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各ボタンの機能説明

ドキュメント内 CAS-UB User Guide (ページ 106-119)

第 7 章 マークアップ支援機能

7.2 各ボタンの機能説明

7.2.1 見 出 し (1) 機能説明

見出しのランクに相当する数の'='を段落の行頭に入れます。

テキストを選択しないで、「見出し」ボタンをクリックしたときは行頭に見出しランクに相当す る'='を入力します。

段落テキストの一部分だけを選択した場合は、選択したテキストを見出しとして、その前後で 段落を分割します(二つ目の図参照)。

CAS 記法では見出しの前後には空行を置くのが原則です。そこで、ダイアログは見出し(選択 したテキスト範囲)の「前後に空行を入れる」がデフォルト値になっています。

関 連 8.3 見出し(p. 113)

(2) 操作

①見出しにしたい文字列を選択して、②[見出し] ボタンをクリックします。③ダイアログで見出 しのランク(見出しランク1~6から選択)を選択して、[CAS 記法] ボタンをクリックします。④ 選択した文字列の上下に空行が入り、選択した行の先頭にマークアップ'='が挿入されます。

(3) 使用例

図 2 見出しのマークアップ

図 3 見出しのマークアップ2

7.2.2 箇 条 書 き (1) 機能説明

複数の項目を選択して、各項目の行頭にダイアログで選択した箇条書き種類に対応する箇条書 きマーク('*'または'#')が挿入されます。

「前後に空行を入れる」のチェックがオンならブロック全体の上下に空行を入れます。オフなら 入れません(ネストした箇条書きにするときは「前後に空行を入れる」のチェックははずしま す)。

先頭から改行([ENTER] キーで入力したコード)が入力されている箇所までが1項目です。テ キスト入力エリアの右端で自然に改行している位置は項目の終わりではありません。

関 連 8.7 箇条書き(p. 119)

(2) 操作

①ブロック範囲を選択して、②[箇条書き] ボタンをクリックします。③ダイアログで箇条書きの 種類(番号なし、番号付き)を選択して、[CAS 記法] ボタンをクリックします。④選択したブロッ ク範囲の上下に空行が入り、選択した各行の先頭に箇条書きのマークアップ('*'または'#')が挿 入されます。

(3) 使用例

図 4 番号なし箇条書き

図 5 箇条書きのネスト

図 6 項目の長い箇条書き 7.2.3 表

(1) 機能説明

CAS 記法をつかうとn行m列の表を作れます。[表] ボタンは、n行1列の基本的な表を作るも のです。表ボタンで入力したマークアップを元にして表の列を増やすには、行毎に列の区切り に'|'を入れます。すべての行で列数が一致している必要があります。

「表をブロック範囲指定で囲む」にチェックしたときは、表マークアップ全体を表の属性をもつ ブロック範囲指定で囲みます。

表のキャプション・テキストを入力できます。

「表をブロック範囲指定で囲む」がオフなら、ブロック範囲指定とキャプションともに出しませ ん。

「先頭行を表のヘッダ行にする」がオンなら表の一行目が見出し行になるように設定します。

「先頭行を見出しセルにする」がオンなら表の一行目が見出しのセルになるように設定します。

表ブロックの前後には常に空行を入れます。

関 連 8.12 表(p. 128)

(2) 操作

①ブロック範囲を選択、②「表」ボタンをクリックします。③ダイアログで表をブロック範囲指 定で囲むかどうかチェック、(囲むとき)キャプションを入力します。またオプションで表の見出し セルを指定、④[CAS 記法] をクリックします。⑤表の基本マークアックが挿入されます。なお、選 択したブロック範囲内の各行を表の 1 列目のセルにします。

(3) 使用例

図 7 ブロック範囲指定・キャプションあり

図 8 ブロック範囲指定・1 行目見出し

図 9 ブロック範囲指定なし 7.2.4 画 像

(1) 機能

画像(図版またはイメージ画像)の配置方法は複数の行にわたるブロック画像、または行中(イ ンラインの)画像のどちらかです。ブロック画像として配置するなら「画像をブロック範囲指 定で囲む」の設定をオンにします。

ブロック画像にはキャプションを入力できます。なお、キャプションは必須ではありません。

画像をインラインで配置するなら「画像をブロック範囲で囲む」をオフにします。インライン 画像は前後に空の行は置かず、キャプションを出さないで、テキスト内のカーソル位置に画像 を挿入します。

画像ファイルはアップロード済みのものの一覧から選択するか、[参照] ボタンをクリックして ローカル(手元)の PC からアップロードすべき画像ファイルを選択します。画像をアップロー ドするときは内容についての「メモ」をつけることができます。

画像には必ず代替テキストをつけなければなりません。ダイアログで代替テキストを入力でき ます。もし、入力しないときは、画像のファイル名を代替テキストに使用します。

関 連 8.11 イメージと図版(画像)(p. 126)

