第1章 災害予防計画
第8節 水害予防対策
水害の予防、被害の軽減を図るため、県等の関係機関と連携し、砂防、治山事業を推 進するとともに、市街地における下水、雨水の適正処理を図るため、下水道事業を推進 する。
担当
【本庁】生活課・農政課・道路河川課・下水道課・社会福祉課・こども課・長 寿福祉課
【支所】市民サービス課・地域づくり課
【関係機関】須賀川土木事務所
第1 治山整備の推進(農政課・道路河川課・支所地域づくり課)
森林は、水源かん養機能を有し、洪水、土砂流出防止の上で非常に重要な役割を果た すため、市は、県及び関係機関と連携し、治山整備、森林整備の推進に努める。また、
河川の荒廃を防止するため、河川への土砂、倒木等の流入防止対策に努める。
第2 河川整備の推進
(生活課・道路河川課・支所市民サービス課・支所地域づくり課)市は、県及び関係機関と連携し、河道の拡幅、築堤、河床掘削、護岸等、計画的な河 川整備を推進し、河川の安全性の向上に努める。
第3 施設の維持及び補修(道路河川課・支所地域づくり課)
市は、定期的に河川のパトロール等を実施し、危険な箇所を発見した場合、管理者に 報告し安全対策の早期、実施に努める。
第4 下水道事業等の推進(道路河川課・下水道課・支所地域づくり課)
市は、関係機関と連携し、計画的な下水道整備を推進するとともに、処理場、ポンプ 場等の安全性の向上に努める。また、宅地化の進行、水田等の減少による雨水貯留機能 の低下がもたらす内水氾濫を防止するため、雨水の貯留、地下浸透等、計画的な雨水対 策の実施に努める。
第5 水防倉庫、資機材の整備等
(生活課・道路河川課・支所市民サービス課・支所地域づくり課)市は、水害が発生するおそれがある場合、発生した場合に水防活動を円滑に実施でき るよう、水防倉庫及び資機材の整備に努める。また、水防資機材が不足する場合に関係 機関、民間事業者等から円滑に調達できるよう、連携体制の強化に努める。
第6 水防体制の強化
(生活課・道路河川課・支所市民サービス課・支所地域づくり課)市は、水害が発生するおそれがある場合、水害が発生した場合に円滑に応急対策が実 施できるよう、関係機関と連携し、水防体制の強化に努める。また、定期的に水防訓練 を実施し、水防活動の習熟に努める。
支所
第7 水害に関する危険箇所の周知
(生活課・道路河川課・支所市民サービス課・支所地域づくり課)市は、県及び関係機関と連携し、防災マップ・ハザードマップ・広報紙・パンフレッ ト等により、重要水防区域、浸水危険地区等を公表し、住民等に対して、周知の徹底に 努める。
【資料 19-1】重要水防区域
第8 浸水想定区域における避難の確保
(生活課・社会福祉課・こども課・長寿福祉課・市民サービス課)
市は、水防法第14条及び第15条の規定により、浸水想定区域が指定・公表された 場合、洪水ハザードマップを作成し、洪水予報等や避難情報等の伝達方法、避難所等の 避難措置について、市民への周知徹底を図る。
また、主として高齢者、障がい者、乳幼児その他の特に防災上の配慮を必要とする災 害時要援護者が利用する施設で、当該施設の利用者の洪水時の円滑かつ迅速な避難を確 保する必要が認められる施設については、電話、ファクシミリ等による洪水予報等の伝 達体制を整備する。
災害時要援護者利用施設の範囲は以下のとおりする。
災害時要援護者 利用施設
1 高齢者施設、保護施設、児童福祉施設、障がい児・者施設等 の社会福祉施設
2 病院、診療所の医療施設(有床に限る。) 3 幼稚園、特別支援学校
洪水予報伝達方法については、「水防計画書」による。
避難情報の伝達方法については、第2部一般災害対策計画第1章災害予防計画「第3 節情報連絡体制の整備」、第2章災害応急対策計画「第 11 節避難」、「水防計画書」及び
「水害対策マニュアル」による。
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■ 洪水予報伝達系統図
福島地方気象台 共同発表 福島河川国道事務所
須賀川地方広域消 防本部
県災害対策グループ 県水防本部(河川整 備
【資料 20-4】浸水想定区域内の災害時要援護者利用施設
グループ)
報 道 機 関
建 設 ( 土 木 ) 事 務 所
須賀川市役所・支所
(水防本部)
自 主 防 災 組 織
須 賀 川 市 水 防(消防)団
住 民
浸 水 想定 区域 内 の要援護者施設
県防災行政無線
有線電話
専用電話
防 災 行 政 無 線・ オフ トーク 通信
県水防本部(河川整 県災害対策課 備課)
広報車 サ イ レ ン ・ 警
鐘・口頭
ラジオ・テレビ 担当課を通じて連絡
自主防災組織 町 内 会 ・ 区
浸水想定区域内の 要援護者利用施設
生活課を通じて連絡