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図 5-6 料金回収フロー概念図
105 参考文献(第 5 章)
[1] 国家統計局ホームページ:https://bit.ly/2W6Uptv
[2] 国家食品医薬品監督管理総局ホームページ:http://samr.cfda.gov.cn/WS01/CL0001/
[3] 陳玉文等:「中国における医薬品ネット販売の監督に関する議論」,中国医薬導報 35号,PP133 (2007/04)
[4] 孟大釣:「インターネット薬物管理監督機構の比較研究」,中国薬剤師 24号3 pp.250-254 (2010).
[5] 張大志:「医療電子商取引に関する討論」, 医薬経済報, 008号, pp.1-3 (2012).
[6] 李坤:「海外医薬品ネット販売の監督対策を参考する研究」,吉林医薬品学院学報,第35卷,第5 期,PP350-358 (2014)
[7] 周尚等:「ネット医薬品経営監督体制比較に関する研究」,中国薬事, 26号3, pp.250-252 (2012).
[8] 陳晶等:「中国における医薬品ネット販売の状況と経営対策」,中国薬学雑志,第50 巻,第16期,
PP1457-1461 (2015).
[9] 王実倩:「中国における医薬品ネット販売の開発と問題点」,企業導報 第18期 pp.85-88 (2015).
[10] 黄瀚博等:「中国の個人消費者による医薬品ネット販売の認識と使用性分析」,西北医薬学雑志,第30
巻,第5期,PP643-647 (2015)
[11] 中華人民共和国商務部ホームページ:「2014年医薬品流通行業运行統計分析報告,商務部市場秩序
司」,http://sczxs.mofcom.gov.cn/article/dyplwz/bh/201506/20150601017235.shtml
[12] 捜狐ホームページ:「2016年に中国の医薬品ネット販売業者数619があり,売上高は前年比で50%増
加」,https://www.sohu.com/a/165152053_293363
[13] 陳徳宝:「中国における医薬品ネット販売の問題点と解析」,Economic Relations and Trade 1003-5559. 第
01第009期 pp.38-44 (2016).
[14] 付非等:「消費者の視点から医薬品ネット販売に関する要因」,沈陽薬科学報 第35巻,第11期,
PP983-988 (2018)
[15] 牛西等:「医薬品ネット販売に関する消費者の満足度と要因」,科技広場 第4期,PP138-141 (2016)
注
1. 「国家食品医薬品監督管理総局」は中国国務院の直属の機関である.日本の厚生労働省医薬食品局や 米国のFDAに相当する.医薬品,医薬部外品,化粧品および医療機器関係などの薬事,食品などを 所管する.
2. 「インターネット上の医薬品取引資格証」は国家食品医薬品監督管理総局がインターネット上の医薬 品取引に従事する企業に発行する資格証明書である.インターネット上の医薬品取引資格証はA,
B,Cの3つに分類される.
3. 「C証」は地元の医薬品管理審査局によって承認されたインターネット上の医薬品取引資格証であ る.自営で個人消費者に対する医薬品の提供許可で,ここでの医薬品は非処方薬を指す.
4. 中国医薬品管理部門は中国最高の国家権力の執行機関である国務院の下にある政府部門である.中国 における医薬品登録業務を主管し,医薬品に関する臨床試験及び医薬品の製造,ならびに輸入につい て審査・承認を行う.
5. 「ネット監督部門」は国家によるインターネット監督を行う部門の名称である.インターネット情報 伝達の法整備を推進し,インターネット情報伝達の方針・政策を実行し,関係部門がインターネット
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情報のコンテンツ管理の強化,および違法なサイトの調査と取り締まりを行う.更に各地インターネ ット関連部門の業務を指導する.
6. 「医薬品電子商取引試験区監督管理方法」,「中華人民共和国医薬品管理法」,「中華人民共和国医 薬品管理法実施条例」,「インターネット医薬品情報サービス管理方法」,「インターネット薬品取 引サービス審査許可暫定施行規定(意見)」についての概要は以下の表のとおりである.
7. O2OはOnline to Offlineの意味で,「医薬品O2O」は特に実店舗を持つ販売店が,医薬品をウェブサイ
トやスマートフォンアプリケーションを通じて販売し,実店舗から自宅へ配送する方式.
8. 「中華人民共和国医薬品管理法」と「インターネット医薬品取引サービス審査許可暫定施行規定」に おいて医薬取引ライセンスは,B2B,B2Cおよび第三者電子商取引プラットフォームの3つに分けら れる内容が記載されている.
9. 「Wen Juan Xing」は,中国最大級のオンラインアンケートサービスであり,累計では29.15億件のア ンケート回答数がある.回答者はパソコンやスマートフォン端末上で回答を行う.4,222万人のサー ビス利用者がおり,企業ユーザーには,通信会社大手China Telecom,家電メーカーMideaなど,研究 機関ユーザーには,清華大学,北京大学,中国科学院,上海情報研究センターなど,中国における約 90%の研究機関での利用実績がある.
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中国の介護ビジネスにおける IoT 活用―アンケート調査によ る利用者の要求抽出―
はじめに
中国では1999年から高齢化社会時代に突入した.さらに農村に住む国民の都市部への人口移動が原因と なって単身高齢者の介護問題が深刻化している.同時に,中国の介護市場は拡大している.個人の保険料支 出は年々増加し,個人の年間総支出総額に対する個人の年間保険支出額は,都市部で6%,農村部では9%
まで占めている(表 6-1).
