第2章 公共施設等の管理に関する基本的な方針
3 安全・安心の確保 1 施設の最適化
・ 公共施設の維持、更新、転用、廃止等のあり方検討
・ 跡地の利活用の検討
・ 公共施設の整備に係る優先度の整理
・ 公共施設の複合化や多機能化による機能集約等の推進
・ 公共施設等の広域的な連携の推進
・ 適正な維持管理による劣化状況・不具合の把握と改善
・ 公共施設等の安全性の向上と機能性の確保
・ 予防保全型維持管理手法の導入による公共施設等の長寿命化の推進 2 市民や事業者等との連携による効果的・効率的な市民サービスの提供
・ 公民協働による公共施設マネジメントの推進
・ 民間サービスの活用
・ 民間活力の導入による公共施設の整備費用、運営費用、維持管理費用の縮減
・ 市民サービスの質的向上と財源の確保
1-2 公共施設等の状況把握
施設の躯体や設備等の不具合箇所や劣化状況、また修繕履歴等の情報を一元的に管理するこ とにより効果的・効率的な維持管理に努めます。
また、施設建設当初の設置目的と現在の市民ニーズが合致しているかを検証することや、利 用料の見直しなど、効率的なサービスを提供するための基礎的情報を整理するために、利用者数 や稼働状況等の利用状況、施設の運営費用や維持管理費用、減価償却費等、公共施設の運営に要 しているコストの把握を行います。
将来的には統一的な基準による地方公会計の導入を行うことにより、固定資産台帳等を活用 し、減価償却費等を含む公共施設等の管理運営に係るフルコストや中長期的な維持管理・更新に 係る見込みの算出等を行い、適切な保有量の調整や幅広い視点からのコスト分析に努めます。
1-3 計画期間
「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針(平成26年4月22日 総務省総財務第 74号)」において、計画の策定にあたっては、将来の人口や財政見通しをもとに長期的な視点 に基づき、少なくとも10年以上の計画期間とすることが望ましいとされています。また、本市 の公共施設等の建設時期を踏まえると、平成40年代中頃から平成50年代後半にかけて多くの 施設が更新時期を迎えることが予想されることから、本計画の計画期間は平成29年度から平成 58年度までの30年間とします。
1-4 計画の評価と見直し
計画の進捗状況等に関する評価は、本計画に掲げた目標や取組の進捗状況について、施設所 管部署への定期的なヒアリングの実施や施設保全情報システム等を利用した施設の運用状況の 把握を行うことにより実施し、結果を公表します。
また社会経済状況、関連法制度の変化など、本計画を取り巻く状況の変化を踏まえた上で、
個別計画の策定やPDCAサイクルに基づいた本計画の定期的な見直しを行います。
計画の見直しについては、10年ごとに見直しを行うことを基本とするとともに、人口の増減 や歳入歳出の状況等、著しい変化が生じた場合には必要に応じて見直しを行います。
1-5 取組体制と情報管理・共有方策
取組体制
公共施設マネジメントを推進していくためには、これまでの施設所管部署ごとの管理ではなく、
組織横断的に取り組んでいくことが重要です。
そこで副市長を本部長として、教育長、施設所管部署の部長で構成するファシリティマネジ メント推進本部会議において庁内の情報共有や組織横断的な取組を推進します。
当該本部会議の事務局として本計画の進行管理を行うとともに、経営的視点に立ち、一元的 に公共施設等をマネジメントし、公有財産全体の最適化及び公有財産を最大限活用した歳入確 保に取り組むため、建築・設備の技術職員を含む公共施設マネジメント専任部署の設置を検討 します。また、この計画の推進には財政運営に関わる事項もあることから、財政担当部署と予 算編成における連携体制を構築するなど、計画的な維持管理を実施できる組織のあり方を検討 します。
その上で市民や専門家の幅広い意見を聴きながら、本計画の運用や見直し等を行うため、学識 経験者や市民等で構成される審議会等の設置についても併せて検討します。
■庁内取組体制図(イメージ)
情報管理・共有方策
公共施設に係る利用状況や維持管理・運営費用等に関する情報管理について、これまでの施 設所管部署ごとによる個別管理から、施設保全情報システムなどを活用し、情報の一元管理を 行うことにより、庁内における情報共有を行うとともに、計画的な管理を推進します。
また本計画の進捗状況や最適配置に向けた実施計画の内容、公共施設に関するデータ等につ いて、市議会に報告するとともに、広報・ホームページ等を通じ市民に積極的に情報提供する ことにより、公共施設の現状への理解や問題意識の共有に努めます。
公共施設マネジメント専任部署
・公共施設等の情報の一元管理
・公共施設等総合管理計画の推進及び管理
・公共施設関連の予算編成 ・予算配分の検討
施設所管部署
・日常の維持管理、点検、施設情報の更新
・公共施設等関連の修繕 ・工事予算の要求
・個別計画の策定 ・推進
財政担当部署 企画担当部署営繕担当部署
情報共有
連携・調整
連携
査定
連携 連携 連携
ファシリティマネジメント推進本部会議
【 副市長(本部長)、教育長、施設所管部署の部長 】
※施設保全情報 システムの活用 要求