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津波対策

ドキュメント内 浦安市地域防災計画(震災編)案 (ページ 104-135)

第3章 災害応急対策計画

第9節 津波対策

●対策項目と公助の担当機関

項 目 担 当 関係機関

第1 津 波 避 難 情 報 の 伝 達

総括対策部 (株)ジェイコム千葉、エクセル航空(株)

第2 避難行動 避難対策部

●自助・共助の役割

市民 ・津波警報の発表時は、河川、海岸から離れ安全な場所に避難する。

事業所 ・津波警報の発表時は、河川、海岸沿いの事業所は安全な場所に避難する。

自治会自主防 災組織等

・津波警報の発表時は、河川、海岸沿いの地区は、河川・海岸から離れ、安全な 場所への避難を呼びかける。

第1 津波情報の伝達

1. 津波避難の原則

浦安市において想定されている津波は、国から発表されている津波予測からも最大津 波高が護岸を越えることはなく、住宅地での浸水の可能性は極めて低いと考えられる。

しかし、津波警報は1mを超え3m以下において発表されるため、気象庁から「東京 湾内湾」に津波警報が発表された場合は、河川及び海岸から離れ安全な場所に避難する ことを避難の原則とする。

2. 津波情報の伝達

気象庁から、津波予報区の「東京湾内湾」に津波警報が発表された場合は、全国瞬時 警報システム(J-Alert)により、市の防災行政用無線で自動的に津波予報が放送される。

市は、ただちに津波情報の内容を判断し、防災行政用無線、携帯メール等で情報を伝 達するとともに、海岸、河川沿いの地区に広報車等で巡回する。

-対策の基本方針・目標-

1. 津波警報が発表された場合は、河川・海岸沿いから離れ、安全な場所に待 避する。

2. 津波情報等は、防災行政用無線、携帯メールで情報を伝達するとともに、

河川、海岸沿いの地区に広報車等で周知する。

3.

■津波警報等の発表基準と津波の高さ予想の区分 警報・注意報

の分類

津波高さ予想 の区分

発表基準

発表する津波の高さ 数値表現 定性的表現 大津波警報 10m~

5m~10m 3m~5m

10m<予想高さ 5m<予想高さ≦10m 3m<予想高さ≦5m

10m超 10m 5m

巨大

津波警報 1m~3m 1m<予想高さ≦3m 3m 高い 津波注意報 0.2m~1m 0.2m≦予想高さ≦1m 1m (表記しない)

※津波による災害の発生が予想される場合に、地震が発生してから約3分(一部の地震について は最速2分以内)を目標に津波警報(大津波、津波)または津波注意報が発表される。

第2 避難行動

市民等は津波警報等の発表や避難勧告等の情報を把握し、海抜標高の標示等を活用しな がら、迅速かつ自主的に安全な場所へ避難する。また、避難の際は、地域で避難の呼びか けを行う。

市は津波警報等が発令された場合は、海岸、河川から離れるように注意を喚起する。

第10節 生活救援

●対策項目と公助の担当機関

項 目 担 当 関係機関

第1 飲料水の供給 物資供給対策部 県水道局

第2 食料の供給 物資供給対策部 農林 水産省関東 農政局、農 林水産省生 産 局、協定締結先スーパー等、

第3 物資の供給 物資供給対策部 協定締結先スーパー等 第4 救援物資の供給 物資供給対策部、援護

対策部

社会福祉協議会

●自助・共助の役割

市民 ・飲料水、食料、物資の家庭内備蓄を活用する。

・避難所生活において自宅の物資、容器等を持ち出して活用する。

事業所 ・飲料水、食料、物資の事業所内備蓄を活用する。

自治会自主防 災組織等

・給水拠点で被災住民への給水を行う。

・避難所等における食料、物資の配布、自主的な炊き出しを行う。

・自宅生活者へ食料、物資を配布するための支援を行う。

-対策の基本方針・目標-

1. 地震発生から3日間は、市民の家庭内備蓄や買い置きの食料・飲料水・物 資でまかなうことを原則とする。ただし、家屋の全壊等により家庭から持 ち出すことができない市民には、市の備蓄を充当する。

2. 県水道局と協力して病院等の重要施設に給水を行う。地震発生から3日間 は備蓄で充当し、4日目以降に応援を受けて給水活動を行う。

3. 地震発生から4日目以降には、スーパーとの協定等に基づいて調達した食 料・物資、全国からの救援物資を、避難所を拠点として被災者に供給する 体制を整え、整い次第、その旨を広報する。

4. 全国からの救援物資は、公共施設等に受け入れ所を設置し、ボランティア や民間事業者の協力を得て受け入れと配給を行う。

第1 飲料水の供給

1.初動期の給水

地震発生直後から3日間は、給水体制を構築することが困難なため、家庭内・事業所 内の備蓄及び集合住宅の緊急遮断弁付きの受水槽の飲料水を活用することを原則とする。

住居が被災し避難所に避難した市民については、家庭内備蓄の持ち出しのほか、避難 所の受水槽の飲料水を活用する。活用にあたっては、避難所の職員と避難者が連携して 給水活動を行う。

