第 2 章 先行研究及び研究課題
2.3 本論文の課題
2.3.1 本論 文の立場
2.3.1.1 本 論 文 の 受動 構 文 の捉 え 方
従 来 、日 本 語 に お い て も 、 中国 語 に お い て も 、 受 動構 文 は 能 動 構 文 と 対 立し た 文 型 とし て 捉 えら れ て き た 。 し か し 、王 力(1944,1954,1958)が 夙 に 指摘 す る よ う に 、 す べ て の 能 動 文 は 変形 操 作 に よ り 受 動 文 にな る わ け で は な く、「被」 に 代表 さ れ る 中 国 語の 有 標 識 の 受 動 文 は対 立 関 係 に あ る 元 の 能動 文 を 想 定 し に く い 。一 方 、 志 波(2015)は 、日 本 語 に お い て 第 三 者の 受 動 構 文 を 除 外 し 、心 理 ・生理 状 態 を 表 す 動詞 に よ る 受 動 構 文 で は、 対 応 す る 能 動 文 が不 自 然 な 表 現 に な る か、 成 立 し な い 場 合 が 多い と 述 べ て い る 。 こ のよ う な 言 語 事実 を 無 視し て 、 日 中 語 の 受 動 構文 に 関 す る 研 究 の ほ とん ど が 、 対 応 す る 能 動文 の 有 無 を 基準 と す る二 分 法 に 縛 ら れ 、 受 動文 の 主 語 は 動 作 対 象 であ る と い う 考 え 方 で 捉え ら れ て き た。
受 動 構文 の 日 中 対 照 研 究 は その よ う な 捉 え 方 を 援 用し 、 日 本 語 の 使 役 受 動構 文 及 び 中 国語 に お いて 日 本 語 の 使 役 受 動 構文 と 間 接 受 動 構 文 に 対応 す る 受 動 構 文 の 存 在が 等 閑 視 さ れて き た 。こ の よ う な 考 察 方 法 では 、 日 中 語 の 受 動 構 文に お け る 異 同 点 を 正 確に 確 認 で き ると は 考 えら れ な い 。
よ っ て、 本 論 文 は 従 来 の 研 究と 異 な り 、 認 知 言 語 学の 立 場 を 取 り 、
Langacker(1982,2008)、 谷 口(2005)な ど に基 づ き 、 受動 文 を 能 動 文 か ら の 変形 操 作 に よ り 意 味 を 変え ず に 派 生 さ れ た 文 では な く 、 受 動 文 独 自 の意 味 機 能 、 い わ ゆ る 「状 態 化 」 あ るい は 「 有標 の 状 態 」 を 持 つ も のと 規 定 す る(谷 口 2005:40-41)。 換 言 す れ ば 、受 動 文 は 主 語 指 示 物 が何 ら か の 有 標 な 状 態 を新 た に 得 た こ と を 表 す。 そ の 上 で 、 陸艺娜(2011:10)で提 案 さ れ た 両言 語 に 共 通 し た 受 動 の定 義 及 び 受 動 文 の 定 義 1)、2)を 修 正 し 、 そ れぞ れ 1)’、2)’の よ う に再 定 義 す る 。
1) 受動 ヴ ォ イ ス と は、 ア ク ショ ン チ ェ ー ン の エ ネ ルギ ー 源 で は な く 、 エ ネル ギ ー を 直 接 ま たは 間 接 的 に 受 け る 要 素に 焦 点 を 置 き 、 そ の 要素 に 生 じ た 変 化 過 程 また は 結 果 状態 を 捉 える 認 知 方 式 で あ る 。
2) ある 文 に お い て 、文 の 主 語に 位 置 す る も の が エ ネル ギ ー 源 に な り う る 他者 に よ る 動 作 行 為の 影 響 下 に あ る 場 合 、そ の 文 を 受 動 文 と 認 定す る 。
