現過 在去
計
07
8
193 273
47 54
にり2
71 140 210r
100 112
4∩6
71 219 293
21 ,O,4
1
87 240 327欝定と否定ではどちらが多いともいえない z,2=3.746, v :1.
普通とていねいでは普通の方に多い x2=22.e30***, v=1.
現在と過去ではどちらが多いともいえない x2=2.628, v :1.
一 162 一
「〜う」の形がていねい体よりも普通体の方に比較的多いのは,「〜う」が否定のていねい体には ないことが,ある程度ひびいているのであろうが,肯定のばあいだけをとっても,このような傾
〔19・6〕 、 向はみられる。X2 ・17.116***, v=1.これは,て 計
〜つ 〜だろう
いねい体の方が話しことば的であるのと関係があ
動 調 59 169 228
形容詞 14 57 71 るであろう。
だ である 14 14 28 品調別にみたばあい〔19.6〕のとおりで,分布に
計{ … 4・327差勘とめられる(、・.9.638・・, 。==2.)が,獺
と形容詞とのあいだには差がない(X2 = 1.113, Pt =1.)。
[19. 7]
〜う 〜だろう 皆
野状
作 州り0耀工2り0
86 109
37 68
言計 54 123 177
であり,前者はそれ以外である。ただし,「〜ている」の形のものは,前者に入れた。また,助 三訂た」「ない」は,ここで閥題にするような動詞のアスペクト的性格にある程度影響をあたえる
ことが予想されるので,それらのついたものは除いた。したがって,前にあげたカテゴリーごとの 度数表で,肯定の現在に属するものだけを閥題にするわけである。集計の結果,「〜う」は状態性 の動詞に比較的多いことがわかった。Z2= 11.844***, v ・1.
〔19.8] 〔19.9〕
醗の欄には,・のほかに・一まい・という..一一ttt一.一.勲..工二曹璽㎜1亙
物・ある。これには現在形しかない.うち溺 普 副 7 ・5 38
ていねい 一 20 2
は器蹴肱くらべ、と,卿〕のよう ・弓・・54・
に,「〜まい」は「〜ないだろう」にくらべてていねい体が少ない。なお,「〜まい」40例のうちに は,平調の「ある」についた「ある奮い」9例,「ありますまい」1例計10例があるが,これには形 態的に対応する「〜なかろう」系,1一〜ないだろう」系の表現がないから比較するにはその点を考慮 する必要がある。
つぎに,動詞の意味的な性格との関係をしらべ る。ここでは動詞を,動作をあらわすものと状態 をあらわすものとにわけた。後者は「ある」「い る」および可能動詞(「できる」「みえる」「わかる」
など,意味的にみて可能をあらわすものもふくむ)
(20>否定の表現〔一〕……「ない∫ぬ」
動詞などにつく否定の助動詞「ない」と「ぬ」(「ん」をふくむ,以下同じ)には,意味のちがいはな いが,接続などの文法的性質や文体上のニュアンスにちがいがある。
「ない」の総数が1483なのに対して「ぬ」は532であり,「ない」の方が約3倍である。しかも,
「ぬ」のうち234回をしめる「〜ません」のばあいはほかの「ぬ」とつながりがうすく文体的にもち 一 163 一
がっているので,これを除いて考えると差はさらに大きくなる。
「ない」および「ぬ」には,それぞれ他方にないつぎのような用法がある。(「なかろう」も「ぬ」に ない嗣法であるが,これは実例なし。)
なく(て,とも,なる) 67 ません 234 なかった(たら,たり) 209 (形容詞)からぬ 4 (ものたり)なさ 1 あらぬ(方) 1
雪f 277 鴛「 239
このうち,「なく」「なかった」に対する「ぬ」系の表現としては「ず」「なんだ」があるが,この調査 で「ず」はドぬ」と別語とし,「なんだ」は全然出てこなかった。また,「(形容詞)からぬ」に対する
「〜くない」の「ない」も,動詞につく「ない」とほ劉語にしてある。
以上をのぞいた「ない」および「ぬ」は,一応入れかえることができる。(ただし,「いない」:「お らぬ」,「〜てはいけない」:「〜てはいかん」のように語彙的に制約されているもの,「知らぬが仏」
のように慣胴としてきまっているものがあるが。)しかし,絹法王全然かたよりがないわけでは ない。ここでは「ない」「ぬ」の用法をつぎの六つに分類してその数をしらべてみた(〔20.1〕参照)。
①終止法 終止形に「か」Fよ」「ぞ」などの終助詞および弓1用の「と」のついたものもふくむ。
