平成 28 年度防災・日本再生シンポジ ウム「島嶼の自然災害と防災」
3) 外部機関との共同研究
気象庁気象研究所「気象レーダを活用した火山噴煙に関する研究」 (平成 26 年4月から 平成 29 年3月)、および一般財団法人日本気象協会 「マルチパラメータレーダの観測 精度向上及び観測データを用いた短時間気象予報に関する研究」 (平成 27 年4月から平 成 28 年3月)を継続して実施した。
また、地震・津波災害分野勉強会(6 月 1 日開催)や熊本地震に関する学内情報交換 会(第1回 5 月 28 日開催、第 2 回 10 月 18 日開催)、などを実施し、さらに、企業等か らの相談等として国分高等学校の生徒訪問(7 月 25 日)や鹿児島県工業倶楽部川薩地 区プラザで講演(6 月 27 日)、一般財団法人地域活性化センター「全国地域リーダー養 成 塾」11 名訪問(11 月 4 日)などにも適宜対応してきた。
(2)観光産業・国際部会
8月3日(水)に開催された第2回の部会では、グローバル化の中で急速に変容し様々
な困難を抱えている地域社会に主体的積極的に貢献できる人材の育成をめざす「地域連
50 50
携プログラム」について平成 28 年度から4年間にわたり取り組むことが紹介された。
また今年度後期に鹿児島市と連携して中心市街地活性化のため学生が課題を探り、分析 検討を加え、調査報告書を作成する「地域科学演習」を行うことが報告された。
11 月 30 日(水)に開催された第3回の部会では、第2回で説明した「地域連携プロ グラム」については①自治体・地域コミュニティのニーズを基にした甑島での実習課題 を設定し、②甑島での調査データの積み重ねによる実習成果の還元と地域活性化に向け た意見交換を行い、最終的には③大学教育と地域活性化の連携モデルを構築することと している、このため薩摩川内市と連携して取り組んでいくとの説明があった。
また、鹿児島市と連携して取り組んでいる中心市街地活性化のための「地域科学演習」
では、①鹿児島市から過去の調査報告書について説明があったこと、②中心市街地を巡 る法律や制度面について大学教員が説明したこと、③中心市街地の課題や施策について 鹿児島市から説明があったこと、④鹿児島市や大学教員とともに中心市街地の視察を行 ったこと、⑤受講学生によるアンケートの実施・分析を行ったことなど進捗状況につい て報告があった。さらに中国清華大学学生との交流プログラムについて、平成 29 年度 8月1日(月)から4日(木)にかけてグローバルセンターと連携して実施することや エクスカーションの日程などその内容について説明があった。
(3)エネルギー部会
第1回のエネルギー部会を9月 15 日に開催した。部会では、エネルギー部会として 地域課題への取組への期待があることを説明した。 各自治体の要望は以下のとおりで あった。
・鹿児島県: 再生エネルギーについては強力に進めたい。再生エネルギービジョン の作成を再度行う予定であり近い内にその姿勢が示される。この点も含めて産学官 の連携を協力して進めたい。
・鹿児島市: 再生エネルギー導入促進行動計画(概要)にそって説明があった。産 学官連携による農業分野における再生エネルギーの活用策についての調査・研究、
地熱を活用した(低温バイナリ―発電など)の調査・研究等、木質バイオマス熱利 用の事業スキームの構築などで協力依頼があった。
・薩摩川内市: 次世代エネルギーの活用を目指してこれまで取組んできた事業の一 部について説明があった。「メイドイン薩摩川内LED灯」の高付加価値を付けた 取り組み、地域資源である竹の利活用として低炭素社会への貢献、地域の特性、さ らに地域を越えた広がりも考慮して推進していることが紹介された。セルロースナ ノファイバー研究への協力依頼があった。
第2回のエネルギー部会を 11 月 10 日に開催した。部会では、
1)バイオマスの水素利用について: (鹿児島大学理工学研究科)平田好洋 教授の発
表があった:バイオガス改質プロセスを利用した水素の製造と二酸化炭素の分解につい
51 51
てスライド資料を用いて説明があった。バイオガスの改質で生成したCOガスと水蒸気 を多孔質電気化学セル中で反応させてH
2とCO
2へ変換できること、バイオガス改質 で生成したCOガスを固体炭素とO
2ガスへ電気化学的に分解できることで、水素を合 成しながら、二酸化炭素を削減できるプロセスについて説明があった。
2)竹バイオマス産業都市の活動紹介(薩摩川内市) : 薩摩川内市企画政策部(新エ ネルギー対策課)新エネルギー対策監の久保 信治氏に薩摩川内市で取り組んでいる竹 バイオマス産業都市構想の取組について説明があった。薩摩川内市の概観、次世代エネ ルギービジョン、竹バイオマス産業都市構想についてスライドで説明があった。地方創 生事業としてバイオマスを活用した地域活性化の取り組みについては政府のバイオマ ス産業都市に選定されたこともあり詳しい説明があった。
(4) 農林畜産業部会
第1回部会を平成 28 年4月 28 日(木)に開催した。参加者は、本学教員、鹿児島県、
鹿児島市、薩摩川内市職員であり、主な審議事項は、①野生動物被害への対応研究につ いてであり、報告事項は、①「大学と地域」にコーディネーターや講師として参加、② 地域志向教育研究経費 成果報告会への発表・参加、③鹿児島大学農学部地域連携ネッ トワークプロジェクトの実施(平成 27 年~)であった。
本部会は、昨年農学部で立ち上げた「鹿児島大学農学部地域連携協議会」ならびに「地 域連携ネットワークプロジェクト」をコアとして、平成 28 年度も継続して活動を実施 した。「地域連携協議会」は、学外委員としては県農政部部長,県環境林務部次長,県 市長会事務局長,県町村会事務局長,県農業協同組合中央会専務理事,県工業倶楽部食 産業部会長,県森林組合連合会代表理事専務,県木材協同組合連合会専務理事の8名,
学内委員としては農学部長,地域連携ネットプロ責任者・教授,地域連携ネットプロ担 当特任教授,さらに農業・畜産・食品・林業各分野の担当教授の7名よりなる合計 15 名で構成されている。平成 28 年度は平成 28 年 6 月 17 日(金)に第 1 回を、平成 29 年 1 月 30 日(月)に第 2 回を開催し、それぞれ、 「平成 28 年度地域連携活動計画の具体 化」、 「平成 28 年度地域連携活動の実績について」および「平成 29 年度地域連携活動に ついて」を審議した。
その他に、 「地域連携ネットワークプロジェクト運営会議」 を平成 28 年5月 18 日(水) 、 平成 28 年7月4日(月)および平成 28 年 12 月 12 日(月)の3回開催した。
また、平成 28 年度鹿児島大学農学部地域連携ネットワークプロジェクト「成果報告 会」を平成 29 年 1 月 30 日(月)に開催し、70 人が参加した(詳細は
(https://www.kagoshima-u.ac.jp/topics/2017/02/post-1160.html 参照) (資料4-
6、資料4-7)。
なお、平成 28 年度の「地域連携ネットワークプロジェクト」における主要な活動内容
を表4-11 に示した。
52 52