• キャッシュストレージに使⽤されるRAMが仮想マシンに使⽤できないため、ハードウェアのサ イズを適切に設定する必要があります。

• キャッシュストレージを構成する前に、コントロールドメインのメモリを拡張する必要があり ます。

注︓

キャッシュをコントロールドメインのメモリに格納する場合、この機能によってコ ントロールドメインのメモリが指定されたキャッシュサイズまで使⽤されます。こ のオプションは、追加のメモリがコントロールドメインに割り当てられた後でのみ 使⽤できるようになります。コントロールドメインメモリの増加については、項

7.1.1. 「コントロールドメインに割り当てられるメモリ量の変更 」を参照してく

ださい。

ホストのコントロールドメインに割り当てられるメモリの量を増やすと、追加メモリを明⽰的に PVSアクセラレータに割り当てることができます。

コントロールドメインメモリでキャッシュストレージを構成するには、次の⼿順を実⾏します。

a. 次のコマンドを実⾏して、キャッシュに使⽤されるホストのUUIDを検索します。

xe host-list name-label=<host-name-label> --minimal b. 特別な種類(tmpfs)のSRを作成します。

xe sr-create type=tmpfs name-label=<MemorySR> host-uuid=<HOST_UUID> device-config:uri=""

c. 次のコマンドを実⾏して、キャッシュストレージを作成します。

xe pvs-cache-storage-create host-uuid=<HOST_UUID>

pvs-site-uuid=<PVS_SITE_UUID> sr-uuid=<SR_UUID> size=<1GiB>

<SR_UUID>は、⼿順bで作成されたSRのUUIDです。

5.7.2.2. PVSでのキャッシュ構成の完了

XenServerでPVSアクセラレータを構成した後、次の⼿順を実⾏してPVSサイトのキャッシュ構成を 完了します。

PVS管理コンソールで、(環境に応じて)XenDesktopセットアップウィザードまたは仮想マシンの ストリーミングウィザードを使⽤してプロキシ機能にアクセスします。この2つのウィザードは似た ようなウィザードで、多くの画⾯を共有していますが、次の相違点があります。

• XenDesktopセットアップウィザードは、XenDesktopを使⽤して制御されるXenServerハイパー バイザーで実⾏される仮想マシンの構成に使⽤します。

• 仮想マシンのストリーミングウィザードは、ホストで仮想マシンを作成するために使⽤さ れ、XenDesktopには使⽤されません。

PVS管理コンソールの開始 1. PVSサイトに移動します。

2. PVSサイトを選択し、右クリックしてコンテキストメニューを表⽰します。

3. 環境に応じて適切なウィザードを選択します。オプション[すべての仮想マシンの PVS アクセラ

レータを有効にします]を選択してPVSアクセラレータ機能を有効化します。

4. 初めてvDiskキャッシュを有効化する場合は、ストリーム配信仮想マシンのセットアップウィザー ドにXenServerの画⾯が表⽰されます。PVSサイトと関連付けられていないXenServerで構成さ れたすべてのPVSサイトの⼀覧が表⽰されます。ドロップダウンメニューを使⽤して、PVSアクセ

ラレータを適⽤するPVSサイトを選択します。この画⾯は、同じXenServerホストを使⽤して同じ PVSサイトのウィザードを実⾏する場合は表⽰されないことに注意してください。

5.

[次へ]をクリックしてキャッシュ構成を完了します。

6.

[完了]をクリックしてXenDesktopまたはストリーム配信された仮想マシンをプロビジョニング

し、選択したPVSをXenServerのPVSアクセラレータに関連付けます。この⼿順が完了する と、PVSアクセラレータ構成ウィンドウの

[PVSサーバー表⽰]ボタンがXenCenterで有効にな

ります。[PVSサーバー表⽰]ボタンをクリックすると、PVSサイトに関連付けられたすべての PVSサーバーのIPアドレスが表⽰されます。

5.7.3. キャッシュ操作

PVSアクセラレータ機能を使⽤する場合は、次の点を考慮する必要があります。

• XenCenterおよびPVSのPVSアクセラレータユーザーインターフェイスは、PVSアクセラレータサ プリメンタルパックがインストールされている場合にのみ表⽰されます。

