A. 卵。
4 交通・物流
4.2 鉄道・バス
ヒアリング:JR東日本 安全対策部
Q. よろしくお願いします。
A. それでですね。私共は災害といった場合は地震と雨 と風なんですよね。
それで、地震の関係があって、廣井先生のところ、い ろいろライフライン企業4社と、勉強する場面をお作りい ただいているんですが。
今回特に富士山噴火の場合は、特に火山灰被害が問 題となる。地震についてはいろんな、特に南関東だとか いろんな地震対応という、いろんなマニュアルを作った んですけども。噴火といった場合、鉄道関係で経験があ るのは、JR九州が桜島の噴火、それから、雲仙普賢岳。
実はあれはJRではなくて(島原鉄道)、どちらかというと火 砕流で運休というヤツなので。
Q. そうですね。丁度、川のところで。
A. 火山灰災害という感じではないだろうと。それともう1
つがJR北海道の有珠山。これも噴火災害ということでは なくて、地震による変形災害、線路に出ております。あま りちょっと事例がないものですから、私共も、あまり、実は 勉強できてないもんですから。実はどの辺のところを勉 強して良いかも、お伺いしながら今日のアンケートにお 答えをしようかなと。で、マップで特に火山灰の降灰量の 絵が付いておりましたんで、それを参考にさせていただ きながら、この回答は作らさせていただきました。
Q. JRさんは例の基図部会、あっちの方のメンバーには
入っていいないんですか。
A. いや、入っていない。実は富士山噴火の関係につ いて、ちょっとルートがあまりないもんですから、実は。廣 井さんとのお付き合いも、実は割と自分の私的な付き合 いでありましてですね。焼酎の付き合いじゃないんです けども。例えば、地震に関して、東京都の機関との打ち合 わせがあったり、あとは国との関係もあったりして、あるん ですが。どうも噴火の関係はあまり公的な流れではない。
うちあるんだっけ?
A. ないですね。
Q. そうですか。そういう意味では国関係ですね。それと 県…。
A. どっちかというと行政でやられてる。
Q. そういう意味では対策については具体的にはまだ為 されていないと。
A. いません。
Q. いわゆる雨と地震と、風水害について。
A. 一般的にはやってますんで。ですから富士山噴火に ついては発生直後の、たぶん地震を伴う場合の対策と、
あと、発生直後、大体危機管理マニュアルというのは地 震の場合とそれほど変わらないと思うんですね。その辺 はできてます。その辺はちょっと資料にして。ご説明しま しょうか。先に。
A. 今言ったように、富士山噴火について何か対策を立 てましたかということで、「ない」ということで。
何故ですかということが、1つは、そもそも低周波地震 というものと噴火発生の関連があると言われている中で、
低周波地震がこれくらい起こったら直ぐ噴火とか、そうい う関係っていうのが学説的にはあまりないというのが1つ と。
あと、昨今、低周波地震というのは火山以外でも起こっ ているんだという説もあってですね。そもそもどの程度今 の低周波地震に対して備えをすれば良いのかというのが、
今一まだ明確でないっていうのが1つと。
あと投資面からもハード面で起こるのかわからないよう なものにどの程度やったらいいかわからないというのが 理由になりますね。
問5になるんですけれども、「そういう火山活動が異常 になったときは緊急対策を立てる計画がありますか」とい うのは、これはありまして。当然臨時火山情報とかそういう 情報が当社の方に入ってくる、当然仕組みになっていま して、その場合、ある程度噴火までは時間がある、火山 情報が出てからあるので、その中で対策本部を立てたり して、地震と同様なんですけれども、列車運行の規制範 囲とか、そういうものをどういうふうに指示していくかという ことと、それから噴火が起こったら設備の点検体制という のは、当然その中で組んでいくということですね。
A. うちは現実的に岩手山が臨時火山情報を出して、結 局噴火しませんでしたよね。あのときには、当然ハザード のレベルというのは情報で出ていましたので、どういうふ うに、我々が一番やらなきゃならないのは安全の問題な んですね。列車をその区間に入れないためにはどうする か、緊急停止をどうするかということに付いてマニュアル は作ってあると。
Q. 磐梯山も・・。
A. 磐梯山は、あれはまだ臨時火山情報まで行かなか ったです。どちらもやはり首都圏が影響を受けないとで すね、それほど大きな大々的な準備をするということじゃ なかったのと・・。
A. うちの方で、設備の影響はどういうものが、施設等の 影響はどういうものが出るかということはこれはちょっと別 紙でまとめさせていただいたんですが。先ず1で、当社 の災害時の対応ということなんですけれども、基本的に は今言ったように火山観測情報とか、臨時火山情報に基 づいて通報がきた段階で対策本部を設置するなどして、
その内容を関係職場に適宜指示するということをやって ます。今、うちの○○が言いましたけど、岩手山の時にも そういう対応をしましたということですね。
運行管理に関しても大地震がもう発生した場合にはう
ちは列車を止める仕組みができてまして、噴火にともな って、もし仮に大地震が発生した場合についても首都圏 のこの辺りでは列車を止める仕組みができてますというこ とですね。