陸艺娜(2011:10) 1)’ 受 動 とは 、 行 為 連 鎖 の エネ ル ギ ー 源 で は な く 、エ ネ ル ギ ー を 直 接 ま たは 間 接 的 に 受 け る 参与 者 に 焦 点 を 置 き 、 それ を も っ と も 際 立 つ 要素(tr)と して 選 択 し 、 その 参 与 者 に 生 じ た変 化 過 程 ま た は 結 果 状態 を 捉 え る 認 知 的 営 みの こ と で あ る 。
2)’ 受 動 文と は 、 あ る 文 に おい て 、 主 語 に 立 つ も のが エ ネ ル ギ ー 源 に な りう る 他 者 に よ る 動 作ま た は 事 態 の 影 響 下 にあ り 、 し か も 述 語 が 受動 の 形 式 を し て い る 場合 、 そ の 文の こ と をい う 。
高 見(2011)は日 本 語 受 動 文の 成 立 条 件 と し て、「 状 態 変 化」、「 特 徴 づ け 」及 び 「 利 害 表 明 」 とい っ た 要 因 が 挙 げ ら れる が 、 楊 彩 虹(2009)は、 楊 凱 栄(1992)、 木 村(1992)、 李 珊 (1993)な ど の 論 考に 基 づ き、「 結 果 性」 が 含 ま れ る リア リ テ ィ と 外 的 「 影 響性 」 は 中 国 語 受 動 文の 成 立 条 件 で あ る と 結論 付 け て お り 、 そ し て凌 蓉(2005)は 、「 影 響 性」 や 、「被 害 な ど の 意味 特 徴 」、「 結 果 化 」 など が 日 中 語 の 受 動 文 の成 立 条 件 と し て 挙 げ られ て い る 。 これ ら の 要因 は 「 有 標 の 状 態 」 とい う 意 味 機 能 に 由 来 する と 考 え ら れ る 。 谷 口(2005:42-43)に よ る と、「 被 害」 な ど の 利 害 とい っ た 心 理 的 な 影 響 を含 め る 「 影 響 性 」 は 、典 型 的 他 動 関 係 ま たは そ れ に 等 し い 行 為 連鎖 の 構 造 に お い て は 自明 の 条 件 と な り 、 動 作主 ・使 役者 か ら の エ ネル ギ ー 伝 達 を 受 け て 受動 者 ・被使 役 者 に 変 化 が生 じ る こ と が 「 影 響 性」 に 相 当 す る と 言 える 。
ま た、 陸艺娜(2011)は 受 動文 マ ー ク を 持 た な い 文、 つ ま り 迂 言 的 受 動 文や 、 語 彙 的 受 動 文 、 自然 受 動 文 、 存 現 文 な ども 日 中 語 の 受 動 構 文 の体 系 に 位 置 づ け て い る。 寺 村
(1982:213)は 「 何 ら か の 一 般 的な 形 態 的 特 徴 を 具 え てい る こ と を 受 身 の 認 定条 件 の 一 つ と す る こと は 、 文 法 的 形 式 の 問題 と 表 現 の 問 題 と を 明確 に 分 け て 記 述 す る ため に 、 特 に いろ い ろ な言 語 を 対 照 し て 研 究 する さ い に 重 要 で あ る 」と 述 べ て い る 。 本 論 文は こ の 寺 村 の意 見 に 従い 、 第 一 焦 点 参 与 者 が他 者 の 動 作 ま た は 出 来事 に よ っ て 影 響 を 受 ける 主 体 で あ ると い う 意味 的 特 徴 、 及 び 述 語 が受 動 の 形 式 を し て い ると い う 形 態 的 特 徴 の 二つ を 日 中 語 受動
構 文 の認 定 条 件 と す る 。 つ まり 、 陸艺娜(2011)で いう 迂 言 的 受 動 文や 語 彙 的受 動 文 、 自 然 受 動 文な ど が 受 身 的 意 味 を 表す に も か か わ ら ず 、 述語 が 受 動 の 形 式 を 持 たな い た め 、 それ ら を 受動 文 と 認 定 し な い 。
