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【 2016年7月 】

4.1 重慶市環境保護局が大気汚染防止事業を特定テーマとし研究を行う

7月初め、重慶市環境保護局の史大平局長は大気汚染対策事業テーマ会議を開催し、事業 の効果を総括するとともに、当面の大気汚染対策の情勢を分析し、次の段階の重点課題の検 討と準備を行った。会議は2016年上半期の汚染対策事業で収めた積極的な取り組みと成果 を高く評価し、局関連部門が習近平総書記の重慶などの視察時の重要談話の主旨を徹底さ せ、党重慶市委員会、市政府と環境保護部の政策決定を入念に実行し、ターゲットを絞った 施策を進め、行政、経済、技術、法律などの手段を総合的に運用し、社会と公衆の参加を幅 広く動員し、年度の目標課題達成を確保することを強調した。

会議は、大気汚染対策事業の遂行に向けて、大気環境質改善を核心とした「根源の燃焼禁 止、汚染修復整備、道路の清掃、地域での燃焼禁止」の方向性に基づき、科学的に計画し、

総合的に施策し、共同で規制し、保障を強化しなければならないとした。課題指向を堅持し、

公表日:2016年7月13日 情報公表組織:重慶市環境保護局 タイプ:政策公布

キーワード:大気汚染対策

重点を見つけ、発生源解析、発生源インベントリー、発生源の動向、発生源の監督管理など の基礎作業を着実に実施し、大気汚染対策事業に集中して取り組まなくてはならない。青空 行動「4つの規制と1つの増加」措置を入念に実施し、石油精製品の品質アップ、人工監督、

賞金付き告発などの関連措置を強調しなければならない。結果指向を堅持して効果を出し、

大気汚染対策事業の業務法則を正確に見つけ出し、地域的、季節的、業種的対策重点を強調 し、年度目標課題と対比して堅塁攻略戦と持久戦を十分に戦い抜くよう求めなければなら ない。「重慶市大気汚染防止条例」を引き続き改訂完備し、揮発性有機化合物排出地方基準 の弱点を補い、環境監督管理法律執行を厳格化し、審査と監督検査を確実に強化し、法律と 規則に基づき汚染を整備しなければならない。

会議は、重慶市の大気汚染対策事業が次の段階で十大分野の措置を強化するよう求めた。

第一は「重慶市大気環境質の期限付き基準達成計画」と「重慶市青空行動実施計画(2018~

2020年)」の作成、第二は「重慶市大気汚染防止条例」などの地方法規及び基準体系の制定、

第三は大気発生源分析・発生源インベントリー・発生源管理の作業メカニズムの完備、第四 は大気汚染防止早期警報と早期制御、共同予防管理制度の完備、第五は政策優遇資金保障及 び賞金付き告発の完備、第六は交通汚染規制措置の高度化、第七は発塵規制措置の高度化、

第八は工業汚染規制措置の高度化、第九は生活汚染措置の高度化、第十は大気汚染防止監督 管理能力の増強である。

情報公表組織:重慶市環境保護局

URL: http://www.cepb.gov.cn/doc/2016/07/13/137273.shtml

4.2 重慶市が過剰生産設備撤去を加速:グリーン製造など6大プロジェクトを実施

重慶市政府は先日、「重慶市サプライサイド構造改革に基づく生産設備撤去特別計画」(以 下、「計画」と略称)を正式に配布した。2016~2018年に、重慶市はいくつかの過剰生産設 備、「ゾンビ企業」とペーパーカンパニーを取り除き、技術が立ち後れ、環境保護基準に達 せず、生産が安全でなく、長期に赤字の企業を基本的に閉鎖し、資源要素と市場空間を確保 して、将来性のある企業を支援する。

重慶市は鉄鋼、石炭、花火爆竹、「ゾンビ企業」とペーパーカンパニー、食糧備蓄、セメ ントや板ガラスなどの業界合計 6 大分類の対象を過剰生産設備撤去特別事業の実施重点と

公表日:2016年7月21日 情報公表組織:中国環境報 タイプ:政策公布

キーワード:生産設備撤去

する。

「計画」に基づき、2016年末までに全市の鉄鋼業種の過剰生産能力撤去事業を基本的に 完成させる。2017年末までに鉄鋼業種は過剰生産能力撤去事業を全面的に完成し、全市の 鉄鋼生産能力を800万トンほどに抑制する。全市では法律に基づき340ヵ所ほどの炭鉱を 閉鎖し、立ち後れた生産能力2,300万トン/年ほどを淘汰する。炭鉱の閉鎖撤退と産業構造 の最適化を通じて、全市の炭鉱数は70ヵ所以内、石炭生産能力は2,000万トン/年にまで圧 縮されるであろう。全市52社の花火爆竹製造企業がすべて市場から撤退するよう極力努め る。法律法規に基づき中心市街地の3,000 トン/日以下のセメント製造ラインを閉鎖する。

