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数量詞(Numerals)

ドキュメント内 6. 品詞論( Word classes ) (ページ 78-81)

A 系

6.5. 数量詞・類別詞(Numerals and Classifiers)

6.5.1. 数量詞(Numerals)

本節では基数詞、数量詞の省略、概数の表現などについて述べる。

6.5.1.1.数量詞の種類(The types of numerals)

数量詞には基数詞と概数詞がある。基数詞は下記のようなものである。

         

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

      

100 1,000 10,000

十万

百万

千万

「位」に関する言い方

十 の位

15

十五

百 の位

150

百五

千 の位

1,500

千五 万 の位

15,000

万五

概数詞には下記のようなものがある。



少し



少し



たくさん

平江城関方言には下記のような量が小さいことを表わす比喩的な表現がある。

眼毛啧 /



/ 睫毛の細さに例えて量が少ないことを表わす



毛啧 /



/ 由来不明だが、極めて少ないという意味である

点毛啧 /



/ 由来不明だが、極めて少ないという意味である

鼻屎啧 /



/ 鼻糞の少なさに例えて量が少ないことを表わす

6.5.1.2.

“一”の省略(

Omission of “one”

)

一般に平江城関方言では数字の“1”を省略する傾向がある。例えば、下記のような場 合、すべて省略可能である。それに対して、十の位では、平江城関方言、北京官話、日本 語のいずれも“1”が必要ではない。百、千、万の位では平江城関方言では前の数字“1”

と最後の位も省略できる。最後の位を省略することは北京官話と共通している。日本語と 共通しているのは数字の“

1

”を言わないことである。

3

種類の言葉で、平江城関方言での 言い方が最も簡潔に見える。

平江城関方言 北京官話 日本語

15

十五 十五 十五

150

(一)百五(十) 一百五(十) 百五十

1,500

(一)千五(百) 一千五(百) 千五百

15,000

(一)万五(千) 一万五(千) 一万五千

しかし、下記のような零の位がある場合では“1”を省略しないのが普通である。

1,003

一千零三

10,300

一万零三百

10,003

一万零三

10,030

一万零三十

6.5.1.3.“二”と“両”(Variations of “two”)

北京官話と同じく、平江城関方言でも“二”と“両”の交替がある。具体的な交替ルー ルは下記のようであり、北京官話と異なる点はそれほど見られない。

数詞 二

序数詞 二

十の位の前後 二

その他の場合 両

類別詞が付く場合 两个、两日、两年、两把……

十の位ではない 两百、两千、两万、两万两千两百

十の位があると、別の位も“二”になりやすい。最後の位である時は、“二”が好まれ る。

222

二百二十二

2

,

222

二千二百二十二

22,000

二万二千

1,200

千二

12,000

万二

20,000

两万

2,100

两千一(二千一)

6.5.1.4.

数の表現(

Expression of round numbers

)

概数の表現方法は語彙的なものと接辞的なものを用いる方法がある。語彙的なものは

“把”(北京官話の“来”「くらい」に相当)がある。接辞的なものは類別詞や名詞の重ね型 に“数”を入れるものがある。以下でそれぞれ説明する。

6.5.1.4.1.

概数の表現

平江城関方言での概数の表現方法は類別詞に“把”をつける方法と数量詞に“把”をつ ける方法がある。類別詞に“把”をつけるものでは数量詞は基本的に一から始まるものが 多い。しかし、類別詞に“把”をつけるものは数量詞が現れないときのみである。これは 一の場合に限る。類別詞に“把”をつけて、概数を表わすものは北京官話にも見られるが、

数量詞に“把”をつけるものは北京官話には見られない。

个把两个

1

つか

2

つ 包把两包 一袋か二袋

Zny:

你 打 哒 他 转 把 啧 时, 不 乱 哒,

209 

          

2SG 打つ Perf 3BSG CL Con DM TO Neg 乱れる Cha

你打了他一次,他就不淘气了。

一回くらい叩いたら、いたずらしなくなった。

数量詞につく“把”というのは整数の十、百、千などにしかつかないものである。この ようなものは近隣の瀏陽方言に見られる。

Zhz:

不 要 放 好 久 哦, 十 把 日 就 可以 吃。

210 

          

Neg 必要 置く とても 永い PT 十 Con そして 許可 食べる 不用放多,十来天就可以吃。

そんなにおいておかなくていいわよ、

10

日くらいで食べられる。

6.5.1.4.2.

量の主観的表現

数量詞、名詞の重ね型に“数”を挿入することもある。その場合は使用できる数量詞は 整数詞に限るが、量の主観的な大きさを表わす。似たような現象は湘語の広い地域で見ら れる。

 日数日 一日中

日 数 日 看 书, 也 不 怕 脑 痛。

211 

         

見る Neg 心配する 痛む 一整天看书,也不担心头疼。

一日中本を読んでいても、頭が痛くなるのも心配しない。

 年数年 一年中

箇 个 人 时 年 数 年 打 麻将。

212 

          Dem CL TO 打つ マージャン

那个人整年都在打麻将。

あの人は年中マージャンばかりしている。

 夜数夜 一晩中

Ljh:

你 就 不 要 话 哒。 夜 数 夜,

213 

         

2SG そして Neg 必要 言う Perf

你就不要说了,一整个晚上(看着孩子们),

言うまでもないよ。一晩中(子供たちの面倒を見ている)、

 百数百 百も

百 数 百 个 人 落 箇 排队。

214 

       

CL いる Loc 並ぶ 一百多个人在那儿排队呢。

百もの人が並んでいる。

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