以 下で は 、 こ の 定 義 に 従 って 、 主 語 の 意 味 役 割 によ っ て 本 論 文 の 考 察 対象 で あ る 「 特殊 受 動 構文 」 を 定 め 、 そ れ ぞ れ定 義 を 行 い 、 従 来 の 受動 構 文 の 全 体 に お け る本 論 文 で の 特殊 受 動 構文 の 位 置 づ け を 明 ら かに す る 。
2.3.1.2 本 論 文 の 受動 構 文 の分 類
日 中 語に お け る 特 殊 受 動 構 文を 考 察 対 象 と す る 本 論文 で は 、 中 国 語 の 受 動構 文 に 関 して は 、 まず 出 現 順 序 に よ っ て、「 通 常 の受 動 構 文 」 と 「新 型 受 動 構 文 」 と の 二つ に 分 け ら れ る 。 後者 は 2008年 か ら 使 用 され る よ う に な っ た 、 主に 自 動 詞 か ら 構 成 さ れる 受 動 構 文 の こ と をい う 。 こ れ に 対 し 、 前者 は 、 新 型 受 動 構 文 を除 外 し た 現 代 中 国 語 に存 在 す る 受 動構 文 の 全般 を 指 す も の で あ る 。
本 節 では 、 日 中 語 の 受 動 構 文に 関 す る 従 来 の 分 類 方法 を 紹 介 し た 上 で 、 主語 の 意 味 役 割 、 つま り 当 該 事 態 に 関 わ るい ず れ の 参 与 者 が 主 語に 立 つ の か を 基 準 に して 、 両 言 語 の受 動 構 文を 再 分 類 し 、 従 来 の 受動 構 文 に 関 す る 分 類 との 対 応 関 係 を 解 明 し 、本 論 文 で の 考察 対 象 を明 ら か に す る 。
既 に 述べ た よ う に 、 日 本 語 の受 動 構 文 に 関 す る 多 くの 先 行 研 究 は 、 受 動 構文 は 能 動 構文 と 対 立し た も の と し て 捉 え られ て き た の で 、 使 役 受動 構 文 は 受 動 構 文 の 一員 と し て の 存在 を 認 めら れ な い か 、 無 視 さ れて い る 。 本 論 文 は 、 以上 の 受 動 に 関 す る 定 義に よ り 、 使 役受 動 構 文は 行 為 連 鎖 の エ ネ ル ギー 源 で は な く 、 エ ネ ルギ ー を 間 接 的 に 受 け る要 素 を も っ とも 際 立 つ参 与 者(tr)と し て 選 択 し、 そ の 要 素 に 生 じ た 変化 過 程 ま た は 結 果 状 態を 捉 え る 認 知 的 営 みで あ る と す る た め 、 通常 の 受 動 構 文 の 下 位 分類 と し て 位 置 づ け る 。
日 本 語の 受 動 構 文 に つ い て 、さ ま ざ ま に 分 類 が 提 案さ れ て き た 。 そ の 分 類基 準 は 研 究 者 に よっ て 異 な る 。 構 文 特 徴に よ る も の(寺 村 1982)も あ れ ば 、 意 味 特 徴に よ る も の(三上
1953)も あ る 。 表 2-1は 田 中(2010:117)の 表 に 三 上(1953)を 追 加・修 正 し た も ので あ る 。
表 2-1 日 本 語 受動 構 文 の分 類(田 中 2010:117より 一部 修 正・追 加) 三 上
(1953)
寺 村 (1982)
森 山 (1988)
工 藤 (1990)
Shibatani (1990)
仁 田 (1991)
山 内(1997)
太 郎 が 花 子 に 殴 ら れ た ま と も 直 接 ま と も
当 事 者
Direct Passive
ま と も 斜 格 昇 格 型 太 郎 が 花 子 に 足 を 踏 ま れ た
は た 迷 惑
間 接
部 分 持 ち 主 属
格 昇 格 型
不 可 譲 渡
太 郎 が す り に 鞄 を 裂 か れ た 所 有
Indirect
