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移動端末への着信手順

ドキュメント内 プライベート IP アドレスを用いた (ページ 55-58)

第 4 章 階層的 Mobile IP と NAT, DNS の連携による実現手法

4.4 詳細手順

4.4.4 移動端末への着信手順

(2) DNSサーバは、MNのFQDNとプライベートアドレスIPpri[MN]のマッピングを管理 している。MNに一時的に割り当てるグローバルアドレスを取得するため、DNSサーバは、

NAT機能を持つHAに対して、IPpri[MN]を含むアドレス割当要求メッセージを送信する。

(3) HA は、グローバルアドレスのプールの中から 1 つを選択し、MN に割り当てる

(IPglo[MN])。その後、HAはIPpri[MN]、対応するグローバルアドレスIPglo[MN]とその ライフタイム、およびGFAアドレスIPglo[GFA]のマッピングを管理する。

(4) 提案手法においては、NAT機能を持つGFAが、IPglo[MN]とIPpri[MN]の間のアドレ ス変換を実行する。しかしながら、この時点では、HAのみがIPpri[MN]とIPglo[MN]のマ ッピングを把握している。そこでHAは、GFAに対して、アドレス割当通知メッセージを 送信する。アドレス割当通知メッセージは、提案手法において新たに導入するものである。

アドレス割当通知メッセージによって通知される情報は、MN のプライベートアドレス

IPpri[MN]、割り当てられたグローバルアドレスIPglo[MN]とそのライフタイム、およびメ

ッセージの識別子から構成される。

(5) HAは、アドレス割当要求メッセージへの返答として、DNSサーバに対して、IPglo[MN]

とそのライフタイムを含むアドレス割当応答メッセージを送信する。

(6) DNSサーバはCNに対してDNS応答(DNS Answer)メッセージを送信する。この段階 で、CNはHAによって一時的に割り当てられたMNのグローバルアドレスを取得する。

(7) CNはステップ(6)で得られたグローバルアドレスを宛先アドレスとしてMN宛にパケッ

トを送信する。グローバルアドレスIPglo[MN]はHAによって割り当てられているため、

CNが送信したパケットはMNのホームネットワークに届けられ、HAによってキャプチャ される。

(8) HAは受信したパケットをGFAまでトンネリングする。

(9) GFAがHAからトンネリングされたパケットを受信すると、CNから送信されたオリジ

ナルのパケットを取り出す。GFAはステップ(4)において、IPpri[MN]とIPglo[MN]のマッ ピングをHAから通知されているため、宛先アドレスに格納されたIPglo[MN]をIPpri[MN]

に変換し、パケットをFAまでGREトンネリングを用いて転送する。FAがこのパケット を受信すると、パケットの外部ヘッダを取り除き、MN宛に転送する。

(10) 本ステップは、経路最適化をサポートする場合である。HA は、バインディング更新

メッセージをCNに送信し、CNからGFAまで直接トンネリングするように要求する。

(11) MNは、ステップ(9)で受信したパケットに対する応答パケットを送信する。このパケ

ットはFAによってキャプチャされ、GREトンネリングを用いてGFAまで転送される。

(12) FAからトンネリングされたパケットを受信したGFAは、パケットの送信元アドレス

をIPpri[MN]からIPglo[MN]に変換してCN宛に送信する。

(13) CNが上記ステップ(12)で受信したパケットに対する応答パケットを送信する際、ステ

ップ(10)で通知されたGFAアドレスIPglo[GFA]を用いて、直接GFAまでトンネリングす る(経路最適化)。

(14) GFAは、CNから送信されたパケットの宛先アドレスをIPglo[MN]からIPpri[MN]に 変換し、FAまでトンネリングする。

(15) 最後に FAは、GFAからトンネリングされたオリジナルのパケットを取り出し、MN

宛に転送する。

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