セメント、電解アルミニウム、板ガラスなどの業種の合併再編を奨励する。船舶業種は積載 重量20万トン分の生産能力を撤退するよう極力努める。発電出力10万kW以下と設計寿 命に達した単機20万kW以下の通常石炭火力発電ユニットを停止する。

同時に、重慶市は工業の構造調整、産業構造高度化の足並みを促進し、スマート製造、技 術改造、工業基礎強化、品質ブランド、サービス型製造、グリーン製造など在来産業の改造 と高度化の 6 大プロジェクトの実施を加速し、重慶市製造業の影響力と競争力を全面的に 向上させる。

情報公表組織:中国環境報

URL: http://news.cenews.com.cn/html/2016-07/21/content_47350.htm 重慶市政府《方案》の原文:

http://www.cq.gov.cn/publicinfo/web/views/Show!detail.action?sid=4112905

【 2016年8月 】

4.3 重慶が2016年上半期に1,071件の処罰を実施、罰金は7,350万元:末端の法律執行 力が増大し、行った処罰の決定数は全体の7割を占める

2016年上半期、重慶市の環境保護部門は合計1,071件の行政処罰決定書を下達し、過料

額は7,350万元で、昨年同期に比べて件数が18%と金額が57%増加した。そのうち、日割

計算の連続処罰2件、閉鎖と差し押さえ17件、生産制限・生産停止命令7件を実施した。

末端の環境法律執行能力は明らかに強まり、区と県の環境保護部門が行った行政処罰決定 数量が全市占有率の7割を上回り、過料額は6割近くを占めた。重慶は環境保護法及びそ

公表日:2016年8月24日 情報公表組織:中国環境報 タイプ:ニュース動向

キーワード:環境法律執行、末端の法律執行、処罰決定

の関連付帯規則を厳格に実施し、重慶市環境監察総隊の法律執行業務は環境保護部による 表彰を受けた。

2016年4~6月に、重慶市環境保護局は市公安局と共同で全市40区・県及び経済開発区 の工業団地合計69ヵ所に対し特別法律執行検査を実施した。累計で1,900社余りの工業団 地内企業を検査し、40 ヵ所余りの工業団地、530 社余りの企業に存在する各種の環境問題 860項目余りを発見した。現在までに、すでに半数近い問題が改善を完成しており、残りは 現在進行中である。

重慶市環境保護局は 441 社の市レベル重点監督管理対象のためにリストを逐一「オーダ ーメイド」し、一般監督管理対象のための統一的リストならびに工業団地のリストを制定し、

重点企業の項目漏れゼロ、一般企業の更に高い効率化を実現した。企業リストの内容は法律 法規の執行、汚染排出許可、汚染防止施設など11の方面を網羅しており、それぞれの工場 内作業部門と汚染処理施設にまで細分化が可能である。工業団地のリストは管理制度、計画 環境アセスメント、リスク予防対策など6つの方面を際立たせている。

リストの記入にはチェックとデータ記録の方式を採用しており、企業に環境違法行為が 存在するかどうかは一目瞭然である。重慶市環境保護局は、移動法律執行システムは毎回の リスト記録に法律執行の「痕跡」を保存することができ、法律執行スタッフの法に基づく行 政の促進に役立つと紹介している。同時に、リストの運用は汚染物質排出事業所に自身の環 境保護主体責任をいっそうはっきりと認識させ、企業が自発的に法律を守るよう導く上で 役立つ。

調査によると、リスト記録は移動法律執行システムの行政処罰立案、問題改善の再検査な どの内容と連係することにより、行政の法律執行の流れと各検査項目との関連性が更に緊 密になり、環境違法行為の証拠連鎖の獲得が更に容易になり、証拠も充実になる。

移動法律執行システムは現在、重慶ではすでにフルカバーを実現しており、区・県レベル 以上の重点監督管理対象企業 2,000 社余りがすでに外部ネットワーク直接レポーティング プラットフォームを通じて登録を完成し、「一企業一ファイル」、「一工業団地一ファイル」、

「一工事現場一ファイル」の環境監督管理法律執行システムが基本的に形成されている。移 動法律執行システムの利用促進に従って、重慶はすでに全市環境監督管理法律執行情報の 相互リンクを基本的に実現している。

情報公表組織:中国環境報

URL:http://news.cenews.com.cn/html/2016-08/24/content_49020.htm

【 2016年9月 】

4.4 重慶市が黄色ラベル車走行制限の法律執行力を拡大:2年で7万台余りの淘汰を計画

ドキュメント内 中国大気環境改善のための都市間連携協力 (ページ 186-195)