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応援派遣対策

ドキュメント内 浦安市地域防災計画(震災編)案 (ページ 80-85)

第3章 災害応急対策計画

第4節 応援派遣対策

■自衛隊災害派遣の流れ 2.派遣活動の範囲

知事が自衛隊の災害派遣を要請できる範囲は、原則として人命及び財産の保護のため 必要であり、かつ緊急やむを得ない事態と認められるもので、他に実施する組織等がな い場合とする。

■自衛隊の活動内容

項 目 内 容

被害状況の把握

車両、航空機等状況に適した手段によって情報収集活動を行い、被害状況を 把握する。

避難の援助

避難の命令等が発令され、避難、立退き等が行なわれる場合で必要があると きは、避難者の誘導、輸送等を行い、避難を援助する。

遭 難 者 等 の 捜 索 救助

行方不明者、傷者等が発生した場合は、通常、他の救援活動に優先して捜索 活動を行う。

水防活動

堤防、護岸等の決壊に際しては、土のう作成、運搬、積込み等の水防活動を 行う。

消防活動

火災に際しては、利用可能な消防車その他の防火用具(空中消火が必要な場合 は航空機)をもって、消防機関に協力して消火にあたるが、消火薬剤等は、通 常関係機関の提供するものを使用する。

道 路 又 は 水 路 の 啓開

道路若しくは水路が損壊し又は障害物がある場合は、それらの啓開又は除去 にあたる。

応 急 医 療 、 救 護 及び防疫

被災者に対し、応急医療及び防疫を行うが、薬剤等は通常関係機関の提供す るものを使用する。

人 員 及 び 物 資 の 緊急輸送

救急患者、医師その他救援活動に必要な人員及び援助物資の緊急輸送を実施 する。この場合において航空機による輸送は、特に緊急を要すると認められ るものについて行う。

炊飯及び給水 被災者に対し、炊飯及び給水を実施する。

物 資 の 無 償 貸 付 又は譲与

「防衛省所管に属する物品の無償貸付及び譲渡等に関する省令」に基づき、

被災者に対し生活必需品等を無償貸付し又は救じゅつ品を譲与する。

危 険 物 の 保 安 及 び除去

能力上可能なものについて火薬類、爆発物等危険物の保安措置及び除去を実 施する。

その他

その他臨機の必要に対し、自衛隊の能力で対処可能なものについては、所要 の措置をとる。

受入準備

県災害対策本部

陸上自衛隊:第1空挺団長(習志野)

海上自衛隊:横須賀地方総監 航空自衛隊:第1補給所長

派遣部隊 集結地

総合運動公園 浦安市災害対策本部

関係機関情報連絡室

派遣の要求

直接要請 派遣要請

災害派遣 連 絡 員 派

事後報告

応援活動場所

3.自主派遣

自衛隊は、特に緊急を要し知事の要請を待ついとまがないときは、要請を待たないで、

部隊等を自主派遣することができる。

4.自衛隊の受け入れ

自衛隊の災害派遣要請を依頼した場合、作業計画を作成し、次のような受入れ体制を 整える。

また、自衛隊の作業が他の災害救助復旧機関と競合又は重複することのないよう、重 点的かつ効率的に作業を分担するよう配慮する。

■自衛隊の受入れ体制

項 目 内 容

作業計画の作成 ○ 作業箇所及び作業内容

○ 作業箇所別必要人員及び必要機材

○ 作業箇所別優先順位

○ 作業に要する資材の種類別保管(調達)場所

○ 部隊との連絡責任者、連絡方法及び連絡場所

資機材の準備 必要な機械、器具、材料、消耗品等の確保に努め、諸作業に関係のある管理者 の了解を速やかにとりうるよう事前に配慮する。

交渉窓口 ○ 連絡窓口を総括対策部とする。

○ 自衛隊からの本部連絡員の派遣を要請する。

受入場所 集結場所・宿営地:総合運動公園

○ 本部事務室 ○ 宿営地

○ 材料置場 ○ 炊事場(野外の適切な広さ)

