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断熱材、窓製品の断熱性能向上に伴う省エネ効果

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2 熱の損失の防止に資する断熱材、窓製品等の実態調査

2.3. 断熱材、窓製品の断熱性能向上に伴う省エネ効果

断熱材採用住宅でそれぞれ算出(=⑤×0.269)

⑦ ⑥で算出した繊維系断熱材採用住宅および発泡プラスチック系断熱材採用住宅の省 エネ率より、それぞれの家庭部門のエネルギー消費量(繊維系断熱材および発泡プラ スチック系断熱材の施工面積比率で按分)に対する省エネポテンシャルを算出(⑥×

エネルギー消費量)

⑧ ⑦で算出したそれぞれの省エネポテンシャルを足し上げ、家庭部門のエネルギー消費 量に対する省エネ率(断熱材TRによる省エネ率)を算出

2)サッシ

① ベースケースとして、業界団体からの提供データに基づき、現状(2012 年度)の製 品出荷フローベース(出荷窓数)での熱貫流率の加重平均値を開閉形式別に算出する。

その結果、引き違い:4.26W/㎡K、縦すべり出し:3.86W/㎡K、横すべり出し:3.77W/

㎡K、FIX:3.71W/㎡K、上げ下げ:4.26W/㎡Kと算出され、それぞれの出荷シェ アを加味すると、その加重平均値は4.08W/㎡Kと推計される(ベースケース)。

② 対策ケースとして、現状(2012 年度)において市場に出荷されている最も省エネ性 能の高い製品の性能値に対し、アルミPG:2.0%、アルミ樹脂複合:5.0%、樹脂:0.5%

の性能改善を見込み、開閉形式別の熱貫流率の加重平均値を算出した。その結果、引 き違い:3.7427W/㎡ K、縦すべり出し:3.4724W/㎡ K、横すべり出し:3.6098W/

㎡K、FIX:3.2787W/㎡K、上げ下げ:3.8760W/㎡Kを設定し、それぞれの出荷シ ェアを加味すると、その加重平均値は 3.6362W/㎡ K と推計される(対策ケース)。 ただし、出荷シェアは2012年度以降、一定と仮定している。

③ 熱貫流率とエネルギー消費指数(=アルミ単板窓(躯体はH11基準相当)を100と した場合の相対値)との相関式を算出(戸建:y(エネルギー消費指数)= 6.7709x(熱 貫流率)+ 57.445、集合:y(エネルギー消費指数)= 10.467x(熱貫流率)+ 33.014)

(※熱貫流率とエネルギー消費指数は、Window25研究会報告書、サッシ協会データ に基づく)

④ ③で算出した相関式から、ベースケースと対策ケースのエネルギー消費指数を算出

⑤ ④で算出したエネルギー消費指数より、暖冷房エネルギー消費量に対する省エネ率を 算出(=1‐(対策ケース)/(現状ケース))

⑥ 住宅における暖冷房エネルギー消費量の占める割合(26.9%)より、家庭部門のエネ ルギー消費量に対する省エネ率を算出(=⑤×0.269)

⑦ ⑥で算出した家庭部門の省エネ率より、省エネポテンシャルを算出(⑥×エネルギー 消費量)

⑧ ⑦で算出した省エネポテンシャルから、家庭部門のエネルギー消費量に対する省エネ 率(サッシTR導入による省エネ率)を算出

3)ガラス

① ベースケースとして、業界団体からの提供データに基づき、現状(2012 年度)の製 品出荷フローベース(出荷窓数)での熱貫流率の加重平均値を一般複層ガラス(ガス

なし)/Low-E複層ガラス(ガスなし)別に算出する。その結果、一般複層ガラス(ガ

スなし):3.03W/㎡K、Low-E複層ガラス(ガスなし):1.81W/㎡Kと算出され、そ れぞれの出荷シェアを加味すると、その加重平均値は2.39W/㎡Kと推計される(ベ ースケース)。

② 対策ケースとして、複層ガラスの中空層にアルゴンガスが封入された製品を加味した 場合の熱貫流率の加重平均値を算出した。その結果、一般複層ガラス:2.9111W/㎡K、

Low-E複層ガラス:1.4502W/㎡Kと算出され、それぞれの出荷シェアを加味すると、

その加重平均値は 2.1514W/㎡ K と推計される(対策ケース)。ただし、出荷シェア は2012年度以降、一定と仮定している。

③ 熱貫流率とエネルギー消費指数(=アルミ単板窓(躯体はH11基準相当)を100と した場合の相対値)との相関式を算出(戸建:y(エネルギー消費指数)= 6.7709x(熱 貫流率)+ 57.445、集合:y(エネルギー消費指数)=10.467x(熱貫流率)+ 33.014)

(※熱貫流率とエネルギー消費指数は、Window25研究会報告書、サッシ協会データ に基づく)

④ ③で算出した相関式から、ベースケースと対策ケースのエネルギー消費指数を算出

⑤ ④で算出したエネルギー消費指数より、暖冷房エネルギー消費量に対する省エネ率を 算出(= 1‐(対策ケース)/(現状ケース))

⑥ 住宅における暖冷房エネルギー消費量の占める割合(26.9%)より、家庭部門のエネ ルギー消費量に対する省エネ率を算出(=⑤×0.269)

⑦ ⑥で算出した家庭部門の省エネ率より、省エネポテンシャルを算出(⑥×エネルギー 消費量)

⑧ ⑦で算出した省エネポテンシャルから、家庭部門のエネルギー消費量に対する省エネ 率(ガラスTR導入による省エネ率)を算出

2.3.3. 推計結果

家庭部門のエネルギー消費量に対して、断熱材のトップランナー基準導入により約2.0%

削減、サッシ(住宅用のみ)のトップランナー基準導入により約1.0%削減、ガラス(住宅 用のみ)のトップランナー基準導入により約0.6%削減、合わせて約3.6%削減の省エネポテ ンシャルを有すると推計された。

ただし、それぞれの省エネ性能の向上により熱負荷が低減されることから、両方を合わ せた省エネポテンシャルは単純な和にはならない点については留意が必要である。

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