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ドキュメント内 品 種 と 牧 草 雪 腐 病 (ページ 154-160)

調査

2

のサイレージの水分含量は 63.9‑

82.6婦、平均70.8婦であったぐ図8)。サ イロ必1の 1回目調査時の水分合量が8 2."6  婦と高いのは原料詰込時の最上層に中生種を 詰めたためであった。各サイロどとの切断長 の分布では、いずれも4.8‑ 9.  5仰の占める 割合がモードで3 2 ‑ 4 0婚を占めていた

(図 9)。開封時高さからの深さ

C

Xm)と密 度

C Y K f l / m

3)の聞に、一次式では、

r2 0.570

開封時高さからの深さと密度の関係 (調査2 . 

cubi c sampler) 

11  10 

図10

‑206

y =

32.7

x+ 

563 

また、二次式では

Y

二 一5.72

X

2 93.0

X

462 の関係が得られた(図10 ) 

北 海 道 草 地 研 究 会 報 19 1985・3

r2 0.758

core  sampler

の堀り取り容積は約3/Jと少ないため、

m

3当りに換算した時に誤差を生じやすいと 思われる。

cubic sampler

の堀り取り容積は約2 0 /Jなのでとのような誤差は小さくなると考えら れる。ただし、サイロ内で l点のサンプリングに要する時間、労力は

core sampler

のほうが少ない。

本調査における各サイロ 1回ごとのサンプlレリング数は調査 1で1 5点、調査2では3点で、サイロ内 でのサンプリング作業に要する時間はほぼ同じであった。

十勝地方のタワーサイロ 2 1基のトウモロコシサイレージ密度を

core sampler

で測定した調査の では、上層部は61 2土84

K . g

/ m3、下層部は71 5

43

K g . /  

m3であった。本結果でもおおよそ一致した 値が得られた。

sampler

とも、サイロ上層ではサイレージ表層に容易に差し込めるためサイレージを圧縮して堀 り取り、密度を過大評価する傾向にあると考えられる。逆に、下層では表層からの差し込みに労力を要 し、特に

core sampler

で著しい労力を要した口調査lで中 下層で比較的一定の密度が得られたと とには、このととも関与していると思われるo

Ot i  s and  Pomro/~も、 layer method 

に比べ

su‑

rface  sample method

では、サイロ上層部では高い密度が得られ、下層部では低い密度となると述 べている。一方、タワーサイロにおけるトウモロコシサイレージ密度の垂直分布について、サイロ底面 の支持力とブリッジ現象の影響により、開封時高さの17""""25%点で密度が最大となるととも知られ

4 )  ているム

本結果は、原料品種、詰込み方法の異なるサイロ事例について調査したものであるととから、同一原 料を詰込んだ大型タワーサイロを供試し、

layer method 

による密度と本法との関係を検討する必要 がある。

本調査の実施に当り協力をいただいた十勝西部地区農業改良普及所、ならびに

sampler

の製作に協 力をいただいた土谷特殊農機具製作所に深謝する。

引用文献

1) 

Otis

C.K

and

J・

H.Pomroy

Agric.Eng.

、38: 80 6 ‑8 0 7、860‑863 (1957)  2 )農林水産省北海道農業試験場畑作部家畜導入研究室、昭和 5 4年度試験研究成績書(畜産・飼料〉

9‑14(1980) 

3 )  向 上 昭和 5 5年度試験研究成績書(畜産・飼料)7‑14 (1981)  4 )中川西弘之・下名迫寛・加茂幹男、草地試験場研究報告、 28 80‑95 (1984 ) 

‑ 207

常者

北 海 道 草 地 研 究 会 報 第19 1985・3

サイレージの発酵品質にあミよぼす L α otoh α oillu

S'

Oa

S'

ei 乾燥製品の添加効果

安宅一夫a原沢康範・広瀬啓吾・槍崎 昇 (酪農大)

サイレージ発酵において、乳酸菌が活発に増殖し、多量の乳酸が生成されると、

pH

が著しく低下し、

不良微生物の増殖が抑制されて、良質のサイレージができるロ

乳酸には、

L

(+)型と

D

(ー)型の2つの異性体が存在し、サイレージでは、一般に

D

(ー)型の方 が

L

(十〉型より多く生成される口しかし、

D

(‑)型は

L

(+)型より動物による利用性が低いとされ ている。

従って、サイレージの発酵を制御し、 L(+)乳酸の生成割合を高めることは家畜による利用面から 意義があると考える。

そとで、 L(十)乳酸を支配的に生成するとされているLα otobαcillus caseiに着目し、その乾 燥製品を試作し、その添加がサイレージの発酵品質並びに乳酸異性体割合におよぼす影響を検討したロ

