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消防体制の強化

ドキュメント内 浦安市地域防災計画(震災編)案 (ページ 45-49)

第2章 災害予防計画

第5節 消防体制の強化

3.消防職員の教育訓練

市は、消防職員の資質向上のため、教育訓練の充実を図る。

4.市街地における空中消火の検討

市は、市街地に同時多発火災が発生した場合に備え、「消防防災ヘリコプターの効果的 な活用に関する検討会報告書(平成21年3月)」を基に、市街地における空中消火につい て検討する。

5.市町村相互の応援体制

市は、消防組織法第 39 条の規定による千葉県広域消防相互応援協定の運用に基づく相 互の連絡体制等を常に把握し、各種災害に迅速な対応ができるようにする。

また、「千葉県消防広域応援基本計画」(平成8年度)に基づいた迅速かつ的確な広域 応援が市町村間で実施できるよう、情報受伝達訓練等の各種訓練及び応援可能部隊や応 援可能資機材リストの更新を行う。

第2 救急救助体制の充実、強化

救急需要の増大や救助内容の高度化への対応ができるよう、救急救助体制の充実、強化 を図る。

1.資機材の整備

(1) 高規格救急車の整備

市は、高規格救急自動車の計画的導入を図り、高度な救急処置が行なえるよう救急体 制の充実を図る。

(2) 救助資機材等の整備

市は、救助工作車及び救助資機材を計画的に整備し、救助体制の高度化を図る。

2.要員の養成

市は、救急救命士の養成を計画的に行い、医療機関との連携を図りながらより高度な 救急処置を行う。

また、救助隊員の教育訓練を行い、救助体制の充実を図る。

第3 消防団の充実

消防力の初動体制の強化を図るため、消防団用車両の更新や消防団施設の維持管理を適 正に実施し、市民の消防団活動への参加を促進する。

1.消防団施設等の整備

市は、消防団員詰所等消防団施設の維持や消防団用車両の計画的な整備を行うととも に、装備(資機材)の充実を図る。

2.消防団員の確保 (1) 消防団員の確保

市は、市民の消防団活動への参加を促進し、災害に対する初動体制の強化を図るとと もに、地域での防災リーダーとしての活動の促進を図る。

また、特定の活動のみに参加する機能別消防団員制度の推進など、消防団活動の環境 整備を行う。

(2) 女性消防団員の確保

市は、地域の防災リーダーとして女性消防団員の確保や能力活用を図るとともに、女 性団員が活動できる環境を整備する。

(3) 消防団の訓練の実施

市は、消防団員の訓練や教育を実施する。

(4) 少年消防団の取り組み

市は、募集した小学5年生、6年生が防火・防災に関する知識及び技術を学び、規律 ある団体生活を通して、将来の地域防災の担い手として活躍できるよう、消防の規律や 応急手当などの訓練を実施する。

第4 火災の予防

災害による出火防止や被害の軽減を図るため、市民や施設管理者及び事業者に対し、防 災訓練等の機会をとらえ火災予防の啓発と災害時の対応を指導する。

1.市民への指導 (1) 一般家庭での予防

市は、一般家庭に対し、火気使用の適正化及び消火器具等の普及と取扱い方法について 指導を行い、地震火災の心得の普及及び徹底を図る。また、防炎製品の活用について啓発 を図る。

さらに、復電時における通電火災を防止するため、関係機関と連携し、通電火災防止対 策を推進する。

(2) 住宅用火災警報器の設置促進

市は、消防法に基づきすべての住宅(寝室、階段、台所等)に住宅用火災警報器を設置 するように指導する。

(3) 路上禁煙運動の推進

市は、日常的な火災予防や初期消火の重要性から、夜間路上禁煙運動等市民の自主的 な活動と連携して、火災予防等の啓発を継続する。

2.施設、事業者への指導

(1) 防火対象物の防火・防災管理体制の確立

市は、防火・防災管理者選任義務対象の防火対象物について指導を行う。詳細は、第2 節を参照のこと。

(2) 予防立入検査の強化

市は、消防法第4条及び第4条の2の規定による立入検査を強化し、消防対象物の用

途に応じた計画的な立入検査等を実施し、防火対象物の状況を把握するとともに、火災 発生危険の排除に努める。

(3) 消防同意制度の活用

市は、建築物の新築、改築等の許可、認可、確認の同意時、防火の観点からその安全性 を確保するため、消防法第7条に規定する消防同意制度の効果的な運用を図る。

(4) 危険物製造所等の保安監督

危険物施設等の管理者等は、危険物等による災害発生時の自衛消防体制と活動要領を制 定する。

市は、消防法の規制を受ける危険物製造所等の所有者、管理者又は占有者に対し、自衛 消防体制の確立や保安要員の配置及び危険物取扱従事者等に対する教育を計画的に実施 するように指導する。

また、消防法第 16 条の5の規定に基づく立入検査を実施し、必要な助言及び指導を実 施する。

火災予防条例の規定に基づく少量危険物・指定可燃物の貯蔵及び取扱いの技術上の基準 等についても同様に助言及び指導を行う。

(5) 化学薬品等の出火防止

市は、出火等のおそれのある化学薬品を取り扱う学校、病院、薬局、研究所等の立入 検査を定期的に実施し、保管の適正化の指導を行う。

ドキュメント内 浦安市地域防災計画(震災編)案 (ページ 45-49)