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第 2 章 災害予防

第 4 節 防災・安全・安心を目指したまちづくり

計画の目的

市及び関係機関は市民との協働のもと幹線道路、公園、河川などの都市基盤整備を進めると ともに、住宅、企業(事業所)等、教育、福祉、医療施設等の配置についても計画的な立地 誘導を図り、災害に強い都市形成を推進する。都市における土地利用の高度化と都市施設の整 備に伴い、多くの人口と情報が都市に集中しているため、ひとたび地震が発生すると市民 生活 に与える影響は計り知れないものがある。市民の生命と財産を守り、安全で暮らしやすいまち をつくりあげるため、都市における震災対策として、都市機能を適正に配置し、それらを結ぶ 交通と情報のネットワークの整備を進めるとともに、避難場所となる公園や広場、避難路であ る道路等の整備を計画的に進める必要がある。また、倒壊や延焼の危険性の高い建築物の改修 を行うとともに、新たな宅地造成などの面的整備により、災害に強い道路・公園等の基盤施設 の整備を積極的に進めるものとする。

<達成目標>

庁舎・消防署など震災時の拠点施設や学校・病院など甚大な人的被害を招くおそれのある 建築物の損壊を防ぐため、耐震化や不燃化を推進する。海岸保全施設の維持強化や海岸林の 保全促進など津波被害を軽減するための措置を講ずる。また、ハード・ソフトを組み合わせ た効果的な施策を展開する。幹線道路や集落へのアクセス道路網の整備、地すべり・がけ崩 れ防止や堤防強化などにより山地や河川の安全確保を図り、災害に強い都市基盤づくりを推 進する。

各主体の役割及び業務の内容

(1)市の役割

①計画的なまちづくり

市は、本市総合計画や都市計画マスタープランなどとの整合性を図りながら、地区の防災活 動の拠点となる公園・広場を整備するとともに、それに隣接して公共・公益施設を立地誘導し、

物資の備蓄、緊急時の避難などの機能を備えた防災拠点としての形成が可能となる計画的なま ちづくりを進めるものとする。

②災害に強い都市基盤づくり

市及び関係機関は、市民との協働のもと防災、都市環境に配慮した総合的、一体的な都市基 盤整備に努める。また、市民のまちづくり活動に対して、防災まちづくりに関する情報の提供 など支援を積極的に行い、官民一体となった災害に強い都市基盤づくりを進める。

【本所】都市計画課、土木課、下水道課、建築課 【庁舎】建設事務室

【関係機関】県(危機管理課、県土整備部)

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ア 震災・火災に強い都市基盤づくり

市域の不燃領域率の向上を目指すため、建築物の耐震不燃化の促進や街路、公園、緑地な どの計画的な配置により防災安全空間の確保を図る。

a 市街地のブロック化

市街地の主要な幹線道路沿いや河川沿いの建築物の不燃化促進、植樹帯などの防火帯に よる延焼遮断帯の設置により、市街地のブロック化を図る。

b 市街地の不燃化と耐震化の促進

地震の際の火災による延焼防止のため、建築物の不燃化と耐震化を促進する。商業・業 務施設や公共・公益施設などの集まっている中心市街地及び建築物の密度の 高いその周辺 部並びに郊外型の商業・業務施設などが立地する拠点地区において、土地利用の動向を的 確に捉えながら計画的に防火地域及び準防火地域を指定し、火災に強い市街地の整備を進 める。特に木造建築物の多い区域において、地震の際の火災発生を出来るだけ少なくする ことなど火災発生と延焼防止のため、建築物内部の不燃化を図るとともに冬期間の積雪を 考慮した耐震・耐雪住宅の建設を計画的に進めていくことが重要である。 また、多くの市 民が利用する大型店舗や公共建築物などの耐震改修を計画的に進めるだけでなく、建築物 の安全性を確保するために、設備、備品及び使用形態あるいは維持管理を含め総合的な対 策が講じられるよう、施設管理者は配慮するものとする。

c 公園・広場等の系統的な整備と安全な避難路の確保

中心市街地における避難場所としての機能や防災活動の拠点としての機能を確保する。

そのほか、庁舎地域においても身近な避難場所となる公園や避難路や延焼防止帯としての 役割を果たす緑道、中小河川を活用したうるおいネットワーク、自転車歩行者道の 整備を 系統的に整備することにより、市街地における安全な避難空間を確保するものとする。

d 防災安全街区の整備

土地区画整理事業や市街地再開発事業による市街地整備を行う際に、都市計画道路等の 計画的な配置や医療、福祉、行政など公共公益施設、公園・広場など避難 場所の計画的な 立地誘導を行い、防災安全街区の形成を目指す。

③災害時要援護者に対する配慮

あ ら ゆ る 人 に や さ し く 、 誰 も が 安 全 に 、 安 心 し て 暮 ら せ る ま ち づ く り を 推 進 し 、 災 害 時 要 援 護 者 の 安 全 で 円 滑 に 移 動 で き よ う 避 難 場 所 や 避 難 路 等 の 都 市 施 設 の ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン 化 を 図 る 。

(2)県の役割

①災害に強い都市整備の計画的な推進

②計画的な土地利用の規制・誘導

③災害に強い市街地の整備

ア 木造密集市街地等における市街地整備 イ 新市街地の整備

④都市における積極的な緑化の推進と緑地の保全

⑤災害に強い宅地造成の推進

⑥防災性向上のための根幹的な公共施設の整備 ア 緊急輸送ネットワークの整備

イ 避難路等の整備 ウ 避難場所等の整備 エ 防災公園の整備

オ 延焼防止を考慮した公共施設等の配置 カ ライフラインの耐震性の確保

(3)国等防災関係機関の役割

災害時の応急対策活動を円滑に行うため、幹線道路網を中心とした安全性及び信頼性の高い 緊急輸送ネットワークの形成を図る。

(4)市民の役割

効果的な防災性の向上を図るため、住民が主体となって合意を形成し、相互に連携を図りな がらまちづくりに取り組むことが求められている。

ア 市民による日常的な地域の防災上の課題等の把握

イ 災害に強い防災まちづくりの実現に向け、市民一人ひとりがアイディアを出し合い実践す るなど自発的なまちづくりへの参加

(5)企業(事業所)等の役割

災 害 危 険 箇 所 及 び 地 す べ り 危 険 箇 所 等 の 開 発 行 為 に 適 当 で な い 区 域 は 、開 発 計 画 に 含 め な い よ う に す る も の と す る 。