給食 作業
4 特別支援学級の弾力的運用の事例
ウ 児童や保護者を守るために心がけること
・周囲または,児童の保護(壁)となる。(周囲からの過剰な期待や自分で頑張ろうと思いす ぎてつぶれてしまう事のないように)
・保護者と常に連絡を取り合い、気持ちの維持、高揚させるための面談を随時行う。
・他機関と連携する。(例:学習の場は塾や通信講座、趣味等は地域の団体、行政の機関を 利用する)
・医療機関、療育機関から必要に応じて情報を受け、常に現在の状況や児童の実態に合った 支援を行う。
(3) 指導のポイント
・本児の頑張りを誰よりも認める。次の目標を立てさせる時には本児が必ず達成できると共 に今後の自信につながるものとなるように考えて、確認を取って進める。(スモールステ ップ)
・どんな時でも児童の希望があれば、可能な限り拒否せず受け入れる。
・児童には行動を強要せずに、複数の方法を提示して選択させる。
どんなアプローチをしても全く変化することなく、かえって状態が悪くなったように 見えることもあります。しかし、必ず飛躍する時が来ます。その時を信じて保護者や児 童を常に支えてあげるということが大切です。
児童の教育的ニーズにより、学習面への支援として教科学習の指導、学習障害(LD)
への対応として読み書きの改善を図るための支援や聞く・見る・話す・書く等の多 感覚を利用した支援を受けます。
担当指導者は、子どもたちが在籍学級で生き生きと生活し学習できるよう、個々 の教育的ニーズに応じて担任教師や保護者との情報交換を図りながら、指導内容や
方法の充実に努めます。本校は特別支援学級担任が中心になり、計画、運営にあた り特別支援学級担任の他、教務主任、初任者指導教諭、通常の学級担任等が空き時
間等を使い「SSルーム」での指導にあたります。
児童用机・椅子・教材・教具・備品の整備・個別ブースの設置
(2)特別支援教室「SSルーム」の対象となる児童
繰り返し同じ行を読んだり似たような字を間違えたりしてしまう 平仮名やカタカナ,漢字を読むことに困難がある
個別に話すと分かるが一斉の指示で分からない 注意しても鏡文字を書いてしまう
不器用で運動も苦手,作業もぎこちない
少しの変化に混乱してしまう 聴覚,視覚,味覚,触覚等が過敏 言葉を字面とおりにとってしまう
興味のあることばかり話して,会話がかみ合わない 冗談が通じにくく,よくトラブルを起こす
担当指導者 支援内容
特別支援教室「SSルーム」の整備
「SSルーム」 個別ブース
(3)こんな工夫をすると分かりやすくなります。
・指でなぞる。定規を活用する。 ・絵カードの活用
・蛍光ペンやマスキングシートを使用 ・単語カード(5W1H)を活用
・文字カードで単語に親しむ ・簡単なことばあそびやクイズ
・かるたゲームや絵本の活用 ・なぞなぞ作り
・ノートの罫線や升目の使い方を工夫 ・具体物やタイル等を活用
・声に出して読みながら書く ・パソコンや電卓を活用
・ぬり文字 ・なぞり書き ・九九ビンゴ計算クイズ
・刺激の少ない環境(座席の位置)を設定 ・簡単な計算やクイズで集中させる
・音や光りの調整 ・作業活動で気持ちを安定させる
・場所を変えて落ち着くのを待つ ・医療機関との連携を取る
・穏やかにゆっくりとした関わりを持つ ・投薬のサポートをする
集中することが苦手 多動,衝動的な行動がある 些細なことでカッとなりやすい ケアレスミスが多く,作業が雑である 忘れ物が多く,注意も持続しにくい
「読む」ことが苦手 「話す」ことが苦手
「書く」ことが苦手 「計算する」ことが苦手
外部の刺激に反応しやすい
攻撃的・危険なことをする 落ち着かず授業に集中できない
なかなか授業に入れない
等
ひらがなのなぞり
音読指導
絵本を使って 具体物を使って
かけ算・わり算 かくれている数は
かけ算を作る 時間を計りながら