集計結果をアイテムとして挿入する

集計アイテムは，集計結果を表示するアイテムです。集計アイテムには，次に示す二つの生成方法があり ます。

•［集計］−［キー集計］，または［総集計］を実行することで，新しく挿入された行に生成します。この 方法では，帳票上に貼り付けられているすべての数値データの集計結果を生成します。編集は，集計行 の編集でしか操作できません。

•［集計］−［集計アイテム］を実行することで生成します。帳票の任意の位置に貼り付け，通常の編集 で操作します。この方法は，指定した集計対象フィールドだけの集計結果を生成します。そのため，集 計行の編集中に，誤って削除してしまった集計アイテムを生成するときにも使えます。この場合は，集 計行の編集で操作します。

6.7.1　集計アイテムを作成する

帳票ウィンドウの任意の位置に，指定した集計対象フィールドの集計結果を貼り付けられます。集計結果 を追加したり，誤って削除してしまった集計結果を作成し直したりもできます。

帳票ヘッダ領域に集計アイテムを貼り付ける場合は，「帳票ヘッダ集計」の集計結果を帳票ヘッダ領域に貼 り付けてください。

集計アイテムは，通常の編集で操作できますが，集計行編集モードで作成した集計アイテムは，集計行編 集モードでしか操作できません。

(1)　集計アイテムを作成する

1.［集計アイテム］ダイアログを表示する

［集計］−［集計アイテム］を選択します。［集計アイテム］ダイアログの各項目の設定内容について は，マニュアル「EUR 帳票作成 画面リファレンス」を参照してください。

2. 集計アイテムを貼り付ける

マウスの形が に変わります。このとき，マウスをクリックすると，ラバーバンドが表示されます。

ドラッグしてラバーバンドを貼り付け位置まで移動させてください。集計アイテムが貼り付けられま す。ただし，「フィールドのデータ」の場合は，［集計対象フィールド］から選択したフィールドで，か つキー集計の対象となるレコードの先頭データが表示されます。

6.7.2　集計アイテムのプロパティを設定する

貼り付けられた集計アイテムの配置，フォント，集計内容，および文字配置を変更する場合は，［アイテム のプロパティ］ダイアログで変更します。

6.　帳票上でデータを集計する

集計アイテムを選択したあと，［編集］−［アイテムのプロパティ］を選択すると，［アイテムのプロパ ティ］ダイアログが表示されます。

［集計種別］リストボックスで「総集計」，「キー集計」，または「帳票ヘッダ集計」が選択されている場合 は，集計アイテムを選択すると，［表示形式］タブの分類に「集計」と「数値データ」が表示されます。集 計方法を変更する場合は「集計」，集計結果の数値データのプロパティ設定をする場合は「数値データ」を 選択してください。

［集計種別］リストボックスで「フィールドのデータ」が選択されている場合は，集計アイテムを選択する と，［表示形式］タブの分類に「集計」が表示されます。ただし，［集計内容］の設定はできません。

(1)　補足説明

「帳票ヘッダ集計」の集計アイテムは，帳票のどこにでも設定できますが，帳票ヘッダ領域に貼り付けた場 合は，帳票ヘッダアイテムとなります。そのため，帳票ヘッダ領域を削除すると，「帳票ヘッダ集計」の集 計アイテムも削除されます。

6.　帳票上でデータを集計する

7 帳票の表紙ページを作成する

この章では，帳票ヘッダを設定して，帳票の表紙を作成する方法について説明します。