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第45図 クイノェーオ(Cultzeo) (メキノコ産のカノノヨの 品種名)塊根はた円形て,肉色はオレノノ色。ヘォスエラ ての栽培期間は5〜6カ月。
第46図 UC 779 (カリフメルニア大学で開発されたカンシ ョの品種名)塊根は紡鐘形で,肉色はオレンジ色。ベネズ エラての栽培期聞は5〜7カ月。
第47図
ベネズエラ中央大学農学研究所マラカイ実験場。カンショの品種を試験しているのが見られる。
第48図 カテマーコ(Catemaco) (メキシコ産のカンショ の品種名)同化器窟(葉)が多いのに注意。熱帯地方での 乳牛用の飼料として利用てきる。
米国の品種
米国で栽培されていたカンショの古い品種は,ナンシー・ホール(Nancy HaII),サザン・クイー ン(Southern Queen),クレオール(Creo至e),トライアンフ(Tri疑磁ph),イエロー・ジャージー
(YeHowJersey)などである。
しかし1908年1こプエルトリコからマメイータ(Mameyita:カンショの品種名)が移入され(米国 ではボルトリコ(Porも。尉co)と命名),料理用としての品質のすばらしさ,保存性のよさ,長距離 の輸送に耐えることなどがら急速に広まった。
現在,カンショの作付面積の70%を占める品種はセンテニアル(Ceaもen三al)(77)で,これは表 皮が光沢のある赤褐色で,濃いオレンジ色の肉色をしている。また塊根の形がよく,生産性も高い。
米国で栽培されているこのほかの重要な品種としては,ユニット1ボルトリコ(U琵it I Porto Rico),ネマゴールド(Ne搬agold)・ジョージア・レッド(Georgia Red),それに一連のジャー ジー(Jeysey)品種がある。
日本の品種
日本(37)で栽培されている食用の主な品種は,ベニアカ,太白,農林1号などである。また食用 およびでんぷん生産用の品種として,源氏,護国 ,農林2号などが,でんぷん生産専用の品種として,
沖縄10◎号,タマユタカ,コナセンガン,コガネセンガン,高系などがある。食用の贔種のでんぷん含
有率は20%前後で,でんぷん生産用の場合は27%に達する。塊根の生産量は亙6〜34鉛n/haで
ある。
病 署
糸状菌病と丁丁病
プト1,シオン・デル・タリョ(PUDRICION DEるTALLO)またはマルチテス(MARCRIT−
EZ)
F粥α幅脇。コ 粥po働鵬∫:bα語偽εが病原菌で,米国と日本によくみられる。防除法は,遣伝的 にこの病気に強い品種を栽培することである。
プドリシオン・ネグラ(PU】)鼠王CION NEGRA)
病原菌はCθγ碗〇四s拓s∫鶴b面碗αで,カンショを栽培している圏の多くでみられる(4,71)。
菌はカンショの地上部と塊根をおかす。防除法としては,輪作がよい。これは,菌が適轟な宿主がいな いと,2期以一ヒ生存できないからである。また遣伝的な抵抗力をある程度もつ贔種もある(68)。
この菌の宿主としては,カンショ以外に,E卿θαbγα師尻επ師s,Coノ∫θααγα尻。α,7肋。酔一
〇㎜cαoαo,P乙αホαπ%s ooo6dθ幅α瓦s,Pγ%%%SSPP.などがある。
プドリシオン・ブランダ(PUDHICION BLANDA)
病原菌は飾舘op粥碗0飴幅∫θγで,主として塊根をおかす。この病気は主に亜熱帯地方で発生す る。防除法は,菌が入らないようカンショに傷をつけないこと,また傷がついたら,保存前に手当てを しておくことである。
カンショの新しい選抜系統の中には,この病気に対する抵抗力をもったものはまだ発見されていない。
プドリシオン・ネグラ・デル・アルマセン(PUDRICIO層NEGRA DEL ALMA.CEN)
