
A. 規模、話が漠然としててわかりづらい。具体的にね。
火事なのか地震なのか、ありましてね。地震もそうですけ ど、ちょっと漠然としていますよね。
Q. 富士山噴火に関してまだ具体性が無いので対策の 取りようが無い。
A. ま、取り様はあるんでしょうけどね。実際に取ってな いですね。(4)
Q. この火山活動が異常な状態になったときにこちらの 米久さんでは緊急対策を立てる計画がありますかどう か。
A. あります。
Q. ありますね。もし具体的な対策の例などあったらです ね。
A. たぶん地震と火事、両方を混ぜ合わせたような形で のことになるんじゃないかと思うんです。実際にやってい るのはその2つですが、そのミックスね、そういう形になる んじゃないかと思いますけど。火山の場合はいきなり今 日の明日じゃないわけですから。だいぶ最近は前々から 騒ぎますよね。その辺時間が取れますので、いろんな意 味からもうちょっと慎重に、じゃないかなと思うんですけ ど。
Q. 残り3問が一番大事なんですけども。ちょっとその前 に順番が入れ替わっちゃうんですが。実際、こちらの工 場ですね、一体どういったことをやられてるかっていうこ とを、ちょっと簡単にご説明を。こちらの米久さんの工場 で何を。
A. 年1回の防災訓練ですね。
Q. 防災訓練じゃなくて、こちらの工場で何を。
A. 生ハムです。生ハムだけです。ですから、豚肉を入 れて塩漬けにして、切ってパックして。
Q. 生ハムだけで。その際にですね、こちらにも関係して 来るんですけども、当然水は使いますよね。
A. 使います。
Q. 使いますね。そういった形で、これが、丁度、次の頁 になりますけど、1707 年の宝永の噴火と同じような噴火 をした場合に、あなたの事業所ではどのような影響が出 ると予想されますかという所で。施設、製品、物流、販売 等具体的にお書きくださいとありますが。あくまでもこれ は形式的なものですから。
A. 影響しないんじゃないかな。
Q. そうすると、前回の形で行くとあまりしてない。
A. だから風向きの問題。
Q. 偏西風の関係でどうしてもこっち側に来るみたいな んですけれども。これはあくまでもそういう形なんですけ ど。この場合ですけど、丁度ゼロ、なんで、ほとんど影響 がないという形になると思うんですけど。ただしもうちょっ とこっち側になった場合は、距離的に考えれば、下手を すれば3メートルぐらい、積もっちゃう可能性もあるんで すけどね。そういった場合、こちらの工場の方で、例えば 施設、製品、物流、販売にどういった影響があると思われ ますか。地震は関係なくして、今回の感じでは噴火の粉 塵、灰が積もった場合の傾向だけでちょっとシナリオを考 えているんですけど。
A. あとは、物流はだめだろう。それから、たぶん工場の 温度管理が
Q. 温度管理というのは製品を作るのに。
A. 大事ですね。腐っちゃいますから。ですから、温度管 理は致命的。その前に大事なものは、別の工場へ動か すかな。製品は温度的な問題でかなり影響を受けると思 いますし。(5)
物流っていうのはお手上げかな。
Q. 原料も来ないし、出来た物が発送できない。
A. 施設自身は確かに3メートルというかなり、ほとんど埋 まっちゃうと思います。(6)
Q. それは例えば 15 センチぐらいでも、やっぱり、物流 関係が15センチぐらいだったら来れるなら、これ。
A. 15センチ。
Q. そうですね。この辺雪とかでも。
A. 雪と同じ。雪は降ってないんですけど。
Q. それは溶けないですよね 。実際ほとんどあれですか、
交通手段なんかは、ここはトラックで東名に乗って。実際 東京の方に。
A. 出ますよ。
Q. 出荷の方は東京の方多い。
A. はい。こちらから東京へ直接行くっていうことは無い んです。トラックで集めて、結果的には影響を受けるでし ょうけどね。
Q. 当然その加工をする際に生水とかは。
A. 使いますね。ですから、その辺もかかってきますね。
Q. その水自体は湧き水とかじゃないんですか。
A. ああ、取水です。
Q. 取水ですね。そうすると取水が駄目になると出来な い。
A. 出来ないと思いますね。はい。(7)
Q. 1番大きいのは温度調整が出来ない。
A. まあ水の場合は全てストップすると思いますので。電 気も当然来なくなるでしょうから、機械が動かなくなる。止 まる順番によると思いますね。ですから水はそれをバケ ツでも運べますけど、電気が止まっちゃえば全部アウト。
Q. 前回、これ、粉塵の降りようですね。最初にドーンとき
て、後はまたザーッとゆっくりの状態なんですけども。もし、
水道とかが止まって、水道、電気とかが止まって、水道、
電気が復旧したと、次の日ぐらいに復旧できたという場合 に、米久さんの工場のシステムが平常に戻るのにどれく らい期間がかかりますか。水道、電気、ガスが来れば。
A. うむー。
Q. やっぱり復旧にはかかるんですかね。そういうのは やっぱり中のシステムが。
A. 3メートル積もると、うちの工場の屋根の上の3メート ルの灰をなんとかしなきゃいけない。それが1点。クーリ ングタワーっていう冷却水で冷やすという、冷蔵庫の元、
その辺を完全にどけないと冷蔵庫が使えない。あとは各 工場から出来てくる廃水。工場廃水。
Q. 工場廃水はこのまま川。
A. 川に出すんじゃない。浄化槽に。浄化槽通さないと バクテリアが。浄化槽の装置が使えない時は、先ずどけ るところから。
Q. 工場の例えば従業員の人ですね。こちらの工場です と、基本的に皆さん車で、近く、ほとんど御殿場市内の、
A. 市内です。
Q. 稼動関係で、人自体は集めようと、3メートルと言わず に15センチとかそれぐらいだったら。
A. 集まって来れるようならやるかな。
Q. 冷却水とかそういうのがもう、きれいにして動くように するためにはやっぱりちょっと時間がかかるということで すね。最後にですね、こちらの工場の被害は他にどのよ うな影響、ま、二次的災害といいますか、こちらの工場が 止まったもので、こちらの製品が作れない。そうすると米 久さんの本社とかですね、で、こちらの工場以外のところ で対応できるのか、その辺なんですけれども。
A. 対応しなきゃいけないとは 思うんですけど。影響とし てはやっぱり、品物を持って行って作る専用工場になり ますので、そのことによる影響というのはやっぱり少なか らず各工場への負担というのは大きい。衛生面でも、大き いでしょう。注意はしますけれども。それと悪臭、臭気、こ れは出てくるんじゃないかと思います。水が止まっちゃう んで、やっぱり掃除が出来ないでしょうし、掃除が始まれ ば汚れた物は運搬できない。(8)
Q. 要するに在庫はこちらにもあるって言う。
A. 在庫はできるかぎり、在庫ははくでしょうね。火山の 場合、そういう要請があった場合には在庫はみんな出す と。
Q. こちらで生ハムを製造されているということで、米久さ んの中で、全体として、生ハムを他で作られているってい う所は。
A. 無いんです。
Q. 生ハムはここだけということは 、それなりの製品を作る 施設があるということで、機械はそれなりの物があるんで、
それを他の所へ移したりするのはかなりの費用もかかる し、時間もかかるしということですね。その辺になると米久