• PVSターゲットデバイスは、プロキシステータスを認識しています。機能がインストールされた ら、追加の構成は必要ありません。

• 同じVHDで複数のPVSサーバーが展開されていて(PVS HA)、ファイルシステムタイムスタンプ が異なる環境では、データが複数回キャッシュされる可能性があります。この制限により、Citrix ではvDisk向けのVHDではなくVHDX形式を使⽤することをお勧めします。

• PVSアクセラレータが有効になった仮想マシンを起動した後、仮想マシンのキャッシュステータス はプールまたはホストの[PVS]タブ、およびXenCenterの仮想マシンの[⼀般]タブに表⽰さ れます。

• ユーザーは、XenCenterのホストの[パフォーマンス]タブでRRD測定値を使⽤して、PVSアクセ ラレータの正しい操作を確認できます。詳しくは、第9章 「XenServerの監視と管理」を参照して ください。

重要︓

• PVSアクセラレータにはPVS 7.13が必要です。

• PVSアクセラレータは、XenServer Enterprise Editionユーザー、または XenDesktop/XenApp権限によりXenServerにアクセスするユーザーが使⽤でき ます。XenServerの各エディションおよびエディション間のアップグレードにつ いては、Citrix

Webサイトを参照してください。ライセンスについて詳しく

は、XenServer 7.5 Licensing FAQを参照してください。

• PVSアクセラレータにはライセンスサーバー11.14が必要です。

• PVSアクセラレータではOVSの機能が使⽤されるため、ネットワークバックエン ドとしてLinuxブリッジを使⽤しているホストではPVS-Accelerator機能を利⽤

できません。

• PVSアクセラレータは、キャッシュされた仮想マシンの最初の仮想ネットワーク インターフェイス(VIF)で機能します。そのため、キャッシュが機能するよう に、最初のVIFはPVSストレージネットワークに接続する必要があります。

PVSアクセラレータ機能では、以下がキャッシュされます。

• vDiskからの読み取り(書き込みキャッシュからの書き込みや読み取りはキャッシュされません)

イメージのバージョンに基づくキャッシュ。複数のVMが同じイメージのバージョンを使⽤する場

合、これらのVMはキャッシュされたブロックを共有します

• あらゆる⾮永続書き込みキャッシュの種類があるデバイス

アクセスモードが「標準イメージ」のvDisk。アクセスモードが「プライベートイメージ」の

vDiskには機能しません

• 種類が「実稼働」または「テスト」としてマークされているデバイス。種類が「メンテナンス」と してマークされているデバイスはキャッシュされません

5.7.4. PVSアクセラレータのCLI操作

次のセクションでは、CLIを使⽤してPVSアクセラレータを使⽤する際に実⾏できる操作について説 明します。これらの操作は、XenCenterを使⽤しても実⾏できます。詳しくは、XenCenterのヘル プを参照してください。

5.7.4.1. PVSサーバーアドレスおよびPVSで構成されたポートの表⽰

PVSアクセラレータは、仮想マシンとPVSサーバー間のネットワークトラフィックを最適化すること

によって機能します。PVSサーバーの構成を完了すると、PVSサーバーによってXenServerにpvs-serverオブジェクトがIPとポートとともに⼊⼒されます。PVSアクセラレータはその後、特に仮想

マシンとPVSサーバー間のトラフィックを最適化するためにこの情報を使⽤します。次のコマンドを 使⽤して、構成されたPVSサーバーを⼀覧表⽰できます。

xe pvs-server-list pvs-site-uuid=<PVS_SITE_UUID> params=all

5.7.4.2. 仮想マシンのキャッシュ⽤の構成

PVSアクセラレータは、PVS CLI、XenDesktopセットアップウィザード、ストリーム配信仮想マシ ンセットアップウィザード、XenCenter、またはxe CLIを使⽤して仮想マシンに対して有効化するこ とができます。xe CLIを使⽤する場合、PVSアクセラレータは、仮想マシンのVIFをPVSサイトとリ ンクするPVSプロキシを作成することによって、仮想マシンのVIFを使⽤して構成されます。仮想マ シンを構成するには、次の⼿順を実⾏します。

1. キャッシュを有効にする仮想マシンの最初のVIFを⾒つけます。

VIF_UUID=$(xe vif-list vm-name-label=<pvsdevice_1> device=0 --minimal) 2. PVSプロキシの作成

xe pvs-proxy-create pvs-site-uuid=<PVS_SITE_UUID> vif-uuid=$VIF_UUID

5.7.4.3. 仮想マシンのキャッシュの有効化

仮想マシンのVIFとPVSサイトをリンクするPVSプロキシを破棄することによって、仮想マシンに対 してPVSアクセラレータを無効化することができます。

1. 仮想マシンの最初のVIFを⾒つけます。

VIF_UUID=$(xe vif-list vm-name-label=<pvsdevice_1> device=0 --minimal) 2. 仮想マシンのPVSプロキシを⾒つけます。