○ 駐車場(車 1 台の基準は 3m×8m) ○ 指揮連絡用ヘリコプター発着場

5.撤収要請

市長は、災害派遣の目的が達成されたとき、又はその必要がなくなったときは、知 事及び派遣部隊の長と協議の上、派遣部隊の撤収要請を行う。

なお、自衛隊の救援活動に要した経費は、原則として派遣を受けた市が負担するもの とし、2以上の地域にわたって活動した場合の負担割合は、関係市町村が協議して定め る。

■経費の負担区分

(1) 派遣部隊が救援活動を実施するため必要な資機材(自衛隊装備品を除く。)等の購入 費、借上料及び修繕費

(2) 派遣部隊の宿営に必要な土地、建物、岸壁、曳船等の使用及び借上料 (3) 派遣部隊の宿営及び救援活動に伴う光熱水費、電話料等

(4) 天幕等の管理換に伴う修理費

(5) その他救援活動の実施に要する経費で負担区分に疑義のある場合は、自衛隊と市が 協議する。

第2 自治体等・消防への応援要請

1.県・地方行政機関等への応援要請 (1) 県知事への応援要請

市長は、災害が発生し、応急措置を実施するため必要があると認めるときは、知事に 対し、応援の要請を行う(災害対策基本法 68 条)。

(2) 地方行政機関等への応援要請

市長は、災害応急対策又は災害復旧のため必要があるときは、指定地方行政機関もし くは指定公共機関等の職員の派遣を要請又はその派遣について県知事に対し斡旋をもと める(災害対策基本法 29 条、災害対策基本法 30 条、地方自治法 252 条の 17)。

2.消防への応援要請 (1) 県内消防機関への要請

災害が発生した場合、「千葉県広域消防相互応援協定」(要請者:市長)及び「千葉県 消防広域応援基本計画」(要請者:市長に報告の上、消防長)により広域応援統括消防機 関を通じて県内消防機関に応援を要請する。

(2) ヘリコプターの派遣要請

災害が発生した場合、「大規模特殊災害時における広域航空消防応援・千葉県事前計 画」(要請者:市長の指示に基づく消防長)及び「千葉県広域消防相互応援協定書に基 づく航空特別応援実施要綱」(要請者:市長又は消防長)に基づき、ヘリコプターの派遣 を要請する。

(3) 緊急消防援助隊

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の要請

市長は、大規模な災害等が発生し、自らの市の消防力及び千葉県内の消防応援だけで は十分な対応がとれないと判断したときは、知事を通じて緊急消防援助隊の応援を要請 する。

3.自治体への応援要請 (1) 県内市町村への要請

市長は、「災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定」、「災害時 における東葛飾地域市町間の相互応援に関する協定」等に基づき、県内市町村に応援要 請を行う。

(2) 県外市町村への要請

市長は、「災害時における市町村間の相互応援に関する協定」等に基づき、県外の市 町長に応援要請を行う。

■県外市町村協定先

○茨城県下妻市 ○茨城県北茨城市

○愛知県弥富市 ○滋賀県犬上郡豊郷町

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緊急消防援助隊

平成7年1月 17 日の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、国内で発生した地震等の大規模災害時における人 命救助活動等をより効果的かつ迅速に実施し得るよう、消防組織法に基づき全国の消防本部から派遣される 応援部隊のことである。

○長野県茅野市 ○群馬県高崎市

○新潟県新発田市 ○新潟県小千谷市

○茨城県つくばみらい市 4.水道事業体への要請

市長は、災害時の給水等の応急措置を実施するために必要があると認めるときは、「千 葉県水道災害相互応援協定」等に基づき、他の水道事業体等に応援要請をする。

5.下水道事業体への要請

市長は、「災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定」や「関東ブ ロック下水道事業における災害時支援に関するルール」に基づき、応援措置の支援を要 請する。

第3 民間団体等への応援要請

市長は、災害時には、物資供給、情報収集・伝達、応急復旧活動、救護救援等について、

災害時の応援協定に基づき、民間団体等に応援を要請する。

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