②連体法 「どころか」「ように」「のは」「のだ」などにつづくものもふくむ。
③接続法〔1〕 接続助調(「が」「と」「で∫ので」「のに」「から∫し∫けれど」など)につづく もの。
④述語法 「だろうjrであろう」「でしょう」「です」などにつづくもの。
⑤その弛の「ない」「ぬ」 「〜ないも同然」「〜ないべ一!など。
⑥接続法〔2〕 r〜なければ」「〜ねば」
褻20・苅 「ぬ」系の中では仮定形の「ね」が,「ない」系
ない
ぬ
1234晶5ρ◎
終止法連・体法 鉢山法〔1〕
述語法 その他 接続法〔2〕
452 431 163 32 4 124
89 110
2エ
6 1 66 言卜 1206 293 [20. 2]
ない ぬ
地・文1854 i・ 5nvl・・3『
会話文 352 108}_460 計 ・2・6 293い499 國
つぎに,会話文中のものから,方書および時代ものの会話をひろってみる。
時代物の中に方言が幽てきたば幽いは方言の方を優先させる。方雷は東部(閾束・東北)系のも のと西部(関西・九州)系のものとにわける。「〜テエ野郎ア…」のよ5な俗語的表現だけでは方壽
とみとめない。結果は〔20.3〕のとおりで,「ぬ」は西部方書および時代物の会話の中でよく使われ ている。
一 164 一
の「なけれ」に比べてよく使わ劇ており,ま た,(6)をのぞいて連体法とそ瓶以外とを比 べると,「ぬ」は連体法のばあいに多く使われ ているQこれは「ぬ」の方が非口語的であり,
そのような文章語的特徴は,陳述度の低い部 分(つまり連体的な部分)によりつよく現われ
る,ということの結果であろうQ
地の文と会話文とを比較すると,〔20.2〕の とおりで,「ぬ」は会話文の中での方が多く使 われる。Z渠6.524*,γ=1.
[20. 3]
ない ぬ
[2e. 411
束部方欝 西部:方 言
(不明)方吉
時 代 物 そ の 他ない ぬ
5 2 1 3 341
−n◎ビリヱどり
1
9﹈βU讐口r
352 108
(!)終止法
(2}連体法
(3)接続法〔1〕
(引 述語法
(5)その他
(6} 接尉芭法〔2〕
319 316 104 20 95
6﹁OQり
38
【
一FO
5
854 185
地の文だけをとって「ない」と「ぬ」との周法をしらべると〔20.4〕のとおりで,「ない」の方では,
さきに全体にわたって用法を分類した結果と大差ないが,「ぬ」の方では,(6)接続法〔2〕および
(2新体法のばあいに比較的よく使われるという性質が一層よく現われるQこれは会話文までふく めると,西部方言や時代物の会話に使われるという理注1がかさなるので,それだけ条件がぼける ためと思われる。
「〜なければならない」の類の表親を分類すると〔20・5〕のようになる。(ただし,「ならぬ」「い
[2e. 5]
層
四五
ぬといかぬねばいかぬねばならず︵巾止︶ねばなる衝いねばなりませんねばならぬねばならないないといかぬないといけないなきやいけないなくてはいけないなくてはならないなければいかぬなければいけないなければなるまいなければなりませんなければならぬなければならない ︻ ﹁11剛⊥︸ 一9臼噌λ哩■︸三︻ 一1
9翻耀上︻ ︻7︻イまFO一 ﹁一 一 一441261↓主 34nδ008
州■哩■︽上− 一 一 一 暫−一 一 鵯 一噌■﹇剛⊥− ︷ 陶︸ ︻ 一曹 ︻12一24︵︻ 3ワ暉げり24 3Q︶0︻ハb 1
一 一唖←一 ︻
一哩⊥噌⊥ 一至⊥
一 一 一 ︻−
金・「面86・・243・3・222・8・2・・
かぬ」は,実例としては「ならん」「いかん」の形のものが多い。)これらの形のうち,「なくては」は
「ぬ」系の表現におきかえられず,「なりません」は「ない」系の表現にならない。また,ヂなるまい」
「ならず」は「ない」系「ぬ」系のどちらにも属さない。これらを除いて,「ない」系と「ぬ」系とがたが いに交換できる表現だけについて,「なければ」のような爾部分と,「ならない」のような後部分と に,それぞれ「ない」系「ぬ」系の表現がどのくらいあるか 〔20.6〕 前部分
ない ぬ 計 をまとめると,〔20. 6〕のようになる。
な い 74 22 96 ここから,一般に「ない」系の方が多いが,rない」系ど
後部分
ぬ 14 23 37うし,「ぬ」系どうしが結びつく傾向が強い,といえる。
S,i一 88 t15 133
x2 = 18.374 ***, 7 = 1.