Passive 第 三 者
可 譲 渡
太 郎 が 妻 に 死 な れ た 第 三 者 関 係 者 不 可 譲 渡
太 郎 が 雨 に 降 ら れ た 新 規 主 格 型
寺 村(1982:212-217)は 、 使 役 受動 構 文 に 言 及 せ ず 、 日本 語 の 受 動 構 文 を 対 応す る 能 動 構
文 を 持つ か ど う か と い っ た 構文 的 特 徴 に よ っ て 、 直接 受 動 構 文 と 間 接 受 動構 文 に 分 類 し、
「 持 ち主 受 動 構 文 」 を 間 接 受動 構 文 に 入 れ て い る が、 氏 自 身 が 述 べ て い るよ う に 、 こ の直 接・間 接 の 区 別は 基 本 的 に 三 上 の も の を 継 ぐ 。 ま た 、仁 田(1991:231)は 、 寺 村(1982)の 分類 基 準 に基 づ き 、「 ま と も の 受 動」、「 持 ち 主 の 受 動 」 及び 「 第 三 者 の 受 動 」 の三 分 類 と す る こ と を提 案 し て い る 。 仁 田(1991)の い う「 持 ち 主 の受 動 」 の 範 囲 は 、 一 般に 認 識 さ れ て い る も のよ り も 狭 い 。 さ ら に 、山 内(1997)は 「 持 ち 主の 受 動 」 を 独 立 さ せ 、そ れ が 可 譲 渡 か ど う かに よ っ て 下 位 分 類 を 行っ て い る 。 表 2-1から わ か る よ う に、 寺 村(1982)以 来 の分 類 は 、 すべ て 受 動 構 文 は 能 動 構文 と 対 立 し た も の で ある と い う 前 提 に 立 っ てい る 。
一 方、 中 国 語 の 通 常 の 受 動構 文 も 日 本 語 の よ う に「 直 接 被动(直接 受 動)」 と 「间接 被动
(間 接受 動)」 に 分け る こ と が可 能 で は あ る が(李 人 鉴1980、黄 伯 荣,廖 序 东2002、廖 真 辉
2002)20、こ の 分 類 は 広く 認 め られ て は い な い よ う で ある 。 受 動 標 識 の 「 被/叫/让/给」 が あ
20 中 国 語 に お ける 「直 接 被 动(直 接 受 動)」と 「间 接 被动(間 接 受 動)」 は 日 本語 の 「 直 接 受 動 」 及び 「 間 接 受 動 」 と 一 対一 の 関 係 で は な い が 、共 通 点 は あ る 。 中 国 語の 「直 接 被 动
(直 接受 動)」 と は、 主 語 名 詞の 表 す も の は 動 詞 述 語の 表 す 動 作 か ら 直 接 的に 影 響 を 受 け る
も の であ る 。 一 方、「间 接 被 动(間 接 受 動)」 と は 、 主語 名 詞 の 表 す も の は 動詞 述 語 の 表 す 動 作 から 間 接 的 に 影 響 を 受 ける も の で あ り 、 直 接 的に 影 響 を 受 け る も の は動 詞 後 の 目 的語 の 位 置に 残 り 、 影 響 を 受 け る二 つ の も の の 間 に 領 属・所 有 関係 を 持 っ て い る(李 人 鉴
1980、黄 伯 荣,廖序 东2002)。主 語 名 詞 の 述 語動 詞 に よっ て 表 さ れ た 動 作 か らど の よ う に 影
響 を 受け る か と い う 意 味 的 特徴 か ら 見 れ ば 、 日 中 語の 「 直 接 受 動 」 と 「 間接 受 動 」 は それ ぞ れ 対応 し て い る 。 し か し なが ら 、 対 応 し て い な い部 分 も 存 在 し て い る 。中 国 語 の 「直接
被 动(直 接 受 動)」は 寺 村(1982)の い う「直 接 受 動」、 仁 田(1997)の い う 「 ま とも の 受 動 」 に