病原菌はβ0抗曙od⑫ od毎施擁γ唇coZαで,保存中の塊根や苗床の苗をおかす。病気の発生地域 は,かなり広範にわたる。(4.71)。またCθγcospoγαう飢α琵odαとC艀cospoγα②po鳴。θαθ は,カンショの葉を傷つける菌である。葉をおかす菌としては,ほかに,P吻π03師。施b碗碗α8 とA防%gO⑫伽0θαθpα媚鯉α%αθがあるが,これらの菌に対しては,新品種の中にある程度の遣伝 的抵抗力をもつものが発見されている(69,74)。
その他の菌病と細菌病
顛aごtin(71)は,醒。幅知画α碗θs 6%∫%soα%s.cos砕αによる菌病を重要な病気としてあげ ている。これを防除するのに一番良いのは,病原を取り除くことである。また,塊根から生える芽の代 わりに,さし木(茎)を使用するのも病気の予防に効果をあげている。8砕θμ0倣脚θ8吻0糀0θαは,
とくにpHが5.2以上の土壌で腐敗させる。防除法は,基本的には,::ヒ壌のpHを5.2以下に保つことで ある。しかし,pRを下げるときには,輪作の場合など,そのときの栽培作物に適したpH値を常に念頭 に入れておかなければならない。泌aτ℃in(7王)は,この病気に大変弱い品種としてユニット1ボル
トリコ(Unit I Porto Rico)を,またある程度の抵抗力をもつものとして,ハートゴル(}{eart−
go1)とアカディアン(Acadian)を,そしていくつかの新品種をこの病気に強いものとしてあげてい る。80房γo擁㈱γoげε弱は,地上部と塊根の両方に円形のシミをつくる。この病気は,温帯地方 の苗床で,塊根を使用する場合によくおこる。防除の方法としては,苗床の土壌に化学処理を施す。
このほかの垣下の病原菌としては,OoZθ08pOγ6㈱吻伽0θαθとE厄20p%S訂oio幅∫θγがあ
る。
ウィルス病
最も頻繁に起きるウィルス病は,アブラムシが伝染の媒介をするインターナルコルク病で,塊根の組 織が死滅する。地域によってはこの伝染病が深刻な被害をもたらすところがある。最も効果的な防除法 は,病気にかかっていないカンショを病気の株から離して栽培すること。あるいはセンテンアル(Cen−
te瓢aD(77)・ジュリアン(5uIian),ナゲット(Nugget)(90)といった抵抗力のある品種を 使用することである。このほかにもカンショのウィルス病は存在するが,局地的なものばかりである。
害 虫
最も一般的な甲虫
ピーチェ(P圭che) ・C郵α8∫o僻冠。α7伽s(ColeoPもera−Curcuhonidae)
メスが茎と塊根に卵を生みつけ,幼虫が穴をあけるので,カンショの商品価値が失われてしまう。塊 根にこの虫がついたまま倉魔に移すと,大変な被害を引き起こすので,収穫時に十分注意しなければな
らない。防除法は,輪作や殺虫剤を定期的に散布することである。この害虫は,ヨーロッパ,アジア,
アフリカ,太平洋諸島,南北アメリカ(100)といった具合に,世界各地に生回する。
粘アリモドキゾウムシ(Gorg鱒。) ,刀%sσθpθs posオ∫αcZα施s(Co圭eoptera−Curculion−
idae)
アメリカ大三原差の害虫で,南米,アンチル列島,太平洋地域に生息する(100)。
カンショの塊根をおかすが,Wiユ1e(108)によれば,まれに茎を食べることもあるとのことである。
環境の変化に強く,在来植物にもつく。
Hoha胃ay(46)がすすめる防除法は次のとおりである。
連作をしないこと。虫のついたカンショを始末し,ほかの株に移らないようにすること。新しく植付 ける場合には,虫のついていない茎(とくに頂端部の茎が望ましい)を使用すること。
灌概地で栽培する場合には,うねの上ではなく,水位の下1こ茎を植え,よく灌概をすること。
割れ目などできぬよう,耕地をよく手入れし,塊根が常に土でおおわれた状態にしておくこと。
カンショが成熟したらすぐに収穫すること。収穫しないでそのままにしておけばおくほど,虫のつく 危険性は高くなる。
収穫前に茎は燃やすか,ほし草をすること。
