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共用空間デ ー タ調達 仕 様及び 基 本仕様書

ドキュメント内 橡品質報告書.doc (ページ 42-45)

 

(1)  概要

総務省では、平成 11 年度、統合型 GIS 共用空間データベース仕様に関する調査研究 会において、統合型 GIS を推進するための前提となる共用空間データベースの仕様につ いて検討を行い、「統合型 GIS 共用空間データ調達仕様書(案)及び統合型 GIS 共用空間 データ基本仕様書(案)」としてとりまとめた。平成 12 年度は、それらに基づいて共用 空間データベースを構築し、モデル地区において実証実験を行い、その有効性や、複数 地区での共用空間データの広域活用について検証を行った。 

検討の枠組みとしては品質評価についての検討、運用検討、広域活用検討などがあり、

品質評価検討WGでは 

・ 共用空間データベースの項目分類の整理 

・ 共用空間データベースの項目毎の要求品質の検討 

・ 共用空間データベースの項目毎の評価方法検討 

等についての検討が行われた。そして最終的な研究成果として、統合型 GIS 共用空間デ ータ調達仕様書及び統合型 GIS 共用空間データ基本仕様書が作成された。 

 

(2)  地物定義

総務省の研究作業で作成された「共用空間データ基本仕様書」では、地方公共団体の 複数部署で多目的な利用ができ、共用すると有効な最低限のデータ項目について定義し ている(本研究作業の製品仕様に関する報告書参照)。 

 

(3)  品質評価

品質要素は基本的に地理情報標準に拠っているが、時間正確度については「基本仕様 書(案)」では定義されておらず平成 12 年度の研究における品質評価の対象外となって いる。地理情報標準で定義されていない品質要素として「新鮮度」がある。 

 品質評価における基本的な考え方として、目視検査における誤りやプログラム検査 で発生し得るコンピュータの誤作動などは否定できないという理由から、品質保証の際 に検査方法を具体的に明示することとしている。検査における真の値については元資料 を真の値としている。ここでいう真の値とは「合意値」、つまり、真の値の代用として、

所定の目的に合った、取り決めによる真の値とされている。 

  成果品の品質検査は「共用空間データ基本仕様書」に基づいて行われ、検査結果が要 求品質に達していない場合には、受託者は品質の定義に基づいて必要な修正を行い、要 求品質に達するまでチェック、修正を行うこととなっている。  

なお、品質基準に関して述べると、表‑3.14 で示されるように、共用空間データベース のために設定された具体的な数値による一律の基準は存在しない。データ整備における 諸条件によって作成されるデータの品質や品質評価の詳細さなどが決まるという前提 のもと、あくまで、受注者と発注者間の取り決めにおいて品質基準が作成されるものと している。 

       

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表-3.14 品質定義の例−筆 

地物型名称   筆 

地物型定義   一筆ごとの領域。不動産登記法17条地図の活用や市町村の所有する公図、写真図等を 利用した他の地物との相対位置調整等により作成したもの。道路区域線も含む。 

 

地物属性  属性型名称  属性型定義  データ型  内容記述  備  考  (空間属性)  形状  一筆ごとの領域を示す面  面  ○   

(主題属性)  地番  筆の地番  文字  ○   

  所在  筆の所在名称  文字  △   

    地番番号  筆の地番の番号  数値  △   

主題属性 

品質要素  空間属性 

『地番』  『所在』  『地番』 

完全性 

元資料に対して、

漏 れ 及 び 過 剰 が 無いこと 

―  ―  ― 

既知の座標地 

との乖離  ―  ―  ―  ― 

絶対位置 

正確度  現地真位置 

との乖離  ―  ―  ―  ― 

相対位置  正確度 

オブジェクト間 の相対関係は除

く 

―  ―  ―  ― 

位置正確度 

元資料に対する正確度  元資料に対して、

相 似 性 が あ る こ と 

―  ―  ― 

書式一貫性 

デ ー タ 型 や 書 式 が 記 録 仕 様 ど お り に 記 録 さ れ て いること 

デ ー タ 型 や 書 式 が 記 録 仕 様 ど お り に 記 録 さ れ て いること 

デ ー タ 型 や 書 式 が 記 録 仕 様 ど お り に 記 録 さ れ て いること 

デ ー タ 型 や 書 式 が 記 録 仕 様 ど お り に 記 録 さ れ て いること  位置情報の 

範囲  所 定 の 範 囲 内 に

存在すること  ―  ―  ― 

領域 

一貫性  主題属性の  範囲 

―  文 字 列 が 有 効 な 文 字 コ ー ド で あ ること 

(空白:Null も可 とする) 