(2) 操作

①画像を配置したい箇所にカーソルを置きます。②「画像」ボタンをクリックします。③ダイア ログで必要事項を入力します(利用例を参照)。④[CAS 記法] をクリックするとダイヤログの指定内 容をカーソル位置に挿入します。⑤図をアップロードするときは、アップロード済みのメッセージ が表示されることを確認してから次の操作に進みます。

(3) 利用例

図 10 ブロック画像の例

図 11 インライン画像の例 7.2.5 テキスト配置

(1) 機能

CAS-UB で作成する日本語出版物の段落内テキスト配置のデフォルト値は両端揃えです。これ を段落単位で行頭寄せ、中央寄せ、行末寄せに設定変更できます。

段落全体(テキストのブロック)を選択して配置を指定します。ブロック前後に空行を挿入し ます。既にブロック前後に空行があるときは空行を 2 重に入れる必要はありません。

段落テキストの一部分を選択した場合は、選択したテキストの部分で分割して新たにブロック にします。

関 連 9.2 組み込みクラス属性値一覧(p. 160)

(2) 操作

①ブロックを選択します。②[テキスト配置] ボタンをクリックします。③ダイアログの「段落の 配置」から設定を選択します。④[CAS 記法] をクリックします。

(3) 利用例

図 12 段落配置の設定例 7.2.6 修 飾

(1) 機能

インラインのテキスト(段落の一部)を対象として強調など文字修飾のマークアップを設定し ます。

CAS 記法の強い強調(ボールド)、強調(イタリック)、注意(アンダーライン)の3種類と、

圏点(ゴマ点、点、円)、縦中横を設定できます。

マークアップ支援ボタンでは修飾の組み合わせは設定できません。修飾の組み合わせが必要な ときは手作りでマークアップを設定してください。

関 連 8.22 強調(p. 142)、8.23 圏点(p. 143)、8.25 縦中横(p. 144)

(2) 操作

①テキスト範囲を選択、②[修飾] ボタンをクリックします。③ダイアログで修飾の種類を選択、

④[CAS 記法] をクリックします。

(3) 利用例

図 13 修飾の適用例 7.2.7 ル ビ

(1) 機能

ルビを設定したいテキストに対してルビのマークアップをつけます。

関 連 8.24 ルビ(p. 143)

(2) 操作

①ルビを設定したい文字列を選択します。②「ルビ」ボタンをクリックします。③「振り仮名」

にルビを入力して、[CAS 記法] ボタンをクリックします。

(3) 利用例

図 14 ルビのマークアップ例 7.2.8 索 引

(1) 機能

単純な索引のマークアップができます。(入れ子の索引などの複雑な索引はマークアップを手 作りしてください)。

索引語に拾いたい文字を指定すると、指定した文字を「単語」(索引語)として取り込みます。

索引語を、インライン範囲指定、強調、弱い強調のどれで囲むかを設定します。索引語を強調 しないときはインライン範囲指定で、索引語を強調するときは強調または弱い強調で囲みます。

「索引にのみ表示」をオンにすると、索引語が非表示になります。

索引を並べるときの「読み」(ソートキー)を入力します。索引語が数字、アルファベット、か たかな、かなのときは読みを入力する必要はありません。索引のページでは読みの先頭から数

字、アルファベット、かな、カタカナの順で索引語が並びます。

入れ子の索引は、CAS 記法を手作りしてマークアップしてください。

関 連 8.31 索引の指定(p. 148)

(2) 操作

①索引に拾いたい文字を選択します。②「索引」ボタンをクリックします。③索引語の範囲指定 の種類を選びます。④索引語のよみを入力します。⑤[CAS 記法] をクリックすると索引の設定にな ります。

(3) 利用例

図 15 索引を指定した例 7.2.9 インクルード

(1) 機能

インクルードのマークアップを支援します。整形済みオプション、CSV を表にするオプション などの指定ができます。

インクルードするファイルは、出版物のインクルード・フォルダからファイルを指定するか、

ローカル PC 上で指定してアップロードします。

「マークアップテキスト」にチェックするとインクルードするファイルをマークアップしたテキ ストファイルとして解釈することになります。

「整形済み」にチェックすると、インクルードするファイルを整形済みとして扱うオプションを 指定します。

「CSV ファイルを表にする」(表オプション)にチェックすると、 表オプションを出力します。

表オプションをオンにしたとき、「表をブロック範囲指定で囲む」設定をオンにすると表を囲む ブロック範囲指定に表の属性をつけます。またキャプションを入力できます。

表オプションをオンのとき「一行目を見出しセルにする」をオンにすると1行目を見出しセル にするオプションを設定します。

表オプションをオンのとき「一列目を見出しセルにする」をオンにすると1列目を見出しセル にするオプションを設定します。

関 連 8.19 インクルード(p. 136)、8.12 表(p. 128)

ドキュメント内 CAS-UB User Guide (ページ 106-119)