栽培しているカンショの隣にのらばえが生育しないようにすること。のらばえが生育すると,これに 虫がつき,カンショにもうつる危険があるので,輪作の目的の一つである虫の繁殖の防止を完全に実行 することができなくなる。
このほか,栽培中1こ薬剤防除を行なうことも可能である。
Cockeτha皿とDeen(21)はルイジアナに, poole(87)はハワイに,そしてDel Ca,z Pi◎
(15)はペルーのカニェーテに,このアりモドキゾウムシ1こ強い品種があると指摘している。
穿孔虫(Ta呈adrador) , Mθgαs傭s spp.(ゐepidoptera−Pyralidae)
この昆虫の幼虫がカンショの茎,とくに基部の近くを食い荒らし(86),ときには塊根まで食べるこ とがある。
カチュード(Cachudo) 譜マラドーバ(Maradova)弓 マラドーバ(Maradova) , アレ ビッりや・エスフィンへ(A玉ev1Ba−esfinge) ,丑θγsθ06πg協碗α(Lepidoptera−Sph−
ingidae)
幼虫(黒色で,横に黄色α)すじが入っている)がカンショの葉と茎を食べる。防除法は,ピーチェ
(Piche)の場合と非常1こよく似ている。
クェルードス(Cuerudos) , P¢odθ働②α,アθZ厄αsp.(Lepidopもera Noctuidae)
これらの昆虫は,何年にもわたりカンショを食い荒らす。Pγo面幅αの幼虫は,とくに雨季のはじめ に発生する(86)。薬剤防除により駆除できる。
コキート・プルガ(Cogui.to pu王ga) ,σんα碗ooπθ瓢spP・(Coleoptera−Chrysome一 玉idae)
成虫が葉を食べ,穴をあける。しかしそれ程大きな害はない。
アブラムシ(Afidos) ,Ap厄s go8s忽p駁Homoptera−Aphididae)
インターナルコルク病(Corcho intemo) (54)の病原媒介昆虫である。
白バェ(Mosca blanca)グ,βθ帆惚②αspp.(Homoptera−Aleurodidae)
WiUe(108)は,ペルーで最も一般的な害虫はアりモドキゾウムシ(E%soθpθs posげα04α一 伽s)であると述べている。また,このほかの害虫として,葉の裏にっき,樹液をすうシガリータ(ci−
garrita)飾↓poα80αspp・(Homoprera−CicadeHidae)や,葉に丸い穴をあける習鈴商γ物spp.
(Coleoptera Chryso顧elidae)などのハムシ類をあげている。
線虫は一般に,カンショの栽培上深刻な問題となっていない。主な線虫は,躍配。昭og騨θsp.E−
o勾惚%oん嘱鴛s悌幅∫oγ慨盛sなどである。
駐a田a漁,Mart瓦nおよび恥r餓ndez(40)や,αentiエe,K加bleおよびHa・陥(39)
は,線虫に対する遺伝的抵抗力のある品極についての研究をまとめ,線虫に強い品種として,ネマゴー ルド(喪emagold)やハートゴールド(Heartgold)をあげている。.
保 存
カンショを収穫するときには,必然的に傷ができるが,この傷は,微生物による病気の感染や,水分 がなくなってしわのできる原因となる。
しかし, キュアリング〃と呼ばれる処理(塊根を10〜15貝間,温度30℃,湿度85%の状態
の中で保存する)をすれば,傷の表面にコルク状の保護膜ができ,病原微生物の侵入を防ぎ,水分の滅 少を遅らせることができる。その後の保存は,気温13〜15℃,湿度85%に保てば,4〜6カ月聞は十分にもつ。
保存に際しては,気温が14℃以下にならないよう注意しなければならない。これは,気温10℃の 状態が2〜3週間も続くと,カンショに害となるからである。
あらかじめ キュアリング させたカンショは, キュアリング していないカンショに比べ,寒さ に対する抵抗力がある。
カンショの選別は,保存中ではなく,出荷の三下に行なわなければならない。また,保存する前に,
カンショを洗ってはならない。