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地 物類型化に よ る品質 要 求(案 )

ドキュメント内 橡品質報告書.doc (ページ 69-73)

62 6.  品質要求定義書(案)の検討 

 

  品質評価方法(案)に従い、それを「大縮尺数値地形図データ作成に係る仕様書記載事 項についての検討作業」により作成された「大縮尺図製品仕様書」の地物要件定義書に記 載された地物に適応した。 

  この品質評価方法(案)を大縮尺数値地形図データへ適用させ、地物類型化による品質 要求(案)とそれを含んだ品質要求定義書(案)を作成した検討過程について述べる。 

   

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6.1.2. 品質副要素別品質基準

  地物類型化の目安として、まず、品質副要素別の品質基準(案)を定めた。この品質基 準(案)も品質評価方法(案)の検討において作成された次のものを採用した。

表-6.2  品質副要素別品質基準(案)

品質要素 品質副要素 S A B C

過剰 誤率0% 品 質 基 準 

5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

完全性

漏れ 誤率0% 品 質 基 準 

5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

概念一貫性 誤率0% 誤率0% 誤率0% 誤率0%

定義域一貫性 誤率0% 誤率0% 誤率0% 誤率0%

フォーマット一貫性 誤率0% 誤率0% 誤率0% 誤率0%

論理一貫性

位相一貫性 誤率0% 誤率0% 誤率0% 誤率0%

絶対又は外部正確度 規 定 値 以 上

0%

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

相対又は内部正確度 規 定 値 以 上

0%

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

位置正確度

グリッドデータ位置 正確度

規 定 値 以 上 0%

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

規定値2倍以 5%未満

時間測定正確度 誤率0% 品 質 基 準  5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

時間一貫性 誤率0% 品 質 基 準  5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

時間正確度

時間妥当性 誤率0% 品 質 基 準  5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

分類の正確性 誤率0% 品 質 基 準  5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

非定量的属性の正確

誤率0%

品 質 基 準  5%未満

品 質 基 準  10%未満

品 質 基 準  20%未満

主題正確度

定量的属性の正確性 規 定 値 以 上

0%

規 定 値 以 上 5%未満

規 定 値 以 上 5%未満

規 定 値 以 上 5%未満 各項目ともレベル D は検査を行わないものとする 

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  また、位置正確度の品質の重みの指標別による大縮尺数値地形図における基準(案)は 次表の通り品質評価方法(案)を採用した。この基準(案)は、位置正確度は重みにより 要求される規定値が異なるものとして作成している。

表-6.3  品質の重み別位置正確度の規定値(案)

S A B C D

0.25m 0.25m 0.70m 1.75m 規程しない

 

  これらの数値を採用するにあったては、完全性及び主題正確度に関しては現行の公共測 量作業における竣工検査規程での採用値を重み「B」の値とし,「A」はそれより厳しく、

「C」はそれより緩やかな値を採用した。位置正確度に関しては、現行の縮尺 1/500 地形 図の標準偏差を「A」、縮尺 1/1,1000 地形図の標準偏差を「B」、縮尺 1/2,500 地形図の標 準偏差を「C」とし、重みにより求められる位置正確度が異なるものとした。 

  位置正確度の品質基準を「規定値の 2 倍以上 5%未満」としたのは、誤差が正規分布して いるとした場合、2σ以内に 95%の値が入るものとし、現行の公共測量作業規程の位置精度 と整合をとったためである。 

 

  この品質基準(案)では、公共測量作業規程における縮尺 1/500 地形図の品質の重みの 指標は、完全性「B」、位置正確度「A」、主題正確度「B」が相当し、縮尺 1/1,000 地形 図の品質の重みの指標は、完全性「B」、位置正確度「B」、主題正確度「B」が相当する。 

   

6.1.3.  品質の重みによる地物類型化

 

  品質の重みにより、次の手順で地物の類型化を実施した。 

①  地物への品質要素毎の重み付け 

「大縮尺製品仕様書」で定義された各地物に対し、品質要素毎の重みを付加し た。この作業は、研究参加者の個別の意見を集約し、各地物毎に検討を行った上 で実施した。 

②  全ての重みが同じ地物の分類 

品質要素毎の重み付けがされた地物を、完全性、位置正確度、主題正確度が全 て同じ重みを付加されたグループに分類を行った。この作業は、機械的に実施し た。 

③  類型化された地物の検討 

   品質の重みによりグループ化された地物、つまり、類型化された地物グループ の検討を行い、同一グループでも明らかに性格を異にしている地物を別グループ として再度分類分けを実施した。この分類分けは研究参加者のこれまでの経験を

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もとにして実施されたもので、明確な基準の基で実施されたものではない。 

④  品質評価を行う単位の決定 

   分類の再検討がされた地物を地物の類型化(レポーティンググループ)とし、

品質評価を行う単位と決定した。 

                           

図‑6.2  地物の類型化手順   

 

6.1.4.  品質評価を行う単位

 

  前記の作業において決定された品質評価を行う単位、つまり、地物の類型化は、次頁の 表のとおりである。 

  本研究作業においては、13 の地物群に分類されたが、実際には 13 番目の地物群は、全 ての品質要素が検査を行わないものである「D」の重みが付されているため、12 の地物群 と見なすことができる。 

  また、地物に付された重みが「D」とされた品質要素は品質評価の対象ではないため類 似の地物群に含めた。 

  この品質評価を行う単位の決定方法は、前述のとおり、実験参加者の過去の「経験則」

によるところが大きい分類方法をとったものである。このようにデータ作成の目的などに より過去の「経験則」から作成するのも一つの有効な方法である。 

地物への品質要素毎の重み付け

全ての重みが同じ地物の分類

類型化された地物の検討

品質評価を行う単位の決定

ドキュメント内 橡品質報告書.doc (ページ 69-73)