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ドキュメント内 熱帯産の塊根・塊茎作物の栽培 (ページ 68-80)

28.6 Q3.5 R6.6 P5.9

懸灘

第2ろ図 斜めのさし木法(キャノサバ)

    雨季のはじめにこの方法を使うと,生長が襲い。この方    法は手で植えなければならない。

難欝

欝欝戴

難藻

懇24図

垂直なさし:木法(キャソサバ)

雨季に手でさし木をする。

 さし木を水平に置いた場合,できた塊根はさし木に沿って広がっていた。これに対し,斜めの場合,

塊根はかたまっていた。垂直にさし木をした場合の収穫量は最低であった。

 第20表はほかの実験の結果であるが,これによれば,長さ0.40mのさし木を斜めに植えた場合が,

同じ斜めでも長さが0.80mや1.20磁の場合よりも,また長さが0.401nで水平に植えた場含よりも 収穫量が多かった。

 Rosas(77)はペルーのラ・モリーナ乙a Molinaで,3種類の長さのさし木を使って3種類のさ し木法を実験した。結果は,さし木鼠によって収穫量に差はないが,長さについては10傭の一番短か いさし木が他のさし木(20㎝と30(懇)よりも収穫量が多かった。

 Da S主1va(82)はブラジルのサンタ・カタリーナSanta Catari難aでさし木の長さに関する 実験を行い,下表の結果を得た。

さし木の長さ(c臨) 塊根の収穫量(指数)

10 15 20 25 30

100 400 471 471 483

 欝◎maahaとPe∫eira(60)は,一一般にブラジルの場合,20〜25㎝のさし木を深さユOc田のう ねの底に水平に植えるようすすめている。

 HenainとGeno鑑(33)はアルゼンチンのコリエンテスで5年の間,さし木の長さとさし木法がキ ャッサバの塊根の収穫量に対して与える影響について研究し,次の結論に達した。

L さし木を斜めに植える方が収穫量が多くなる傾向がある。

2 斜めに植える場合でも水平に植える場合でも,長さが15c鐵以上のさし木の発芽率が高く,収穫ま  での生存率も高い。

3.さし木の植え方は,60。か45。の斜めにするか,水平に置く場合は長さ15㎝以上のものを使用

 する。

4 斜めに植える場合も,長さ15㎝以上のさし木を水平に植える場合も,収穫量に大きな差はないこ  とから,植付け機械化の便利さから水平に植えることをすすめる。

 Far工ie(21)はペルーのラ・モリーナで,キャッサバの基部,中問部,そして先端部からとった

長さ10cm,20c鶏,30㎝のさし木を使って,収穫量の研究を行った。その結果,10cmのさし木か

らの収穫量が簸も多く,20㎝と30c匪のさし木からの収穫量とは統計学的に有意な差があった。

 きし木をとった部位については,収穫量に有意な差を認められなかった。

 またさし木の方法については,広大な耕地でとくに椹付機を使用する場合は,うねの底に水平に置く のがよいことがわかった。ただ小さな畑では斜めにさし木を植えることがすすめられる。

 さし木の長さに関する実験結果にはかなり矛盾があり,各地,各植け時期ごとに実験する必要があろ う。ただすべてのケースで一致しているのは,40cm以上のさし木を使わない方がよいということであ

る。

さし木の数

習慣としては,1カ所に1本のさし木を行っている。

ベトナム(16)では1カ所に1〜3本のさし木をし,あとで弱い木を取り除いている。この場合,2

本まとめてさし木をしたときが最も収穫量が多かった。

 間隔

 Ror遊a油aとPere∬a(60)は,やせた土蟹あるいは中程度の肥沃な土壌の場合,肥料を施して も施さなくても,列の聞隔を1m,さし木の悶隔を50〜60c田とるようすすめている。また肥沃な土 壌で木が大きくなる場合は,列の間隔を12〔難,さし木の問隔を50〜60α皿とするよう指示している。

 He轟aエ聡とGe簸。猛(33)は,アルゼンチンのコリエンテスでの5年にわたる実験の結果として,次 のように結論を下している。最高の収穫量が得られたのは,聞隔を70×50㎝(うねの間隔×同じうね のさし木の間隔)として1ヘクタール当り28,500本のキャノサハを生育させた場合てあった。この結 果は季飾的な気候条件の差に関係なく,ほぼ一定であった。

 コロンビア(14)では,列の間隔を1〜12m,さし木の間隔を080〜1mとするよう指示している。

 さし木を植える間隔については,植える品種,土駿の種類機械化の有無によって異なると思われる。

さし木の保存

ときには植付けを実施する前に,キャノサバのさし木を保存する必要がでてくる。

第25図 キャッサバの一般的な保存:方法

さし木の保存方法 発芽率(%)

垂直に立てかける 水平に置く 砂をかける 冷蔵室に入れる 収穫後すぐに植える

 7◎

 50

 80

 20 100

 ミーナス・ゲィラス(Minas Gera重s)(82)では,植えたときに発芽率が最高となるようなさし木 の保存方法について実験を行い,前頁の表のような結果を得たQ