る か 否か に よ っ て、「 有 標 の 受動 構 文 」 と 「 無 標 の 受動 構 文(受 事 主语句)」と い う 二 種 類 に 分 けら れ る の が 一 般 的 で ある(刘 月 华他1991:641、李 珊 1993:1-2、 林晓玫2007:14)。 通 常 の 受動 構 文 に お い て は 、 受動 標 識 の う ち、「被」 がも っ と も 典 型 的 で あ り、 唯 一 の 受 動 専 用 の標 識 で あ る(李 珊 1993:2、 林晓玫 2007:14-15、 楊 彩 虹 2009:4)。 ま た、 新 型 受 動 構 文 に お いて は 、「被」 と い う 受 動標 識 し か 用 い ら れ な い。 そ こ で 、 本 論 文 で は、 中 国 語 の 受 動 構 文を 受 動 標 識 「被」 で 構成 さ れ る も の に 限 る こと に す る 。 そ し て 、 日中 対 照 研 究 を行 う た め、 中 国 語 の 通 常 の 受 動構 文 を 日 本 語 の 受 動 構文 の 分 類 基 準 に し た がっ て 、 両 言 語に 共 通 した 受 動 構 文 の 分 類 を 行う こ と を 試 み る 。
本 論 文は 、 日 中 語 に お い て 、寺 村 の い う 「 直 接 受 動構 文 」 に は 対 応 す る 能動 文 が 不 自 然 、 また は 存 在 し な い も の があ る と い っ た 言 語 事 実を 認 め 、 使 役 受 動 構 文も 受 動 構 文 の下 位 分 類と し て 位 置 づ け 、 受 動文 の 主 語 の 意 味 役 割 、す な わ ち 、 主 語 と 述 語動 詞 の 語 幹(日 本 語 の場 合)、 ま た は述 語 と の関 係 的 な 意 味 に よ っ て、 ま ず 日 中 語 の 受 動 構文 を 大 き く
「 動 作対 象 主 語 の 受 動 構 文 」と 「 非 動 作 対 象 主 語 の受 動 構 文 」 と の 二 つ のタ イ プ に 分 類す る 。 前者 は 典 型 的 な 他 動 詞 の受 動 構 文 で あ り 、 ほ ぼ従 来 の 「 直 接 受 動 構 文」 と 呼 ば れ るも の に 対応 す る 。 つ ま り 、 本 論 文 で は 、 後 者 の 「 非 動作 対 象 主 語 の 受 動 構 文」 と い っ た 「特 殊 受 動構 文 」 を 考 察 対 象 と し、 前 者 の 「 動 作 対 象 主語 の 受 動 構 文 」 を 研 究対 象 か ら 外 す。
ま た 、非 動 作 対 象 主 語 の 受 動構 文 は 、 そ の 主 語 が 行為 主 体 で あ る か 否 か によ っ て 、 行 為主 体 主 語の 受 動 構 文 と 非 行 為 主体 主 語 の 受 動 構 文 と のサ ブ タ イ プ を 立 て る 。さ ら に 、 行 為主 体 主 語の 受 動 構 文 は 出 現 の 順序 に よ っ て 、 通 常 の 使役 受 動 構 文 と 新 型 の 使役 受 動 構 文(中 国 語 にし か な い)と 二分 類 す る。 一 方 、 非 行 為 主 体 主語 の 受 動 構 文 は 構 文 的特 徴 に よ っ て 、 持ち 主 の 受 動 構 文 と 第 三者 の 受 動 構 文 に 分 け る。
以 上 、本 論 文 で の 日 中 語 の 受動 構 文 の 分 類 及 び 考 察対 象 の 位 置 づ け を 図 にま と め る と、
次 の よう に な る 。
対 応 して い る の に 対 し 、 中 国語 の 「间 接 被 动(間 接 受動)」 は 仁 田(1997)の い う 「 持ち 主 の 受 動 」に し か 対 応 せ ず 、 仁 田(1997)の いう 「 第 三 者の 受 動 」 に 対 応 す る もの が 存 在 し な い 。