(オフラインマイグレーション)

In document Citrix XenServer 7.5 管理者ガイド 発 2018年5 1.0 エディション (Page 132-138)

メンテナンス時または階層ストレージを使⽤する場合は、仮想マシンに関連付けられた仮想ディスク イメージ(VDI)をほかのストレージリポジトリに移動することができます。XenCenterを使⽤する と、仮想マシンおよびそのVDIを、同⼀または異なるストレージリポジトリにコピーできます。個々 のVDIをコピーする場合は、XenCenterとxe CLIを併⽤します。

xe CLIリファレンスについては、項A.4.26.25. 「vm-migrate」を参照してください。

5.8.5.1. 仮想マシンのすべての仮想ディスクイメージをほかのストレージリポジトリ にコピーする

XenCenterの[VMのコピー]コマンドでは、選択した仮想マシンのすべてのVDIを同⼀または異な るストレージリポジトリ上にコピーできます。このとき、デフォルトでは、元の仮想マシンおよび VDIは変更されません。仮想マシンをコピーではなく移動する場合は、[仮想マシンの複製]ダイア ログボックスの[複製後に元のVMを削除する]チェックボックスをオンにします。

1. 仮想マシンをシャットダウンします。

2. XenCenterで仮想マシンを選択し、[VM]>[VMのコピー]を選択します。

3. コピー先のストレージリポジトリを選択します。

5.8.5.2. 個々の仮想ディスクイメージをほかのストレージリポジトリにコピーする

個々のVDIをストレージリポジトリ間でコピーするには、xe CLIとXenCenterを使⽤します。

1. 仮想マシンをシャットダウンします。

2. 次のコマンドを実⾏して、コピーするVDIのUUIDを確認します。仮想マシンにDVDドライブがあ る場合、その

vdi-uuid

<not in database>

で⽰され、無視できます。

xe vbd-list vm-uuid=<valid_vm_uuid>

注︓

vbd-listコマンドにより、VBD UUIDおよびVDI UUIDが表⽰されます。ここで

は、VBD UUIDではなくVDI UUIDを使⽤することに注意してください。

3. XenCenterで、仮想マシンの[ストレージ]タブを選択します。コピーするVDIを選択して、[接

続解除]をクリックします。この操作は、vbd-destroyコマンドでも実⾏できます。

注︓

vbd-destroyコマンドでVDI

UUIDを「接続解除」する場合は、そのVBD のother-config:ownerパラメータがtrueに設定されていないことを確認してく ださい。trueに設定されている場合は、falseを設定しないと、「接続解除」では なく「破棄」されてしまいます。VDIを「破棄」する場合は、vbd-destroyコマ ンドにother-config:owner=trueを指定して実⾏することもできます。

4. 次のvdi-copyコマンドを実⾏して、仮想マシンの各VDIを指定したストレージリポジトリにコ ピーします。

xe vdi-copy uuid=<valid_vdi_uuid> sr-uuid=<valid_sr_uuid>

5. XenCenterで、仮想マシンの[ストレージ]タブを選択します。[接続]をクリックして、新し いストレージリポジトリのVDIを選択します。この操作は、

vbd-create

コマンドでも実⾏できま す。

6. 元のVDIを削除するには、XenCenterで元のストレージリポジトリの[ストレージ]タブを選択し ます。元のVDIは、⼀覧の[仮想マシン]列が空⽩になっています。そのVDIを選択して、[削 除]をクリックするとVDIが削除されます。

5.8.6. ローカルのファイバチャネルストレージリポジトリを共有ストレージリ ポジトリに変換する

xe CLIおよびXenCenterの[ストレージ]>[修復]を使⽤して、ファイバチャネルストレージリポ ジトリを共有ストレージリポジトリに変換します。

1. リソースプール内のすべてのホストを、XenServer 7.5にアップグレードします。

2. すべてのホストで、ストレージリポジトリのLUNが適切にゾーン設定されていることを確認しま す。各ホストでLUNが存在するかどうかをsr-probeコマンドで確認する⽅法については、項

5.3.2. 「ストレージリポジトリをプローブする」を参照してください。

3. 次のコマンドを実⾏して、共有ストレージリポジトリに変換します。

xe sr-param-set shared=true uuid=<local_fc_sr>

4. 共有されたストレージリポジトリは、XenCenterのツリー表⽰でホストレベルからプールレベル に移動します。このリポジトリには⾚い感嘆符「!」が付き、プール内のすべてのホストに接続さ れていないことを⽰します。

5. ストレージリポジトリを選択し、[ストレージ]メニューの[ストレージリポジトリの修復]を 選択します。

6.

[修復]をクリックすると、プール内のホストごとにPBDが作成され、プラグされます。

5.8.7. バッキングアレイ上での破棄操作によるブロックベースストレージの領 域の解放

領域の解放を使⽤すると、ストレージアレイによってシンプロビジョニングされたLUN上で、未使⽤

のブロック(たとえば、ストレージリポジトリで削除された仮想ディスクイメージなど)を解放でき ます。解放された領域は、アレイでの再利⽤が可能になります。

注︓

この機能は、ストレージアレイのサブセットでのみ使⽤できます。現在のアレイが この機能をサポートしているかどうか、および操作に特別な設定が必要かどうかを 判断するには、XenServerハードウェア互換性⼀覧(HCL)およびストレージベン ダー固有のドキュメントを参照してください。

XenCenterを使⽤して領域を解放するには

1.

