第2章量的分析
では「訪問・在宅医療」の割合も 25.5% ある。
0 20 40 60 80 100
( : )
A-19 相談できる人
43.7 48.3 8.0
48.9 41.1 10.0
49.1 43.2 7.7
31.8 63.0 5.2
なし いる
いない 1体
性 性
表 A-20 相談できる人の関係(相談できる人いる人のみ、複数回答)
男性(194) 女性(95) X(194) 全体(483)
パートナー 28.4% 35.8% 29.4% 30.2%
友人 41.2% 43.2% 20.1% 33.1%
家族 12.9% 15.8% 18.0% 15.5%
職場の人 9.3% 7.4% 3.1% 6.4%
その他 2.6% 3.2% 1.0% 2.1%
情報なし 46.9% 33.7% 47.4% 44.5%
表 A-21 いない理由(相談できる人いない人のみ)
男性(231) 女性(108) X(98) 全体(437)
死別・離別 0.4% - - 0.2%
孤立 91.8% 82.4% 90.8% 89.2%
情報なし 7.8% 17.6% 9.2% 10.5%
相談できる人が「いる」は「いない」より若干高いが、性別で見ると、X では「いる」が「いない」の 2 倍程多い。また、女性は「いない」が「いる」よりもやや高くなっている。相談できる人が「いる」のうち、
その関係は、 「友人」と「パートナー」の割合が高い。「家族」と「パートナー」を合計した家族関係者で見 てみると、一般ライン・全国では「家族」が「パートナー」より 5 倍近く多いのに対して、 「パートナー」が「家族」
より 2 倍程高くなっている。セクシュアルマイノリティの場合、家族へのカムアウトの問題などもあり、家族
第2章
4
セクマイ専門ライン【B 相談内容】
( : )
A-23 相談の中で出 き の・ 分類・ い 体( =1 000)
50.1
6.0 33.6
該当あり・計 あり・
あり あり・
89.7
51.4
7.4 26.9 85.7
12.9
8.4 50.9 72.2
5.4 18.9
4.9 29.2
8.1 19.4 3.230.7
3.8 14.0
4.0 21.8
6.6 12.9
1.5 21.0
2.6 11.4
3.8 17.8
5.8
2.7 9.1
0 20 40 60 80 100
( : )
A-24 相談の中で出 き の・ 分類・ い 性( =472)
53.8
5.9 28.0
該当あり・計 あり・
あり あり・
87.7
48.3
7.4 30.5 86.2
12.9
8.1 44.9 65.9
2.5 16.9
5.3 24.8
1.9 18.6 10.6 31.1
3.0 14.8
5.1 22.9
4.7 12.7
4.0 21.4
12.1 1.7
4.7 18.4
5.5
2.5 8.3
0 20 40 60 80 100
( : )
A-25 相談の中で出 き の・ 分類・ い 性( =220)
49.5
5.0 34.5
該当あり・計 あり・
あり あり・
89.1
48.6
7.3 26.8 82.7
6.4
8.6 23.6
12.7
7.7 48.6 69.1
3.6 14.1 3.6
26.8
21.4
5.0 15.0 6.8
38.6
4.5
8.6 13.6
6.4
3.6 10.5
2.7 2.75.9
0 20 40 60 80 100
の問題 し 金の み
性の 者・ 関 の関係
仕事の み 家 の問題 体の み 人 関係の み ュア イ ティの み
の問題 者・ 関 の関係 4 し 金の み 仕事の み 家 の問題
性の 体の み 人 関係の み ュア イ ティの み
し 金の み 性の 仕事の み 者・ 関 の関係 家 の問題 体の み ュア イ ティの み 人 関係の み
( : )
A-26 相談の中で出 き の・ 分類・ い ( =308)
45.5
5.2 47.1
該当あり・計 あり・
あり あり・
97.7
61.7
9.4 13.0 84.1
