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※注一1… 実隆の出題の前鷺、2拍子、3拍子の傍の懸聴かせ、
答蔑方の糠習をしている。
楽注駿… 正答率:1は購籟60年度第2学期に滋賀三下のδ年生 33(s3人を:講象遁行われた実音テストむ正答率:であ り、正答率蒙は照趣61年度第1学期に滋賀票下の2 っの串学校〈大石、購嵐〉の5年生lOO人を対象に 行った全く國じ実音テスト融正答率である。
この拍子の問題は、演奏される曲の拍子を判劉する悶題である。
本来、楽曲における基本的な拍子は2拍子系か、3拍子系かに分類 され、この違いを聴き分1ナる能力は、音楽の表現、鑑賞に際しての もっとも基盤となる大切な能力である。その意味で、この拍子を聴
一・Q73一
き分ける問題は、音楽科の学習指導改善を目指す実音テストにとっ て、不可欠の問題であるといえる。
この問題の正答率は、上記の表からもわかるように、かなり高い 数値になっている。実音テスト全体の正答率が、それぞれ68.1
と63eOであるのに比較して、このことは明きらかである。
なお、実瞭の出懸の麟に解答鐘方法上のことでの誤答をさけるた め、携の漣を矯いて、灘抽子か3捲子かを鷲禦す葛練習をしているv このことは、正答率を高める・一一li vVの要霞になって払ると考えら穀
るが、純粋訟拍子を聴き分げる能力を闘うためには、適切な方法で あ悉、こ譲実音テストでは、麓抽子の翻ではぜアイアイ」<歌唱教 舞…黛年教科書)、3拍子の藏では「わたしはそよ風裏く歌魑教耕 一2年数科書〉を零いて、拍子の舞霧む練習をさせている。
1番譲の瞬題の曲は.1集碧共遼教耕であ馨文部省彪歌fうみ』
であ嶺a験つたりとした調子勇この藏には、1年生からなれ親しん でおり、この狛子の問題の中でも特に高恥正答率である。演奏され る襲は、教育芸衛社の範唱レコードから録音されており、4小節の ピアノの葭奏の後、兜童合曝団によって1番のみが斉唱される。
演奏時問は、約20秒で拍子を聴き労ける時間とし.Yは、適当で
ある。また、この問題のカイ自乗値は0.707で、10%水準で
の有意差は無しであり、信頼度はかなり高い。しかし、注意係数は一17争
0.59と0.5を超す値である。この原因は、S−P表の分析の
結果、全体的に能力の高い児童のうっかりミスにあることがわかった。しかし、能力偏差値の50以上の児童で、正答率80%以上の 拍子の問題を共通して間違う児童が100入中数人おり、拍子を聴
き分ける能力について、さらに詳しい分析をする示唆を与えている が、このことについては、今後の課題にしたいと考える。
最後に、この問題の内容について気になる所であるが、ピアノの 前奏が歌に入る直前にリットしているが、拍子を聴き分ける能力を 問う問題だけに適切でをいeこの点については、もっと配慮すべき
である。
2番馨の麟は、2年の鑑賞の共通教材であるHeRdel作曲「メヌエ ット」〈歌劇「アルチーーナ」から〉である。この曲も教膏芸芳養か ら出されている鑑賞用レコーードより録音したものである。
この曲は、3拍子の拍がはっきりしており、聴き分けやすいと思 われるが、正答率はこの拍子の3っの問題の中で一番低い。共通教 材であるため、児童は全員、一度は聴いたことのある曲であり、共 通教材ではない3番の「ウィーンの音楽時計」よりは正答率が高く て当然である。にもかかわらず、正答率の低い原因はおもに2っあ ると考えられる。その一つ目は、例の曲、1番の曲とそれまで歌を 含む曲であったのに対して、ここで初めてく合奏曲〉が出てきたこ
一175一
とである。二つ目として、しかも演奏時間が約15秒と短くなった ことである。例の2拍子の曲が約24秒、同ごく例の3拍子の曲が
約28秒、そして1番目の「うみ」が約20秒なのに対して、2番
目の「メヌエット」の演奏時間が数秒もしくはそれ以上短くなった のであるから、わけの判らないうちにおわってしまったと感Dる児 童もいたことであろう。この問題のカイ自乗値は0,法華2で蓋○%水準で有意差は見ら れず、カイ自乗纏の上からはきわめて高い信頼度であるeしかし、
S一:P表に基づくこの問題の注意係数は0.575と0。5を超え
ている。この原籍は、分析の結果、全体的に音楽能力の高い児童の うっかりミスと全体的に音楽能力の低い児童のまぐれあたりの両方 にあるということがいえそうである。問題の内容については、選曲、演奏技術、録音など適切であるといえるが、出題の方法麺少し問題 点がある。演奏時間の短さについては既に述べたが、さらに解答の ための横雪《曲の終了後、次の質問までの時間)が、2秒弱とあま りにも短い。曲の演奏中に答えを書く児童もいるだろうが、迷った 時、心を落ち着ける時間が2秒弱では当然ながらうっかりミスやま
ぐれあたりが増える原因となる。
