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情報連絡体制の整備

ドキュメント内 須賀川市地域防災計画(表紙・目次) (ページ 49-52)

第1章 災害予防計画

第3節 情報連絡体制の整備

災害が発生した場合、迅速かつ的確な応急対策を実施するためには、情報は非常に重 要であるため、情報の収集体制、情報通信網の整備を図るとともに、住民の安全を確保 するため広報体制の整備を図る。

担当 【本庁】生活課・行政管理課・道路河川課・全課

【支所】市民サービス課・地域づくり課・全課

第1 情報収集体制の整備

(生活課・道路河川課・支所市民サービス課・支所地域づくり課・全課)

気象、地震等に関する情報を迅速に収集するため、県が実施しているシステムを活用 するとともに、観測体制の整備に努める。

1 雨量観測所・水位観測所・積雪観測所の整備

市は、市内の気象状況を把握するため、関係機関と連携し、必要の応じ雨量観測所、

水位観測所、積雪観測所等の気象観測所の施設、設備の整備を図る。

【資料 19-2】雨量観測所

【資料 19-3】水位観測所

2 気象資料自動編集中継装置(ADESS)の活用

気象庁は、気象に関するデータを迅速に収集するため、「気象資料自動編集中継装置 (ADESS)」を整備し、防災関係行政機関や地方自治体等への防災気象情報の提供、これら の機関との観測データの相互交換を実施している。

市は、県と連携し、これらのシステムの有効的な活用に努める。

3 福島県震度情報ネットワークシステムの活用

県は、県が設置した震度計及び気象庁が設置した震度計の震度情報を収集し、ネット ワーク化した「福島県震度情報ネットワークシステム」を整備しており、市は県と連携 し、これらのシステムの有効的な活用に努める。

4 職員等による情報収集体制の強化

災害が発生した場合、または気象状況等により災害が発生するおそれがある場合、職 員、消防関係機関等による被害状況調査が迅速かつ円滑に実施できるよう、マニュアル、

調査体制、様式等の整備を図り、情報収集体制の強化に努める。

第2 情報通信網の整備(生活課・支所市民サービス課)

1 福島県総合情報通信ネットワークの活用

県は、災害時において県及び市町村等の連絡通信を確実に行えるよう、「福島県総合情 報通信ネットワーク」を整備し、衛星系と地上系による通信の多ルート化、無線設備・

電源装置の二重化、衛星可搬局の導入、地上系の画像伝送システムの整備等、設備の拡 充を図っている。市は県と連携し、これらのシステムの有効的な活用に努める。

2 市防災行政無線の整備

防災行政無線は、災害時において住民、職員、防災関係機関等への各種情報の提供手 段の中心となるため、市は、防災行政無線の聞きとりにくい地域の解消、屋内受信設備 の普及等、整備充実に努める。

【資料 5-5】防災行政無線 同報系

【資料 5-6】防災行政無線 移動系

3 東北地方非常通信協議会との連携

大規模な災害等により、加入電話、自己の所有する無線通信施設が使用できない場合、

または利用困難な場合、東北地方非常通信協議会は、電波法第 52 条の規定に基づく非常 通信活用を図る。市及び防災関係機関は、災害時に円滑に非常通信が活用できるよう、

東北地方非常通信協議会との連携強化に努める。

4 その他通信網の整備・活用

大規模な災害により、通信設備に被害が発生した場合の通信手段を確保するため、市 は、インターネット、アマチュア無線、タクシー無線等の通信手段の活用についても検 討し、災害時における多様な通信連絡網の確保に努める。また、災害時に円滑に協力が 得られるよう、必要に応じて協定等の締結に努める。

【資料 5-7】専用無線通信施設設置機関

5 災害時の機能確保

市、防災関係機関、情報通信関係機関は、有線、無線、地上、衛星系等の伝送路の多 ルート化、関連装置の二重化等、災害に強い通信網の構築に努める。また、管理するコ ンピューターシステムやデータのバックアップ対策を講じる。

第3 通信機器の習熟等(生活課・支所市民サービス課)

災害時において、防災行政無線、福島県総合情報通信ネットワーク、非常通信等の通 信網及び機器の円滑かつ効率的に運用できるよう、市は、防災関係機関と協力し、非常 通報の伝送訓練等を行い、通信方法の習熟と通信体制の整備に努める。

第4 広報体制の整備 (生活課・行政管理課・企画財政課・支所市民サービス課)

災害時に円滑に広報活動が実施できるよう、防災行政無線、広報車等の整備に努める とともに、様々な状況を想定し、インターネットの活用、マスメディア等の協力など複 数の広報手段の確保を検討する。

また、災害時の広報は、報道機関の役割が重要となるため、報道機関への災害情報の 提供、報道機関に依頼する広報の内容等について協議しておくとともに、市が広報する 内容、手順等を事前に検討しておく。

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第5 通信手段の周知(生活課・行政管理課)

1 市と関係機関間の連絡体制の周知

市は、通信連絡網を整備し、関係機関に対し、災害時に情報連絡を行うための災害対 策本部等の連絡先を周知しておく。

2 住民への連絡体制の周知

市は、住民が自ら情報を入手できるよう、携帯電話やパソコン等の個人情報端末の活 用方法の周知を図るとともに、住民等へ避難情報等を伝達するために使用する手段につ いて、事前に周知しておく。

ドキュメント内 須賀川市地域防災計画(表紙・目次) (ページ 49-52)