[インフラストラクチャ]ビューで、ストレージリポジトリに接続されているホストまたはリ

ソースプールをクリックします。

2.

[ストレージ]タブをクリックします。

3. ⼀覧でストレージリポジトリを選択して、[空き領域の解放]をクリックします。

4.

[はい]をクリックして、操作を確定します。

5.

[通知]、[イベント]の順にクリックして、操作の状態を表⽰します。

詳しくは、F1キーを押してXenCenterのオンラインヘルプを参照してください。

注︓

• この操作は、次の場合でのみ有効です︓ XenCenter

• この操作は、アレイ上でシンプロビジョニングされたLUNに基づいた、LVMベー スのストレージリポジトリでのみ使⽤できます。

• ローカルSSDの場合も、領域を解放できます。

• この操作は、ファイルベースのストレージリポジトリ(NFSやExt3など)では必 要ありません。これらのストレージリポジトリのXenCenterでは、[空き領域の

解放]は使⽤できません。

• 領域の解放は負荷の⾼い操作であり、ストレージアレイのパフォーマンスが低下 する場合があります。このため、領域の解放はアレイで必要なときにのみ⾏うよ うにしてください。Citrixは、アレイ要求度の低いオフピーク時にこの操作を⾏

うことをお勧めします。

5.8.8. スナップショット削除時のディスク領域の⾃動解放

XenServer 7.5では、スナップショットを削除するときに、LVMベースのストレージリポジトリに割 り当てられていたすべてのディスク領域が⾃動的に解放されます。仮想マシンを再起動する必要はあ りません。この機能は「オンライン結合(Online Coalescing)」と呼ばれます。

注︓

オンライン結合は、LVMベースのストレージリポジトリ(LVM、LVMoISCSI、お よびLVMoHBA)のみに適⽤されます。EXTやNFSストレージリポジトリには適⽤

されません。

オンライン結合が意図したとおりに実⾏されない場合があります。以下の状況で は、オフライン結合ツールを使⽤することをお勧めします。

• 仮想マシンによる⼊出⼒スループットが⼤きい場合

• いつまでも領域が解放されない場合

注︓

オフライン結合ツールを使⽤すると、仮想マシンのサスペンドおよび再開によるダ ウンタイムが発⽣します。

オフライン結合ツールを使⽤する前に、不要なスナップショットや複製をすべて削 除しておきます。これにより、より多くの領域が解放されます。すべての領域を解 放するには、すべてのスナップショットおよび複製を削除しておきます。

仮想マシンのすべてのディスクが、共有ストレージ上か、単⼀ホストのローカルス トレージ上に格納されている必要があります。共有ストレージとローカルストレー ジ上の複数のディスクを持つ仮想マシンでは、結合を実⾏できません。

5.8.8.1. オフライン結合ツールによるディスク領域の解放 注︓

オンライン結合は、LVMベースのストレージリポジトリ(LVM、LVMoISCSI、お よびLVMoHBA)のみに適⽤されます。EXTやNFSストレージリポジトリには適⽤

されません。

XenCenterで、隠しオブジェクトを表⽰([表⽰]メニューの[隠しオブジェクト])して、リソー スペインで仮想マシンを選択します。[全般]タブにUUIDが表⽰されます。

リソースペインで、リソースプールのマスタ(⼀覧の最初のホスト)を選択します。[全般]タブに UUIDが表⽰されます。スタンドアロンサーバー環境の場合は、仮想マシンのホストを選択します。

1. ホスト上でコンソールを開き、以下のコマンドを実⾏します。

xe host-call-plugin host-uuid=<host-UUID> \

plugin=coalesce-leaf fn=leaf-coalesce args:vm_uuid=<VM-UUID>

たとえば、仮想マシンのUUIDが9bad4022-2c2d-dee6-abf5-1b6195b1dad5でホストのUUID がb8722062-de95-4d95-9baa-a5fe343898eaの場合は、以下のコマンドを実⾏します。

xe host-call-plugin host-uuid=b8722062-de95-4d95-9baa-a5fe343898ea \

plugin=coalesce-leaf fn=leaf-coalesce args:vm_uuid=9bad4022-2c2d-dee6-abf5-1b6195b1dad5 2. このコマンドにより、仮想マシンが実⾏中の場合はサスペンドされ、ディスク領域が解放された

後で仮想マシンが再開されます。

注︓

Citrixでは、オフライン結合ツールを実⾏する前に、XenCenterまたはXenServer CLIコマンドを使⽤して、仮想マシンをシャットダウンまたはサスペンドしておく ことをお勧めします。実⾏中の仮想マシンに対してこのツールを実⾏した場合、仮 想マシンがサスペンドされ、VDI結合が⾏われた後で仮想マシンが再開されます。

結合する仮想ディスクイメージ(VDI)が共有ストレージ上にある場合は、プール マスタ上でオフライン結合ツールを実⾏する必要があります。

VDIがローカルストレージ上にある場合は、そのストレージが接続されているサー バー上でオフライン結合ツールを実⾏する必要があります。

5.8.9. ディスク⼊出⼒スケジューラの変更

通常、すべての種類の新規ストレージリポジトリに、デフォルトのディスクスケジューラ

noop

が適

⽤されます。

noop

スケジューラでは、同⼀デバイスにアクセスする複数の仮想マシンによる競合に

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