(1)軽微な変更について
重要な変更に該当しないものが軽微な変更となる。ただし、擁壁、橋梁、排水施設、ト ンネル等構造物の構造及び法面保護の工法の変更等査定の主旨に相違するものと認めら れる変更を生じた場合、林野庁と打合せを行う必要があるため、地域振興局を通じて林業 振興課に報告すること(平成21年度版林道災害復旧事業マニュアルP206及びP32 9参照)。
軽微な変更に該当する場合は、実施要領第9の1の規定に基づき、必ず地域振興局と軽 微な変更手続きを取ること(交付決定を受けている箇所は林業振興課まで協議が必要)。 なお、変更協議の際の添付資料としては、前項「1 重要な変更」の(2)のイ〜オに 準じること。
※ 工事内容に変更がある場合、協議等が必要ないか確認のうえ現場で指示を行うこと。
(2)提出書類
書類の大きさはA4とし、各1部提出すること。なお提出書類について実施要領別記第 9号様式以外は重要な変更の手続きの際に提出する書類に準じる。
※ 1 重要な変更の区分について
重要な変更には、適化法に基づく重要な変更(以下「補助金上の変更」とする。)と、
暫定法に基づく重要な変更(以下「計画上の変更」とする。)がある。
現年林道災害復旧事業で被災年度内に復旧する場合は、補助金交付決定が事業費の確定 後となるため補助金上の変更は通常発生しないが、繰越工事箇所や過年林道災害復旧事業 で補助金交付決定が行われた箇所は、補助金上の変更に該当する場合があるので注意する こと。
※ 2 計画上の重要な変更について
基本的には査定決定のとおりに復旧するのが原則である。従って、査定時と同様に、
「増破はしたものの、林道の路体に影響のない場合」、「査定により決定した工種、工法の 施工に問題がない場合」等は重要な変更は認められない場合がある(「増破=変更による 復旧」と安易な判断を行わないこと)。
なお、80mm以上の降雨で増破した場合、「うち転属」、「うち未成」として以前の災害 も今回の災害として取扱い、新たに査定を受けなければならなくなる。
※ 3 重要な変更に係る工種の取扱いについて
計画上の変更において、「工種の変更に伴うもの」とあるが、ここでいう「工種」とは、
災害査定時に査定説明表(実施要領別記第4号様式の2)に記載されている「工種」を指 す。
※ 査定後の変更に係る留意事項
事業主体は災害査定後から工事竣工までの間に、設計内容等に変更があった場合は必ず その内容について説明できるよう資料の整理を行っておくこと。
なお、資料の整理に当たっては、査定時と査定後の状況の変化が写真で確認できるよう ポール等を当てて撮影した写真を残しておくこと。
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−補足説明− 【変更に関して】
災害復旧事業の変更については、以下を参考にされ事務手続き等を行うこと。
(1)災害査定後、事業費決定通知から補助金交付決定までの期間に行う変更
補助金の交付決定が行われていないことから、計画上(暫定法上)の変更=(補助)計 画概要書の変更のみとなる。
計画上の変更には、本手引き第9の1の(1)−アの「重要な変更」と「それ以外の変 更(軽微な変更)」とに分けられ、それぞれ以下の手続きを行うこと。
ⅰ)重要な変更
事業実施主体は実施要領第9の1の(1)に基づき県(振興局)へ変更協議書を提出し
(提出資料については本手引き第9の1の(2)参照)、林業振興課が林野庁へ協議を行 う。
ⅱ)軽微な変更
事業実施主体は実施要領第9の1の(2)に基づき県(振興局)へ変更協議書を提出し、
内容が適当であれば県(振興局)が承認を行う。
ⅲ)軽微な変更のうち、査定の主旨に相違するもの(本手引き第9の2の(1)参照)
事業実施主体は実施要領第9の1の(2)に基づき県(振興局)へ変更協議書を提出し、
林業振興課が林野庁へ打合せを行う。
(2)補助金交付決定後から事業完了までの期間に行う変更
補助金の交付決定が行われた後であることから、計画上(暫定法上)の変更だけでなく、
補助金上(適化法上)の重要な変更=(補助)計画(補助金交付申請)の変更に該当しな いか注意が必要となる。
補助金上の重要な変更手続きが必要となるのは、本手引き第9の1の(1)−イに該当 する場合であり、以下の手続きを行うこと。
ⅰ)重要な変更
事業実施主体は実施要領第9の1の(1)の変更協議書に加え、同要領第9の2に基 づき別記第10号様式を県(振興局)へ提出し、林業振興課が林野庁へ協議を行う。
なお、県の交付要項上の変更要件にも該当するため(補助便覧参照)、事業実施主体 は交付要項第8条に基づき、補助金変更申請書(別記第6号様式)に変更理由書を添え て県(振興局)に提出が必要となる。
ⅱ)重要な変更以外
県の交付要項上の変更要件に該当する変更の場合(補助便覧参照)、事業実施主体は 交付要項第8条に基づき、補助金変更申請書(別記第6号様式)に変更理由書を添えて 県(振興局)に提出。なお、該当しない場合は振興局に対し軽微変更協議を行うこと。
※ 平成 22 年度以降は 12 月〜1 月にかけて基本補助率分の交付申請・交付決定を行い、3 月末に補助率増高分の変更申請・変更交付決定を行った。
この際、3 月末の補助率増高分の変更申請については、補助金付決定後の重要な変更 に該当しないものは交付要項第8条に基づき、補助金変更申請書(別記第6号様式)
に変更理由書を添えて変更申請を行う。
【参考】
※ 「査定の趣旨に相違するもの」の例
査定の趣旨に相違するものは、軽微な変更の範囲内で、擁壁、橋梁、排水施設、トンネ ル等構造物の構造及び法面保護の変更等があり、具体的な内容を例示すれば次のようなも のがある。
構 造 物 具 体 的 な 内 容 擁壁 擁壁の種類と形式の変更
橋梁 橋長、スパン、橋台、橋脚等主要部材の変更等 排水施設 開渠と暗渠の変更、使用部材の変更、配置の変更等 隧道 支保工、覆工、その他の構造で主要部材の変更等 アンカー アンカー段数、使用部材の変更等
法面保護工 地形の変動に伴う工法の変更(法枠工等)等
いずれの場合であっても、根拠となる安全率の変更、復旧工法の変更、使用部材の変更 等査定の主旨に相違すると認められるものが対象となる。
また、対象とならない事例としては、次のようなものがある。
構 造 物 具 体 的 な 内 容 擁壁 高さ、根入れ、土かぶりの変更
橋梁 補完部材の変更等
排水施設 配置位置の変更等
隧道 補完部材の変更等
アンカー アンカー長、受圧版数の変更等 法面保護工 使用部材のみの変更等
上記より判断しがたい場合は、林業振興課とあらかじめ協議を行うこと。