PVS_PROXY_UUID=$(xe pvs-proxy-list vif-uuid=$VIF_UUID --minimal) 3. PVSプロキシを破棄します。

xe pvs-proxy-destroy uuid=$PVS_PROXY_UUID

5.7.4.4. ホストまたはサイトのPVSアクセラレータストレージの削除

ホストまたはサイトのPVSアクセラレータストレージを削除するには、次の⼿順を実⾏します。

1. ストレージを破棄するホストを⾒つけます。

HOST_UUID=$(xe host-list name-label=<HOST_NAME> --minimal) 2. オブジェクトのUUIDを⾒つけます。

PVS_CACHE_STORAGE_UUID=$(xe pvs-cache-storage-list host-uuid=$HOST_UUID --minimal) 3. オブジェクトを破棄します。

xe pvs-cache-storage-destroy uuid=$PVS_CACHE_STORAGE_UUID

5.7.4.5. サイトのPVSアクセラレータ構成の破棄

サイトのPVSアクセラレータ構成を破棄するには、次の⼿順を実⾏します。

1. PVSサイトを⾒つけます。

PVS_SITE_UUID=$(xe pvs-site-list name-label=<My PVS Site>) 2. 次のコマンドを実⾏して、PVSサイトを破棄します。

xe pvs-site-forget uuid=$PVS_SITE_UUID

5.8. ストレージリポジトリ(SR)の管理

ここでは、ライブVDIマイグレーション機能を含め、ストレージリポジトリの管理に必要なさまざま な操作について説明します。

5.8.1. ストレージリポジトリの削除

ストレージリポジトリ(SR)は、⼀時的または永続的に削除できます。

detach︓ストレージデバイスとプールまたはホストの間の関連付けを削除します(pbd-unplug)。ストレージリポジトリ(およびその仮想ディスクイメージ)にはアクセスできなくな ります。仮想ディスクイメージの内容と、仮想ディスクイメージにアクセスするために仮想マシン で使⽤されるメタ情報は保持されます。保守などのためにストレージリポジトリを⼀時的にオフラ インにする必要があるときに、このコマンドを使⽤します。接続を解除したストレージリポジトリ は後で再接続できます。

forget︓物理ディスク上のストレージリポジトリの内容は保持されますが、仮想マシンを仮想

ディスクイメージに接続するのに使⽤した情報は永続的に削除されます(pbd-unplugおよびvbd-unplug)。たとえば、ストレージリポジトリの内容を削除せずに、ストレージリポジトリを別の XenServerホストに再接続できます。

destroy︓物理ディスクからストレージリポジトリの内容を削除します。

destroyまたはforgetの場合、ストレージリポジトリに接続されているPBDをホストからアンプラグ する必要があります。

1. 次のコマンドを実⾏して、PBDをアンプラグします。これにより、XenServerホストからスト レージリポジトリが接続解除されます。

xe pbd-unplug uuid=<pbd_uuid>

2. 次のコマンドを実⾏して、ストレージリポジトリを破棄します。これにより、XenServerホスト のデータベースからストレージリポジトリおよびそのPBDが削除され、そのストレージリポジト リの内容が物理ディスクから削除されます。

xe sr-destroy uuid=<sr_uuid>

3. 次のコマンドを実⾏して、ストレージリポジトリの接続を消去します。これにより、XenServer ホストのデータベースからストレージリポジトリおよびそのPBDが削除されますが、ストレージ リポジトリ⾃体は物理メディア上に残ります。

xe sr-forget uuid=<sr_uuid>

注︓

対象のストレージリポジトリのソフトウェアオブジェクトでガベージコレクション 処理が完了するまで、時間がかかる場合が理ます。

5.8.2. ストレージリポジトリをイントロデュースする

以前に接続を消去したストレージリポジトリを再度イントロデュースするには、PBDを作成して適切 なXenServerホストに⼿動でプラグし、ストレージリポジトリをアクティブ化します。

In document Citrix XenServer 7.5 管理者ガイド 発 2018年5 1.0 エディション (Page 127-132)