10.4
5.5 28.6
15.9
9.1 57.5 82.5
4.9 16.2 2.3
34.1
23.4
12.0 20.1 1.9
44.5
13.0
3.6 17.5
7.8
4.5 13.6
1.6 7.1 1.3
1.910.7
0 20 40 60 80 100
性の の問題 し 金の み 者・ 関 の関係 家 の問題 仕事の み 人 関係の み 体の み ュア イ ティの み
第2章量的分析
相談内容の大分類では、「あり・微小」「あり」「あり・深刻」を合計した「あり・計」をみると、「セクシュ アルマイノリティの悩み」が 89.7% と最多で、相談者の非常に多くがセクシュアルマイノリティ特有の悩みを 抱えており、このラインの存在意義の大きさを表している。以下、 「人間関係の悩み」85.7%、 「心と体の悩み」
72.2% と、上位 3 つの数値が高く、悩みが複合的であることがうかがえる。性別で見ると、いずれも「セクシュ アルマイノリティの悩み」の数値は高いが、特に X では、 「あり・深刻」の割合が女性や男性に比べると高く、
およそ半数が深刻な悩みを抱えている。また、X では 4 位の「仕事の悩み」も 44.5% と割合が高く、正規 雇用の少なさや求職率の多さなどから考えると、労働関係の悩みが多いことがうかがわれる。
( : )
A-27 相談で出 き の・詳細分類 ・ 20 (複数回答 =1 000) 国
61.4
51.4
47.8
47.3
40.9
37.7
36.8
36.4
35.1
30.2
28.2
22.8
22.5
14.4
13.1
12.5
11.9
10.8
10.7
9.3 該当あり・計
0 10 20 30 40 50 60 70 80
体の み 本人 ・ 性の 本人 の 、性の み 者・ 関 の関係 本人 の の み
体の み 本人 精神 の ュア イ ティの み 本人 の 者・ 関 の関係 本人 者 の ・
仕事の み 本人 の人 関係 家 の問題 本人 家 の 和 体の み 本人 障がい 性的な 力・ ス ント 本人 性表現 ュア イ ティの み 本人 カムアウト関
体の み 本人 体の違和感 ュア イ ティの み 本人 性別違和感 人 関係の み 本人 人・ 人 体の み 本人 の 理 ・ 別・
人 関係の み 本人 ・ 別・ の 理 人 関係の み 本人 ・
体の み 本人 精神の 人 関係の み 本人 人 関係 ュア イ ティの み 本人 性
図 A-23 の項目のうち、複数回答でさらに詳細な分類を行い、 上位 20 項目を多い順に並べた。いずれ
も「本人」の悩みとなっている。最も高いのが「セクシュアルマイノリティの悩み:性指向」で 61.4% の上
る。「セクシュアルマイノリティの悩み」の他の項目では、8 位に「性別違和感」、10 位に「カムアウト」の
悩みが含まれる。また、5 位と 6 位には偏見や差別に関する相談が含まれており、セクシュアルマイノリティ
に対する社会の無理解がうかがわれる。
第2章
4
セクマイ専門ライン【C 状態】
表 A-28 相談者の身体的・精神的・社会的状態
1 2 3 4 5
c1-1. 身体的:病気や疾病の有無 0.9% 6.3% 4.1% 1.2%
-c1-2. 身体的:通院や服薬などを踏まえた病状 1.0% 3.9% 4.4% 2.7%
-c1-3. 精神的:病気や疾病の有無 1.4% 14.3% 25.4% 6.9% 0.5%
c1-4. 精神的:通院や服薬などを踏まえた病状 1.5% 10.8% 23.9% 10.5% 1.2%
c1-5. 社会的:人との関わり度合・社会との接点 3.7% 18.1% 31.8% 22.7% 2.9%
c1-6. 社会的:孤立感、辛さ、さみしさなどの負の感情 0.4% 14.6% 30.2% 27.5% 8.2%
1 2 3 4 5
c1-1.
c1-3. 1 つで軽い 1 つで軽い・中度・
2 ~ 3 で軽い 1 つで重い・
軽中度が複数 複数で重いものもある 重度が複数
c1-2.