文 字 列 が 有 効 な 文 字 コ ー ド で あ ること 

(空白:Null も可 とする) 

番 号 が 所 定 の 範 囲内であること 

エリアのねじれ  エ リ ア が ね じ れ ていないこと 

―  ―  ― 

ラインのねじれ  ―  ―  ―  ― 

エリアの重なり  エ リ ア が 重 な ら

ないこと  ―  ―  ― 

境界の階層  ―  ―  ―  ― 

論理一貫性 

トポロジ  一貫性 

ラインの重なり  ―  ―  ―  ― 

分類の正確性 

―  ―  ―  ― 

主題正確度  定性的属性の正確性 

―  正 し い 名 称 で あ

ること  正 し い 名 称 で あ

ること  正 し い 番 号 で あ ること 

新鮮度 

最新の元資料と 同一の新鮮度で

あること 

最 新 の 元 資 料 と 同 一 の 新 鮮 度 で あること 

最 新 の 元 資 料 と 同 一 の 新 鮮 度 で あること 

最 新 の 元 資 料 と 同 一 の 新 鮮 度 で あること 

「共用空間データ調達仕様書及び基本仕様書」より抜粋) 

             

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表-3.15  品質評価報結果記録の例 

(「共用空間データ調達仕様書及び基本仕様書」より抜粋) 

地  物  筆界  No. 

 

品質

要素 品質副要素 品質評価 評価値

完全性 過剰・漏れ

48−1−2、57−2−4を検査対象メッシュと し、基本図データと地番ポリゴンデータから抽出し た地番リストをプログラムによるマッチング処理 を行い、過剰・漏れ数をカウントして過剰率、漏れ 率を算出した。算出式は以下のとおりである。

過剰率=過剰数量/(調査エリア地物個数+漏れ数量−

過剰数量)×100 =実際の計算式

漏れ率=漏れ数量/(調査エリア地物個数+漏れ数量−

過剰数量)×100 =実際の計算式

過剰率:0% 漏れ率:0%

位置

正確度 元資料による正確度

空間属性(面) データ仕様通りのデータ構造であるかプログラム による検査。

書式一貫率:

100%

標記属性1(地番) データ仕様通りのデータ構造であるかプログラム による検査。

書式一貫率:

100%

書式 一貫性

名称属性(所在:町 丁目・字小字)

データ仕様通りのデータ構造であるかプログラム による検査。

書式一貫率:

100%

位 置 情 報範囲

空間属性

(面)

空間属性が、図郭や境界の所定範囲に入っているか をプログラムにより全数検査。

位置情報の範囲 率:100%

標 記 属 性 1(地番)

定義されているコードであるかをプログラムによ り、全数検査。

主題属性の範囲 率:100%

名 称 属 性

(所在:町 丁目・字小 字)

文字列が有効な文字コードであるかをプログラム により、全数検査。

主題属性の範囲 率:100%

領域

一貫性 主題属 性の範

番 号 属 性

(地番)

番号が所定の範囲内であるかをプログラムにより、

全数検査。

主題属性の範囲 率:100%

エリアのねじれ

(空間属性:

面)

面図形がねじれていないことをプログラムにより 全数検査する。

トポロジー一貫 性率:100%

論理 一貫性

トポロジ

ー一貫性 エリアの重なり

(空間属性:

面)

面図形同士が重複していないことをプログラムに より全数検査する。

トポロジー一貫 性率:100%

標記属性1(地番)

  目視にて元資料との対比により、全数検査。主題 正確度(率)=一致数÷検査要素数×100

定性的正確性(地番)=実際の計算式

主題正確度率:

100 %

名称属性(所在:町 丁目・字小字)

目視にて元資料との対比により、全数検査。主題正 確度(率)=一致数÷検査要素数×100

定性的正確性(町丁名) =実際の計算式

主題正確度率:

100 % 主題

正確度

定性的 属性の 正確性

番号属性(地番)

目視にて元資料との対比により、全数検査。主題正 確度(率)=一致数÷検査要素数×100

定性的正確性(地番) =実際の計算式

主題正確度率:

100 % 空間属性(面)

標記属性1(地番)

名称属性(所在:町丁目・字小字)

新鮮度

番号属性(地番)

固定資産の土地データより作成されたもの で、平成12年1月時点のデータを表現して いる。

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ドキュメント内 橡品質報告書.doc (ページ 42-45)