材料と方法

材料草には、チモシーとアノレファノレファを 表1. 材料草の化学組成 用い、それぞれ出穂期と開花期に刈り取り、

水(婦分)  粗蛋(白乾質物

wsc 

無添加とLα ctobαcilω c ω e1乾燥製品 中弼〉

(2030)を添加する区を設け、 20&(1983 アノレファノレファ

年)あるいは1&(1984年)の実験サイロ 1983  76.6  0.8  8.0  に詰め込んだ。材料草の化学組成は表1に示 984  79.6  18.2  6.8 

した。 2030は、 1fj当たり 108の乳酸菌を チモシー

含んだものであり、 ζれを材料草に対して 983  76.3  7.9  8.6 

o .

 

0 5婦の割合で添加した口サイロは経時的 984  74.6  0.7  8.7  に開封し、サイレージの発酵経過を調べた。

結 果

チモシーサイレージにおける

pH

と乳酸含量の変化は図1に示した口

pH

の変化では、 1983年には 両区とも徐々に低下し、無添加区と2030区との聞に2日固まで差がなかったが、 9日目以降2030区 の方が低くなった口 1984年には無添加区では終始高く推移したが、 2030区は2日目で急激に低下し、

その後も徐々に低下した。乳酸含量は、 1983年には2日固まで両区 lζ差がなかったが、 2030区は9 日自に急激に増加した。 1984年には、無添加区は2日目以後ほぼ一定となったが、 2030区では 1 4 

‑‑‑3 0日の聞に著しい増加がみられ、終始2030区が高く推移した。

アルファノレフアサイレージにおける

pH

と乳酸含量の変化は図2~乙示した。 pH では、 1983年には 両区の聞に差はなかったが、 1984年では、 2030区に著しい低下がみられた。乳酸含量は、 1983年

‑ 208

北海道草地研究会報 第四号 1985・3

1 2  32  32 

1981 

3.0 

2.0 

1.

¥ーーーーι、、 、九九←一一一一一一ー‑‑

<1  30 (i 2  . 1 11  :1

(n) 

図1. チ モ シ ー サ イ レ ー ジ の 発 酵 経 過

1!183  L融筋1

P

H ̲  

̲1 

lflfl3  3.0 

2.0

1.0  1 2  1!IR1 

5.0 

~.;,

1.0 

2  <1  11  30 

(111 

図2. アノレファノレフアサイレージの発酵経過

11 

乳時金 (0/0) 3.0 

q a   u o 

6

2.0 

32  1 2  32 

984  3.0 

2.0 

の2日目を除いて、 2030区が高く推移した。

チモシーおよびアノレファノレブアサイレージにおける 3 0日 目 の 発 酵 品 質 並 び に 乾 物 回 収 率 は そ れ ぞ れ 表2と表3に示した。

‑ 209

北海道草地研究会報第四号 19853

表2. チモシーサイレージの品質

pH 

乳 酸 L(刊 乳 酸 * 酢 酸 酪 酸 総 酸

評 点

N H 3 ' ‑ ‑ :

N

車鵠姻(婦収)率 (弼)

無添加 4.29  1.55  52.9  0.36 

1.99  80  9.4  89.2  2030  4.00  2.3 7  70.1  0.41 

2.78  1 00  8.6  90.1  {無添加 5.25  0.6 1  41. 0.1 2  0.47  1.20  28  14.2  88.8  1984 

2030  4.1 7  2.47  73.1  0.1 0 

2.57  100  7.3  95.0 

* 全 乳 酸ζi対する割合婦、**全窒素に対する割合弼

表3 アノレファノレフアサイレージの品質

pH 

乳 酸 L(十 ) 乳 酸 酢 酸 酪 酸 総 酸 詩情鋤回収率 (O/J)  評 点

NH3 ‑N

.‑:.C領〉 {無添加 4.09  2.3 5  66.3  0.49 

2.84  100  6.7  91.1  1983 

2030  4.08  2.66  51.3  0.54 

3.20  1 0 0  6.9  93.5  (無添加 5.39  0.79  73.1  0.23  0.1 2  1.14  49  6.3  90.6  1984 