中国政府は社会介護サービスを重視しおり,2011年12月に,国務院事務室が「社会介護サービス体系建 設企画(2011-2015年)」を発表した.医療介護型の介護社会建設を重視し促進させるために,2013年に国 務院は,介護サービス業における書類の簡略化を発表した.資金流動性が高まり,民間資本が介護市場の主 役となった.介護サービスの運営様式もさまざまとなった.
本論の目的は,中国の介護ビジネスにおけるIoT活用の提案を行うことである.
次節では,ICT活用による医療介護システムの中国国内の事例と海外事例を文献から比較調査し,3節で IoT端末を活用した第三者による要介護認定システムの運用と,高齢者の連続的な身体情報のデータ収集の 是非に関するアンケート調査を実施した.4節では調査を通じ問題点等を考察し,以上に基づいて中国にお ける介護ビジネスシステムの概念設計を提案する際の利用者の要求が何であるかを発見した上で,5節では 中国の介護ビジネスにおけるIoT活用の提案を行った.
表 6-1 中国の都市部と農村部における個人の年間総支出総額および年間保健支出額(単位:円)
出所:[1]国家統計局より筆者作成
先行研究
政府の ICT による医療介護に関する方針
中国国務院が発表した「十三五 国家高齢事業発展と介護体系建設企画」で,在宅医療介護および遠隔医療 介護一体化のサービス体系の方針を発表した.
年 都市部における 個人年間現金支出額
都市部における 個人年間保険消費額
農村部における 個人年間現金支出額
農村部における 個人年間保険消費額
2009 198,687 13,874 64,695 4,658
2010 218,238 14,123 70,985 5,281
2011 245,607 15,698 84,582 7,514
2012 270,124 17,232 95,710 8,324
2013 291,966 18,116 107,333 9,950
2014 323,483 21,151 135,798 12,213
2015 346,557 23,383 149,406 13,705
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国営型から民営型への変換によって,政府による伝統的な医療介護システムからの脱却を目指し,民間企 業による医療ビッグデータ[注1],クラウドコンピューティング,ウェアラブル端末利用などの活用による 医療介護制度の充実を奨励する.中国政府のICTによる医療介護に関する方針を整理した(表 6-2).
表 6-2 政府のICTによる医療介護に関する方針
出所:[2][3][4][5][6]より筆者作成
ICT 活用による介護中国の事例
中国におけるICT活用による介護の事例をとりあげる(表 6-3).海外と比べスタートが遅い.しかし 2012年にICT活用による介護システムの研究が出現してから急速に発展が進んでいる.中国では政府,医療 機関,介護施設などによる連携を重視し,ICTを活用した介護エコシステムの形成段階である.
種類 方針
政策保障
国営型から民営型への転換
従来の伝統的経営方式から脱却し,医療ビッグデータ の活用案を提出,政府が支援の態度を示す
介護市場 サービス
遠隔医療の推進
遠隔医療制度の整備・普及段階
高齢者のニーズに合ったサービスを提供
オンライン病院予約,遠隔問診,携帯端末医療アプリ による遠隔医療コンサルティングサービスの提供
人工知能 の活用
人工知能活用によるハイテク医療の推進
医療の安全性を高め,高齢者の生活水準の発展を目指 す
精神文化
ICT活用による精神文化生活の醸成
心身共に健康的文化的な生活をおくるためのICT活用
社会的な 共同参与
性
福祉の各方面のコンサルティングサービス強化 企業・公的機関の公式アカウントと公共情報プラット フォームの連携
高齢者向けのサービスと生活 ,娯 楽, 医療 ,を 連携 し,生活の質を向上
資金投入
ICTによる医療介護に対する資金の投入
ウェアラブルデバイス,クラ ウド コン ピュ ーテ ィン グ,ビッグデータ,コミュニ ティ 型介 護サ ービ スプ ラットフォームに対する資金投入
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表 6-3 ICT活用による介護 中国の事例
2012年 ICT活用による介護システムの出現
IoTデバイスによるスマートホーム,情報システムの研究 開発段階
2013年 IoTを中心とした研究段階
介護サービス,医療保健などの実現を促進
2014年 IoT研究開発の前進,介護システムへの応用研究も発展
2015年 介護システムへの応用研究の発展に伴い,高齢者ビジネ スおよび介護ビジネスへの実用化の出現
2016年 介護システムのエコシステムの形成
出所:[2][3][4][5][6]より筆者作成
表 6-4 ICT活用による介護 海外の事例
2001年 ICT活用による医療介護システムの出現
2002年 遠隔医療,Fall detectionの研究 ICTによる医療介護研究の発展
2003年 2004年
Elderly Care Context Awareness等のスマートホームシス テムへの応用研究出現
2005年 センサーデバイスによる健康観測,無線ネットワーク技 術による情報連携等,技術面において介護システムへの具
体的応用技術の発展
2016年 AIロボット活用による医療介護の研究開発
出所:[4][5]より筆者作成
ICT 活用による介護海外の事例
海外におけるICT活用による介護の事例をとりあげる(表 6-4).海外では中国よりも早く2001年頃から ICT活用による医療介護システムが出現した.2003年から2004年にはすでにスマートホームシステムへの応 用研究によって介護システムへの適用も検討されている.2005年にはセンサデバイスによる健康観測や無線