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電子メールの
インターネットは、利用する人みんなのものです。インターネットという 情報の道路を渋滞させないために、次のルールを守りましょう。
● 大量の情報は送らない
文字(テキストデータ)だけのメールではなく、画像データやファイルを添 付してメールを送ると、その情報量(サイズ)は膨大となります。電話回線 を通じて送る場合、そのようなメールを送信するにも、受信するにも大変 な時間と通信料金がかかります。
● チェーンメールや年賀状メールは送らない
不幸の手紙のように「あるメールを数十人の人に送りなさい」というよう な内容のメール(チェーンメール)や、年賀状のような時間を指定して送る 一斉メールは、インターネットを利用する他の人の迷惑となります。とく に、不幸の手紙のような悪質なメールやデマメール(芸能人に関するうわ さ、ニセウイルス、当たり屋、儲け話などに関するメールのこと)を受け 取っても、絶対に出さないという心がまえが必要です。
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インターネットを渋滞させないように気をつける
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メールに添付されているファイルを開くときの注意
知らない人から届いたメールにファイルが添付されていたときは、すぐに はファイルを開かないでください。コンピュータウイルスや迷惑プログラ ムなどが含まれている可能性があるからです。
メールの差出人や内容が安全だと十分に確認できないときには、メールを 開かずそのまま削除するなどの対応が必要です。
写真画像などが添付されているメー ルは、メール一覧の左端にクリップ のアイコンが表示されるので、簡単 に区別できます。
特に写真付きのメールを送るような 場合には、サイズに注意が必要です。
写真付きメールを送る→この PART の「 写 真 付 き の メ ー ル を 送 ろ う 」
(p.126)
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電子メールのマナー メールはディスプレイ上で読み書きするので、紙で読み書きするのに比べ
て、メリハリに欠け、目も疲れます。とくに、「読みやすい」ということがポ イントです。
最後に署名を入れる
手紙を書くときに、最後に自分の名前を添えるように、本文の最後に「署名」を入 れておくといいでしょう。氏名、メールアドレスなどの連絡先を簡潔に並べます。
なお、署名は自動的に入れることもできます。
件名は分かりやすく
件名には、そのメールの内容を端的に表すようなタイトルをつけます。
そのメールの目的や要件が相手によく分かる適切なものにしましょう。
なお、件名は、原則として半角英数で書きます。日本語で件名を書く場合、送る相手(複数の相手に 送る場合にはその全員)が日本語の件名が読めると確認できているときだけにしましょう。
よい例 「7/21 meeting」「XXX no SIRYOU」
悪い例 「renraku」「osirase」 (どんな内容なのか、わからない)
最初に自分の名前を名乗る
メールアドレスだけでは、誰から来たメールなのか、すぐには分からな い場合があります。本文の1行目は、「○○です。」「△△△の○○です。」 と自分の名前を名乗りましょう。
話のポイントはまとめる
最初の1画面(20 行程度)で、話のポイントを要領よくまとめられれ ば、相手により確実に要件が伝わります。
本文は適当なところで改行する
メールはディスプレイに表示して読むものなので、1 行の文字数が長す ぎると読みにくくなります。本文は、1行ごとに改行する位置を決め、だ いたい 1 行 35 文字(半角英数で 70 文字)以下で改行しましょう。
署名の自動挿入→Outlook Express のヘルプ