2030  4.39  1.56  52.8  0.3 1 

1.87  99  7.9  89.8 

* 全 乳 酸l乙対する割合婦、**全窒素l乙対する割合領

チモシーでは、 1983年には無添加でも良質のサイレージができたが、 2030添加によってさらに乳 酸含量が増加し、フリーク評点が高くなった。また、 1984年には無添加のサイレージは、酪酸とアン モニアの生成が多く、良質のものではなかったが、 2030添加のサイレージは、乳酸生成が増加し、品 質と乾物回収率が著しく改善された。全乳酸l乙対するL(十)乳酸の割合は、無添加では1983年lζ53 婦、 1 984年に41婦であったものが、 1984年にはそれぞれ70婦と 73婦に増加した。

アノレファノレファでは、 1 983年には両区とも良質のサイレージができ、 2030添加の効果は明らか でなかった口 1984年には無添加サイレージに酪酸とアンモニアの生成がみられたが、 2030添加によ り、乳酸の生成が増加し、酪酸とアンモニアの生成が抑制された。しかし、

L

(+)乳酸の生成割合は 2030添加により低下した口

考 察

1 983年および1984年とも、 2030を添加すると、乳酸の生成量が増加し、サイレージの品質が改 善されるととが確められた。との効果は、無添加の品資が悪かった1984年において顕著であった。乙 の理由は、 1984年の材料は1983年のものに比べて、

wsc

含量が同じであったにもかかわらず、組 蛋白質含量が高かったためと考えられる。

L(+)

乳酸の生成割合は、 2030添加によってチモシーでは増加したが、 アノレファノレファでは逆に 低下した。また、アノレファノレファではチモシーに比べて、急速に乳酸が生成され、

pH

が低下した。

従って、糖含量が比較的低く、乳酸発酵のスピードの遅い、イネ科牧草サイレージζl対して発酵を好

‑ 210

北 海 道 草 地 研 究 会 報 第 四 号 1985・3

ましい方向に制御するために2030の効果が期待できると考えるo

摘 要

サイレージ用特定乳酸菌Lactobaciμ ω c ωei(2030)の乾燥製品を試作し、その添加がサイ レージ発酵におよぼす影響を検討した。材料には、チモシーとアノレフアルファを用い、無添加と2030 を添加する区を設け、完験サイロに詰め込んだ。 2030添加によって

pH

、アンモニア生成の低下およ び、乳酸含量の増加と乾物回収率の改善が認められた。全乳酸に対する

L

(+)乳酸の割合は、チモシー では増加したが、アノレファノレファでは逆に減少した。

E

牧草サイレージの調製・利用に関する研究 ロールベールサイレージの飼料価値

岡本明治・木村文春・長谷川信美・吉田則人 (帯広畜産大〉・斉藤英夫(酪農家)

最近、ローノレベーラーの普及と相侠って、とれを利用した牧草サイレージの調製が各地域で行われて いる。その背景には、乾草調製に比べて天候に速応した調製が可能。乾草調製と同一作業機械体系で対 応できる。省力的であり、従来の牧草サイレージ調製に比べて、時間当たり処理面積が広いので収穫適 期に刈り取れる牧草地が多く、かつサイロなどの設備が不用であるなどの長所が考えられる。反面、と れらの調製技術は十分に確立されたとはいい難く¥原料草、水分含量、密封などの条件が影響し、良質

サイレージが安定して得られていない場合が多い。

本研究はローノレベーノレサイレージの調製において原料草の収穫時期と、調製時の密封遅延が品質と飼 料価値におよぼす影響について検討した。

材料および方法

試験方法の概要は表1ζ 示したロI 6月8日の適期に収穫したオーチヤードグラスは、出穂期で、草丈 は98.‑....100cmであった。 4日間圃場で予乾し、ロールベーノレ(ゆ1.7 m X L1.5m )に成形し、直 ちにビニーノレで密封した区分(以下適期刈N区とする〉と、ベーノレのまま 3日 開 放 置 後 密 封 し た 区 分

‑211

.北海道草地研究会報第19 1985・3

表1. 試 験 方 法 の 概 要

調査項目 収穫時期・密封時聞を異にして調製した牧草ローノレベーノレサイレージの飼料成分・

発酵品質・消化率・第1胃内性状 供試飼料 オーチヤードグラス主体1番刈牧草

区 区 区 区 富 山 川 川 畑 仰 お

メ メ メ メ レ

期 期

‑ 円 適 遅 適 遅

﹁﹂﹁ L

後 一 灯 封 置

2

哨 撒 丙 ち 日 封 弘

直3

密 川

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