 以上の結果,最良なのは100%の発芽率を記録した 収穫後すぐに植える ことである。しかし効 果的で実際的な保存:方法としては,長いさし木を日陰の木の幹に垂直に立てかけることである。

 農作業

 キャッサバの場合,除草を行うのは木が20〜30㎝になったとき,すなわち植えてから4〜5週間後 である。また第2回目の除草を2カ月後に行い,その後も畑がキャッサバで完全にかくれるまで定期的 に除草しなければならない。

 キャッサバの間にほかの作物を植える三舎は,除草作業は少なくてすむ。また豆類のような作物を一 面に植える場合は,除草作業はまったく必要ない。

 除華:剤

 ベネズエラではキャッサバの栽培に除草剤を使い,満足な結果を得ている(51)。使用している除草 剤はジャガイモの場含と同じである。すなわちイネ科植物とカヤツリグサ科植物がはえるのを防ぐため,

1ヘクタール当り7リットルのエプタムをさし木の前に散擶する。広葉の雑草を駆除するためには,1

ヘクタール当り15〜20リットルのDNBP(Weeδklller 70)。 CMUを1ヘクタール当り1.5

kg,アトラジン1〜1.5kg/ha,アメトリン1〜2kg/ha,プロメトリン1〜2kg/ha,ディミッド Dymid 5〜8kg/ha,以上いずれも広葉の雑草がはえるのを防ぐためである。

 最も一般的な雑草は下記のとおりである。

イネ科植物とカヤツリグサ科植物

五㍑θ%s¢%θ ②πdゼ。α

亙01面π00観0α C卯8γ%8γoめ脇伽s

ム7泥αγαπ ん%S SPP ・ PO撹%ZαCα 0 θγα0θα Sc呂θγocαγP%S SPP。

Ipo?πoθα SPP.

オヒシバ(Guarataro)

ヒエ(Arroci員。)

ハマスゲ(Corocillo)

ヒユ類(Pira)

スベリヒユ(Verdolaga)

Flor amar圭圭王a

ヒルガオ類(Ba£atillas)

 ベネズエラ・カグア(Cagua)のシェル農業生産者サービス(16a)は,コトラン80PMをすすめてい る。散布量は,トラクターを使う場合は1ヘクタール嶺り200リットルの水に同薬品を2kg,スプリンク ラーを使う場合は400リットルの水に同量の薬品をまぜる。この除草剤は予防用であり,湿った土壌に 散布する。

 下表のデータは,ブラジルのミーナス・ゲライスで記録されたキャッサバを栽培するときの雑草防除 剤の効果である。

除 草 剤 1ヘクタール畿りの生産量(トン)

  塊 根      枝と葉 Lin臓ro鶏

Metabromuτon

草取りをして喪亡剤を適用しなかった場合

Dluron

ClorOXuro…ユ

Fluomet縫ron

草取りをせず除草剤も適用しなかった場舎

19.71 17.66 15.77 14.96 11.60

 8.54  6.33

30.21

22.02

23.60

27.12

19.81

16.31

 8.81

 土寄せ

 機械化されていない栽培法では,さし木を植えてから2〜3カ月後に木の根もとに土を盛り上げ,貯 蔵根が十分に生育できるようにするのが普通である。機械で耕作する場合は,一般にうねを作るから,

うねの整形と除草を行う。

 土寄せは,土壌の種類に関係なく,作物の生育にとって有効であると言われている。しかし,作物の 生育や収穫量に対するその効果をもっと正確に知る必要があろう。

 収穫期

 塊根が大きくなる様子は,木の地際のまわりにできる土の繋れ昆から察することができる。一般に塊 根が収穫できるようになるのは,8〜10カ月後である。

 でんぷんをとったり,粉やその他の製品をつくるには,木が完全に成熟していなければならない。

 塊根を回り出すのが早すぎると,塊根にはトウダイグサ科植物の特徴である乳液がたくさん含まれて おり,食べられない。キャノサバは保存性が悪いため,収穫は家庭での消費量や市場の需要にあわせて 徐々に行うようにすすめる。

 塊根は非常に古くなって木化し,直接食べられなくとも,粉にすることはできる。 _

 キャノサバのでんぷんをつくる工場の場合,収穫は15〜24カ月後であるが,市場の需要が備ださ れている場合には2〜3年も収馨しないことがある。

        第26図 キャッサバの塊根が収穫できるほど大きくなっているこ        とを示す土の割れ目に注意。この木の場合,塊根を堀り出        すため,地表から50㎝のところで茎を切ってある。

 キャソサバからでんぷんをとることを目的とした場合,その収梗時期を決定するのは木の成熟度であ る。そして成熟慶は,塊根の大きさ,でんぷんの含櫨・でんぷん粒の直径の大きさ一大きい方が上 澄みをとるのに容易である一によって決定される。

 しかし上記3つの要素が同時に最大となるのはまれなことである。

 また実際には,腐ったり,寄生虫の被害を受けることがあるから,完全に成熟しないうちに収極ずる

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