Q. ユレダズっていうのはJR・・。
A. あれは新幹線です。新幹線は地震があると自動的に 地震計が感知して停電させるんですね。停電させると新 幹線は非常ブレーキがかかることに仕組みになっている んで。在来線の場合は無線で、これはちょっと場所は言 ってないんですが、首都圏に3本大きなアンテナがあり まして、そこから一斉に列車を停めろという無線を出して、
緊急無線を出して、それを全部列車が傍受して列車を停 めるという仕組みになっています。ただしそれは地震計と 連動していますので、揺れなかったときには来ないわけ です。
Q. 連動してる。
A. ええ。地震計と連動させているんです。
Q. それは人系で止めるんですか。機械系で止まるんで すか。
A. それは運転手がブレーキをかけます。
Q. 人ですか。
A. 人です。
Q. そういう設備はしっかりあるんで、いいんでしょうね 。
◇
A. 実際いろいろ調べますと、降灰に関して、あまり被害 が大きくないというようなことを、ちょっといろいろ文献等 をちょっと見たんですが、書いてございまして。私共の鉄 道に関して考えますと、灰の、流形だとかそういう部分で ちょっといろいろ噴火が悪さする部分があるんじゃない かという、そういう視点で、こういう事象があってもこういう ふうに我々の鉄道は安全が保たれているんだというよう な、そういう部分でまとめてあります。
Q. 問題はこの辺の話ですね。降灰の、火山灰の問題で すよね。
A. そうですね。ですから正直言って、地震で線路が崩 壊する。それからあと泥流等で埋まってしまうというのは、
これははっきり言って準備のしようがありません。
なので、やっぱり我々、このマップがありますね。宝永 噴火を想定した降灰量。それでやはり問題は、結構いろ んな電子機器を使ってますんで。結構レールというのは 鉄でできているんで、あれはいろんな回路に使っている んですね。したがってレールの上に全部降り積もってし まうと車輪とレールが接触しなくなるわけですね。そうす るといろんな信号のシステムとか踏み切りだとか、いうの にトラブルが起こるだろうと、いうことが1つの懸念として ありますね。(1)
それから、降灰量によっては、電車線に、電線に降り 積もった火山灰から放電するという事象があると言われ ているので、このときの問題というのは当然、保護回路は 持ってはいるんですが、規模によっては良くわからない
という部分がちょっと心配があります。(2)
Q. これもあれですか、JR九州さんみたいな桜島なんか
でのデータというのはあるわけですよね 。
A. あるけど、量が全然違うと思うんですね。この量想定 はしてないですね。
Q. そうでしょうね。NTTさんに聞きましたら、九州ですと 普通は線は丸いんですけど、ちょっとお結び形の線で、
落っこちるような形になっているけど、全部このためにや るわけにはいかないと。九州はそういうのやってるって言 ってましたね。
A. そうですか。あれは降灰の範囲も狭いですからね 。 桜島の場合。
Q. そうですよね。わかりました。◇ 電子機器関係の他 の、電車以外のところでの基地のような、中継の機械のよ うなものが降灰でなんとかっていう話っていうのは。
A. 一番心配しています。(3)
Q. あるんですか。それがあれですか。
A. ちょっとそういう意味では、もう少し・・。 Q. わかりました。
A. それでその影響なんですけれども、「影響が、正常
になるまでの期間、どのくらいとお考えですか」ということ なんですが。実際に降った、このハザードマップではなく て、実際に降ったときに、今言ったように信号とか車両に どの程度影響を与えているのか、あと火山灰というものが 大量に出た場合に、それを逆に今度は集めて捨てる保 障って言うんですか、必要になるんでその辺のオーソラ イズがきちっとされているのか、それでそれが混乱なくど れ程スピーディー に行えるのか。あとそれと連動して地 震災害がどの程度起きるのか、というのと、あとそもそもう ちの社員の方が降灰やなにか、生活に支障をきたしてし まって、復旧に対しての要員がなかなか確保困難である と。例えば何人か亡くなられたとか。そういった状況を加 味して期間を算出する必要が当然ありまして、一般的に は一概には算出が難しいっていうことなんですね。
で、ただちょっと北海道の有珠山の被害状況を見ると、
被害の大きい所だと一ヶ月以上かかっているので、首都 圏でも被害が大きくなったら、それ以上にはなるんだろう なということは予測されます。(4)
Q. 火山灰だけだったら、そんなに時間はかからないで すよね。泥流なんかでいわゆる設備が壊れることが長く かかるんですよね 。
A. かかるんです。じゃ、問8をちょっと。問8を併せてい たんで。実は首都圏というのは極めて公共交通機関にか なり依存しているわけですね。それで例えば当初の首都 圏というレベルで、今回の噴火の範囲はもう少し広いん ですけど。首都圏と言われる地区で、私共、1日に1,100 万人ご利用があるんですよ。たぶん、民鉄さんも同じよう に灰は被るんでしょうから。それでかなりこれは、通勤通 学という観点からすると鉄道のウェートが非常に高いんで すね。近畿圏なんかに比べても高いといわれていますの