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②視 点

平成 28 年度に行った活動は下記のとおりである。

(1) ノネコ問題普及啓発冊子「人もネコも野生動物もすみよい島」の作成

前田学長と環境省動物愛護管理室長との対談録を冊子の冒頭に掲載し、奄美地域のノ ネコ問題が人と動物の今後の関係のあり方を問いかけていることを示したうえで、ノネ コ問題を考える際に知っておくべき事実関係や各地の事例を紹介し、鹿児島環境学研究 会として提言も行った。この冊子は、奄美地域の関係機関・団体を通じて幅広く配布し たほか、鹿児島市民・県民の理解と協力を得るために鹿児島市内を中心に動物病院にも 配布した。

(2) ニュージーランド研究者の講演会等開催

日本学術振興会の外国人研究者短期招聘プログラムで来日したノネコ問題に詳しい ニュージーランド研究者とともに奄美地域で共同調査を実施した際に(平成 28 年 10 月) 、 先進的な取組としてニュージーランドのノネコ対策の経験を紹介し、奄美地域でのノネ コ対策に対する助言を行う講演会や意見交換会を、奄美大島で 5 回、徳之島で 3 回開催 し、対象者は、奄美市議会議員、奄美市職員、県立大島高校生徒、奄美大島ノネコ対策 関係者(国・県・市町村) 、樟南第二高校生徒(徳之島)、徳之島 3 町自然保護協議会及 び両島の自然保護団体で、参加者は延べ約 650 名であった(資料4-5(1)) 。 (3) 鹿児島県民の理解と協力を得るための「かごしま国際ノネコ・シンポジウム」の 開催

世界自然遺産の価値を有する貴重な野生動物と共生する島づくりを進めようとして いる奄美地域の取組を広く鹿児島市民・県民に知ってもらい、オール鹿児島で支えるこ との重要性を問いかけるシンポジウムを平成 28 年 10 月に鹿児島市内で開催した(図4

-5)(資料4-5(2))。

また、鹿児島環境学研究会では、ノネコ問題に関する上記活動のほか、世界自然遺産

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登録の関連で下記の二つの活動を行った。

(1) 地域資源の管理に関するワークショップの開催

世界自然遺産登録後を見据えて、社会状況の変化により地域資源(自然環境と環境文 化)の管理がどのように変容するのか、また、地域としてどのように対応すべきかを山 の関係者、海の関係者、自然ガイドや観光関係者など島民とともに考えるためのワーク ショップを 3 回開催した(奄美大島から延べ 15 名参加) 。この成果は来年度取りまとめ る予定。

(2) 「屋久島から学ぶ、本音で語る奄美の世界自然遺産」 (鹿児島大学鹿児島環境学研 究会 in 奄美大島)の開催

世界自然遺産の島「屋久島」の現状を奄美大島の行政関係者や自然ガイド、自然保護 団体と共有するために、環境省の屋久島首席自然保護官を招いて 11 月に研究会 WG をし たところ、インターネット経由で参加した奄美大島関係者から島民を対象として奄美大 島で同様の会合を開催して欲しいとの強い要望が寄せられた。このため、平成 29 年 3 月に奄美市において、同様の研究会会合を開催し、屋久島の課題を共有するとともに、

奄美地域としてどのような観点から対応を考えるべきかについて議論を深めた(図4-

6) 。

図4-5 かごしまノネコ・シンポジウムポスター(平成

28

10

30

日)

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図4-6 「屋久島から学ぶ、本音で語る奄美の世界自然遺産」・(鹿児島大学鹿児島環境学研究会

in

奄美大島)のポスター(平成

29

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日)

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4.6 部会活動とその他の社会貢献活動

第1章の図1-1の組織図に示したように地域ニーズの収集・分析を教育、研究、社 会貢献・生涯学習部門と連携した5部会(地域防災・医療部会、観光産業・国際部会、

エネルギー部会、農林畜産業部会、水産業部会)で行っている。部会員は鹿児島大学の 教職員+連携自治体(鹿児島県、鹿児島市、薩摩川内市および与論町)の職員であり、今 年度も継続して部会長を中心にして活動を行ってきた。

一方では、鹿児島大学は地域に貢献する大学を標榜していることから、連携自治体以 外の自治体にこれまでのホームページ等によるCOC活動の情報提供に加え直接パン フレットを送付するなどしてかごしまCOCセンターの相談機能などについて周知す るとともに、かごしまCOCセンターとの連携窓口を県下すべての自治体に設置してい ただき、学内のシンポジウムなどの情報や自治体に有意な情報の提供に努めたほか、自 治体等が相談しやすい環境の整備を図り、地域貢献(社会貢献活動)の充実を図った。

4.6.1 連携自治体をはじめその他の自治体、企業および住民からの相談に対する 活動

平成28年度は県下の連携自治体をはじめその他の自治体や企業、住民などから20 9件の相談を受け(表4-7)、かごしまCOCセンターが上記5部会や学内の関係学 部等につなぐなどして、連携して対応した。

表4-7 かごしまCOCセンターに寄せられた相談(平成28年度)

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