(21)否定の表現〔二〕…「ぬ」「ん」
否定の「ぬ」と「ん」とはもともと発音上のゆれにすぎないものであるが,用法の面からみてもい くつかのかたよりがある。(「ぬ」と「ん」の比較にあたっては,仮定形の「ね」を除いた。)
一 165 一
まず,「ます」につくときはほとんどが「ん」である(〔21.1〕)。
〔21・1} つぎに,左で「その他」としたものの用法を,「ない」と ぬ ん 計
の比較のときと同様に分類すると,〔21. 2〕のようになり,
ませ究・・224234連体法では,(1},(3),(4},(5)を一括したもの1・比べて
そ の 他 166 66 232 rぬ」の出方が高い。 X2=23.668***, v・1.kl一 176 29e 466
[21. 2] [21. 3]
ぬ ん
ぬ ん 計
(1} 終 止 法 58 31
地の文128 7 135
(2)連体法 99 16 会 話38 59 97
(3)接続法 7 12
(4} 述 語 法 1 7 計 166 66 232
(5)そ の他 1 一 会話と他の文とにわけると,〔21・3〕のとおりであり,
計 166 66 「ぬ」はおもに地の文で,「ん」はおもに会話文で使われて
いる。 〔21。4〕
ぬ ん 謙 つぎに会話文中の「ぬ」と「ん」を比較すると,「ぬ」 注)
方 言 一 19 三9 は時代物,「ん」は方書の中でよく使われている。
時 代 物 21 − 21
その他 17 40 57
(22)状態の表現……「た」「ている」 計 38 59 97
注) 石部方言14 不明5 動詞による状態の表現にはつぎの三つの形式がある。 (1)動詞が,本来,状態をあらわすもの (2}「動詞+た」 (3)「動詞+ている」 ときには,つぎにあげる「ちがう」のように,一つの動詞で これら三つの形をもっているものがある。○私の意見はE本の医者の考え方と多少逮うところがある(文芸春秋 6月 160)
○万葉初期のとはちがつた暗い低迷した趣き(葦 9月 77)
○これは,帝国憲法とまったくちがっている点である(中央公論 エ2月 264)
ただし,「動詞+た」の形式は,連体法のばあいにかぎられるので,以下の比較でも連体法のば あいだけを問題にする。また、連体法の中でも「帝国憲法とちがっていることは(〜のは,〜はず は……)」などのように形式名詞につづいて全体を体書化するようなものは,「動詞+た」ではおき かえられないので問題にしない。
動詞を動作性のものと状態性のものとにわけて,別々にあげることにする。ここで動作性動詞
とよぶのは,せまい意味での動作ではなく,変化・作用などをもひっくるめた広い範囲のもので,要するに状態をあらわすもの以外の全部である。
(イ)動作性動詞のばあい
さっき帽子をかぶった人
というと,「かぶった」はかぶるという動作がある時点以前に行なわれたことを示す。ここで
「かぶった」を「かぶっている」にすると,その動作の結果が悶題の時点までつづいている,とい う現在完了的なニュアンスがつけ撫わる。しかし,いずれにしても,「かぶる」という動作についての表現であるQところが,
一166一