3番目の曲は、鑑賞の参考教材である「ウィーンの森の音楽時計」
である。鐘の音ではじまる前奏に続いてオーケストラの演奏となる。
一一P76一
演奏の最後まで鐘の音が拍を刻み、拍子はとりやすいようである が、オーケストラ演奏が弱起ではじまり、途申で拍子のとりにくく なった児童がいると考えられる。しかし、鐘の音がベースにあった
ことと、演奏時間が20秒以上あったことから、正答率は81%を 超える高率である。また、この問題のカイ自乗値は0.829であ
り、10%水準で有意差は見られず、信頼度は高いといえる。
しかし、S−P表による注意係数は◎.545と他の拍子の問題 と嗣様に0.5を超えている。この注意係数の上昇は比較的音楽能 力の高い児童のうっかりミスによるものであることが、S−P表の 分析の結果わかったが、この注意係数を低くするためには、おもに
3っのことが考えられる。それは、解答に記述式を用いることと、
問題数を増やすこと、さらには、解答に要する時間を適切にとるこ とである。しかし、この実音テストが滋賀県下一斉におこなわれる 性格のものだけにその兼ね合いが難しいといえる。
だが、より信頼度、妥当性の高い実音テストを目指すならば、実 音テスト全体の所要時間を10分間ぐらいは多くして、問題数や出 題と解答に要する時間を適切にすることは、不可欠の要素であると いえよう。特にこの拍子の問題から、速度の問題へ移る時のことで あるが、3秒弱という時間では少し短か過ぎる。拍子の問題全体を 確認させるためにも、また児童を心理的に落ち着かせるためにも、
一177・一
10秒程度のゆとりを持たせることは重要なことである。
最後に、この実音テストの拍子の問題の正答数と、音研式一音楽 能力診断テストの拍子の問題の正答数との間に有意差が見られるか を調べるためにt検定をおこなった。その結果を示すと次のように
なる。
X・拍子の問題の平均値の差の検定
(1)データの表
表4−11
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i実音テスト
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音楽能力診断テスト
(2)検定結果 表4一一p12
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母分散の不偏推定値 自由度
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12検定統計量
i.55
有意差
無
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※注 有意差の判定については、10%水準のt値1.78を用い
ている。
検定結果からいえることは、標準化されたテストと比較して、有 意差はそれほど見られず、妥当性は高いといえる。しかし、20%
水準での検定では有意差があり、それほど高い妥当性ではない。
両テストの内容は、ほとんど同じであり、相違点は先ほど述べだ 解答時間に対する配慮のみである。
つまり、このことは.実音テストが狛子の問題において、問題の 与え方に少し配慮することにより、より一層信頼度、妥当性を高め
られるということを示していると:いえよう。
2,速度の問題
表4−13
阿司講一i爾同訓調
…
ャさ
⁝ミ
ii初めの曲偲い出
i ii
の聴i後の曲 ﹂
92.9 97.5 0,205
… O・61
分け 後の曲「誰も知ら ﹂
1
ない」 ※注一1
⁝
一17g一
※注一1 2曲とも電気ピアノで演奏される。演奏者は、指揮者の 指揮に合わせて演奏する。指揮者は、イヤホンでメトロ
ノ・・一ムの拍をききながら、指揮をする。
この速度の問題は、元々、多くの問題点を持っている。というの lrk ..速度どいう音楽の要素は、琴ズム、旋律、和声といった他の音 楽の要素に比べて、より相対的なものといえ.るからである。
つまり、人間の速度感というものは、一面において生活感情の表 現であるから、人によって好みがちがう。多くの曲には、作曲者が 指定し海テンポが記されている。しかし、一般的に、作曲者の意図 とは劉に、演奏者がテンポをある程度自由に解釈して表現すること がよくある。例えば、あのベート暁方ベンの第五交響曲においても、
カラヤンの指揮による表現とフルトヴエングラーの指揮による表現 では、演奏時間が明らかに違うのである。 文部省から出されてい る小学校指導書音楽編の1,2年のB鑑賞の(1)イでは、 「リズ ム、旋律及び速さの特徴に気を付けて聴くこと。」という項目があ る。ここで注意しなければならないことであるが、この項目が示し ているのは、〈曲の速さに気を付けて聴くこと〉ではなく、<速さ の特徴に気を付けて曲を聴くこと〉である。
一180一