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ガラス

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2 熱の損失の防止に資する断熱材、窓製品等の実態調査

2.1. 断熱材、窓製品の使用状況調査

2.1.3. ガラス

1)ガラスの種類と特徴

ガラスの種類は、ガラスの枚数により単板ガラス(シングルガラス)、複層ガラス(ペア ガラス、トリプルガラス等)に分類される。また、複層ガラスについては、一般の複層ガ ラスに加えて、金属膜をガラス表面にコーティングしたLow-E複層ガラス、中空層にガス を封入した複層ガラス、防犯用途として樹脂中間膜を敷き二枚のガラスを合わせたもの、

耐熱強化を施したもの、異なる厚みの単板ガラスを組み合わせたもの、中空層を真空にし たもの(真空ガラス)等が存在する。

図表 2.1.54 複層ガラスの種類と特徴

出所)板硝子協会ウェブサイト

図表 2.1.55 真空ガラスの構造

出所)日本板硝子ウェブサイト

Low-E複層ガラス 一般複層ガラス

防犯合わせ複層ガラス 耐熱強化複層ガラス 異厚複層ガラス

2)複層ガラスの普及状況

複層ガラスの出荷量は、年間1,100万~1,600万㎡程度で推移している。

図表 2.1.56 複層ガラスの普及状況

出所)経済産業省「窯業・建材統計」

複層ガラス(Low-E 複層ガラス含む)の普及率は年々高まっており、戸建住宅において は9割以上、共同住宅においては5割程度まで普及が拡大している。

図表 2.1.57 Low-E複層ガラスの普及状況

出所)板硝子協会ウェブサイト

3)複層ガラスの商流構造とメーカーシェア

複層ガラスのシェアは、大手ガラスメーカー(3 社)のシェア約 70%、ガラスメーカー から単板ガラスを購入して複層ガラスに加工する大手 2次メーカー(2社)が約 25%とな っており、それ以外の中小2次メーカーや卸・代理店が約5%となっている。

単位 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

出荷量

( 千㎡)

1 4 ,0 7 6 1 1 ,8 9 3 1 3 ,9 1 2 1 4 ,8 3 5 1 6 ,0 5 3 出荷金額

( 百万円)

7 9 ,0 4 8 6 4 ,6 9 5 7 3 ,8 9 5 7 5 ,3 7 8 7 8 ,1 5 5 複層ガ ラス

図表 2.1.58 複層ガラスの商流構造とメーカーシェア

出所)業界ヒアリングに基づき作成

また、出荷シェアが0.1%程度の事業者別の出荷シェアについて、業界団体へのヒアリン グに基づく調査結果を下図に示す。大手一次ガラスメーカーならびに大手二次メーカーの 出荷量で概ね100%を占める(OEMの入り繰り分があるため、上図とは異なる)。出荷シェ アが0.1%程度の事業者については、出荷量が明確ではないことから、継続的な調査が必要 である。

図表 2.1.59 複層ガラスの事業者別メーカーシェア(2012年度・概算値)

事業者 シェア

旭硝子・日本板硝子・セントラル硝子 約50%

YKK AP 20%弱

伊藤忠ウィンドウズ 10%弱

LIXIL 20%弱

歌志内興山 0.1%程度

サンシバ複層 0.1%程度

アジカタ 0.1%程度

青木硝子 0.1%程度

中島硝子工業 0.1%程度

福間商事 0.1%程度

石崎本店 0.1%程度

栗原 0.1%程度

渡辺藤吉 0.1%程度

清永宇蔵 0.1%程度

キヨナガ 0.1%程度

小園 0.1%程度

ハートグラス工業 0.1%程度

池田硝子工業所 0.1%程度

出所)業界ヒアリングに基づき作成

SG Dパ ターンパ ターンパ ターンパ ターン 大手ガラスメ ーカー

(3社)

卸・代理店

ビルダー /建設会社 大手2次メ ーカー

(2社)

卸・代理店

中小2次メ ーカー /卸・代理店

(約200社)

PG

PG

PG PG PG

SG

SG

3社 、社 、社 、社 、67.8%

200社、社、社、社、6.1%

Aパ ターンパ ターンパ ターンパ ターン

Bパ ターンパ ターンパ ターンパ ターン

Eパ ターンパ ターンパ ターンパ ターン Cパ ターンパ ターンパ ターンパ ターン

PG

2社 、社 、社 、社 、26.1%

※基 本 、ハウスメ ーカ ー向け基 本 、ハウスメ ーカ ー向け基 本 、ハウスメ ーカ ー向け基 本 、ハウスメ ーカ ー向け

4)複層ガラスの性能別出荷分布

業界提供資料を基に作成した、U値別の出荷分布を以下に示す。複層ガラスは、①Low-E 化、②ガス封入により性能改善が見込めるが、以下によると、一般複層ガラス、一般複層 ガラス(ガス入り)、Low-E複層ガラス、Low-E複層ガラス(ガス入り)の順にU値が良 くなり(数値が低くなり)、それぞれの出荷面積での加重平均値は、一般複層ガラス(ガス なし):約3.03W/(㎡・K)、一般複層ガラス(ガス入り):約2.83W/(㎡・K)、Low-Eガ ラス(ガスなし):約1.81W/(㎡・K)、Low-E複層ガラス(ガス入り):約1.55W/(㎡・

K)、となっている。

図表 2.1.60 一般複層ガラスの熱抵抗値別出荷分布(2012年度)

出所)業界提供資料を基にNRI作成

図表 2.1.61 一般複層ガラス(ガス入り)の熱抵抗値別出荷分布(2012年度)

0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000

0.99-1.00 1.49-1.50 1.99-2.00 2.49-2.50 2.99-3.00

[㎡㎡㎡㎡]

熱 貫 流 率 U [ 熱 貫 流 率 U [ 熱 貫 流 率 U [

熱 貫 流 率 U [W/( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500

0.99-1.00 1.49-1.50 1.99-2.00 2.49-2.50 2.99-3.00

[㎡㎡㎡㎡]

W/

図表 2.1.62 Low-E複層ガラスの熱抵抗値別出荷分布(2012年度)

出所)業界提供資料を基に作成

図表 2.1.63 Low-E複層ガラス(ガス入り)の熱抵抗値別出荷分布(2012年度)

出所)業界提供資料を基に作成

また、ローレンスバークレー国立研究所では、ゼロエネルギー住宅(Zero Energy Homes) の実現に向け、熱貫流率と日射遮蔽係数の 2 軸に基づき窓の省エネ性能を評価した研究成 果を、“Zero Energy Window”基準の案として公表している。

0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000

0.99-1.00 1.49-1.50 1.99-2.00 2.49-2.50 2.99-3.00 [㎡㎡㎡㎡]

熱 貫 流 率 U [ 熱 貫 流 率 U [ 熱 貫 流 率 U [

熱 貫 流 率 U [W/( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]

0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000

0.99-1.00 1.49-1.50 1.99-2.00 2.49-2.50 2.99-3.00 [㎡㎡㎡㎡]

熱 貫 流 率 U [ 熱 貫 流 率 U [熱 貫 流 率 U [

熱 貫 流 率 U [W/( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]( ㎡・ K) ]

図表 2.1.64 “Zero Energy Window”基準(案)

出所)LBNL, Performance Criteria for Residential Zero Energy Windows

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