2.優先給水

市は、県水道局の協力により、病院等の重要施設を優先して応急給水を実施する。

3.給水活動

市は、県水道局と連携して給水活動を実施する。

(1) 需要の把握

給水の必要な地域、給水活動の規模を決定するため需要の把握を行う。把握する内容 は、断水地区の範囲、断水人口・世帯数、避難所及び避難者数とする。

(2) 給水拠点の設置

給水拠点は、多数の給水車の確保が困難なため、避難所から設定する。

(3) 給水車等の確保

応急給水活動に使用する車両及び資機材は、市の管理するものを使用する。市の管理 するものでは不足する場合、県水道局や自衛隊等の応援を要請する。

(4) 給水量

1人あたりの給水量は、1日3リットルを基本とするが、給水可能量から判断して決 定する。

また、需要に応じて順次給水量を拡大する。

■給水量の目標 項 目

経過日数

災害発生~3日 4日~10 日 11 日~21 日 22 日~復旧まで 目標応急

給水水量

3リットル/人・日 20 リットル/人・日 100 リットル/人・日 250 リットル/人・日 主な給水

方法

避難所受水槽 給水車

配 水 幹 線 付 近 の 仮 設給水栓

配 水 支 線 上 の 仮 設 給水栓

仮 配 管 か ら の 各 戸 給水

(5) 給水活動

市は、県水道局及び自衛隊から、給水車等による応急給水の支援を受け、給水活動を 実施する。また、県水道局が実施する仮給水栓や仮配管整備に協力する。

給水拠点での給水は、自治会自主防災組織と連携して被災者が自ら持参した容器に給 水を行う。自宅で生活を継続する災害時要援護者等については、自治会自主防災組織等 の支援給水活動を実施する。

給水活動についての情報は、市公式ホームページ、メール等で配信する。自宅での生 活を継続する地域に対しては、広報車等により給水場所、給水時間等の広報を行う。

第2 食料の供給

1.初動期の食料の供給

地震発生直後3日間は食料の調達・輸送が困難なため、家庭内備蓄を充当することを 原則とする。

ただし、住居の被災等、家庭内備蓄を取り出すことができない被災者には、市の備蓄 食料を提供する。

2.食料の確保 (1) 食料の確保

市は、協定を締結したスーパー等の協定業者や救援物資等を活用して食料を確保する。

確保が困難なときは、県に対して供給を要請する。その際、できる限り災害時要援護者 や乳幼児への配慮を行う。協定業者や救援物資でも不足する場合は、自衛隊におにぎり 等の炊き出しを要請する。

(2) 政府所有米穀の調達

市は、政府所有米穀の調達を要する場合、必要とする米穀の数量を知事に要請し、知 事は、農林水産省生産局長に対し、政府所有米穀の緊急の引渡要請を行うものとする。

(3) 炊き出し

炊き出しは、自治会自主防災組織等による自主的な活動とする。市は、自治会自主防 災組織等が炊き出しを希望する場合、必要な食材等を確保し提供する。

3.食料の供給

食料の供給は、協定業者に避難所までの輸送を依頼する。供給業者では輸送が困難な ときは、輸送業者に要請する。

被災者への食料の配布は、避難所で行うこととし、避難所を自主的に運営する委員会 等に食料を引き渡し、配布を一任する。

食料の供給についての情報は、市公式ホームページ、メール等で配信する。自宅での 生活を継続する地域に対しては、広報車等により供給場所、供給時間等の広報を行う。

■食料の支給対象者

○避難所に避難した者

○住家の被害が全焼、全壊、流失、半焼、半壊又は床上浸水等であって炊事のできない者

○住家に被害を受け、一時縁故先等へ避難する者

○旅行者・滞在者・通勤通学者で他に食品を得る手段のない者

○災害応急対策活動従事者

第3 物資の供給

1.家庭内備蓄等の活用

地震発生直後は、家庭内備蓄や家庭から持ち出すことができる物資を活用することを 原則とする。

ただし、住居の被災等、物資を持ち出せない被災者には、市の備蓄物資を提供する。

2.物資の確保・供給

市は、協定を締結したスーパー等の協定業者や救援物資等を活用して物資を確保・供 給する。

配布の方法は、食料の供給と同様とする。

第4 救援物資の供給

1.救援物資の要請

地震発生時は、市単独では食料・物資の確保が困難なため、県、協定自治体、報道機 関等により全国に救援物資の供給を要請する。

2.救援物資の受け入れ (1) 救援物資の受付

救援物資の受け入れは、企業、自治体、団体等からの多量な物資のみの受け入れを原 則とする。

(2) 救援物資の管理

市は、道路の被災状況から市内の数カ所に受け入れ所を設置し、ボランティアの協力 を得て、受け入れ、整理、供給を行う。

物資が大量な場合は、民間の物流業者に業務を委託する。

■受け入れ所予定箇所

○第1次:中央図書館、総合体育館サブアリーナ、総合公園

○第2次:民間物流倉庫

ドキュメント内 浦安市地域防災計画(震災編)案 (ページ 104-135)