c1-4. 落ち着いている それなりに
落ち着いている 病状はあるが許容範囲 病状が重く辛い 病状が非常に重く
かなり辛い c1-5. 良好な接点や
交流がある 多少の難しさは
あるがある 偏りもあるが
それなりにある 関わりが狭い or
トラブルがある 関わりがない or トラブルが多い
c1-6. まったくない 少しある 時々ある・
たまに強くある 日常的にある 強くある
相談者の身体的・精神的・社会的状態(各 2 項目)および生活状態(7 項目)について、それぞれの状 態の度合いを 5 段階で評価した。身体的・精神的・社会的状態では、番号が高いほど深刻であることを示 している。
他のラインと同様、社会的状態で何らかの支障を抱えている相談者が多い。 「社会的:人との関わり度合い・
社会との接点」では、「1. 良好な接点や交流がある」を除く、何らかの問題がある 2 から 5 までの合計は 75.5%、「社会的:孤立感、辛さ、さみしさなどの負の感情」では、「1. まったくない」を除く、何らかの問 題がある 2 から 5 までの合計が 80.5% と高い数値になっている。特に、「社会的:孤立感、辛さ、さみし さなどの負の感情」では、より深刻な状態である「4. 日常的にある」と「5. 強くある」を合計すると 35.7%
であり、この問題を抱える相談者のうち 4 割以上が深刻な状態であることがわかる。
表 A-29 相談者の生活状態 支障ない 時々あり・たまに
中度あり 時々中度あり・た
まに強くあり いつも支障あり 常に強く支障あり
c2-1. 生活状態:食事 15.9% 15.9% 6.0% 2.1% 0.5%
c2-2. 生活状態:睡眠 9.5% 16.8% 16.9% 7.2% 1.3%
c2-3. 生活状態:整容 8.5% 10.0% 7.1% 4.2% 0.3%
c2-4. 生活状態:家事・育児・介護 8.2% 5.9% 7.8% 3.0% 0.7%
c2-5. 生活状態:仕事・学校・活動 7.9% 10.8% 16.2% 9.3% 2.6%
c2-6. 生活状態:余暇、楽しみ 4.4% 14.2% 15.6% 6.0% 1.5%
c2-7. 生活状態:生活リズム 6.5% 13.3% 17.9% 7.0% 0.7%
相談者の生活状態のそれぞれの項目について、支障が「時々あり・たまに中度あり」「時々中度あり・たま に強くあり」 「いつも支障あり」 「常に強く支障あり」を合計した「あり・計」を見てみると、 「睡眠」42.2%、 「仕事・
学校・活動」と「生活リズム」が 38.9%、 「余暇、楽しみ」37.3% の順で多くなっており、いずれも高い割合となっ
ている。
第2章量的分析
0 20 40 60 80 100
( : )
A-30 自殺念慮
34.1 17.1 48.8
26.3 18.2 55.5
31.4 20.5 48.2
48.1 13.0 39.0
なし なし あり 1体
性 性
表 A-31 時期(自殺念慮有の人のみ、複数回答)
男性(124) 女性(69) X(148) 全体(341)
現在 26.3% 31.4% 48.1% 34.1%
具体的に準備中 18.2% 20.5% 13.0% 17.1%
過去にあった 55.5% 48.2% 39.0% 48.8%
情報なし 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
0 20 40 60 80 100
( : )
A-32 自殺未遂
18.9 24.3 56.8
11.9 26.3 61.9
21.4 23.2 55.5
27.9 22.1 50.0
なし なし
あり 1体
性 性
表 B-33 回数(未遂歴ありの人のみ)
男性(56) 女性(47) X(86) 全体(189)
1 回 7.1% - 1.2% 2.6%
5 回以内 5.4% 2.1% 2.3% 3.2%
6 回以上 1.8% 2.1% - 1.1%
情報なし 85.7% 95.7% 96.5% 93.1%
セクマイラインでの自殺念慮の高さは自殺防止ラインの次であり、過去 2 年間を見ても自殺念慮の高さ は明らかである。自殺念慮「あり」は 34.1% で、一般ライン(14.4%)のおよそ 2.5 倍である。平成 25 年 度のデータでは、性別により差はあるものの、全体で 28.2% であることから、自殺念慮「あり」の数値は 上昇している。とくに、X では実に 48.1% が「あり」となっている。時期については、「過去にあった」が 最多であり、自殺未遂歴も 20% 近くが「あり」となっている。
0 20 40 60 80 100
( : )
A-34 相談 歴の有
8.8 67.5 23.7
11.7 61.4 26.9
9.1 55.0 35.9
4.2 85.7 10.1
なし あり
なし 1体
性 性
第2章
4
セクマイ専門ライン 表 A-35 過去・現在・未来の相談先過去 現在 未来 合計
病院(精神) 12.3% 53.9% 1.0% 67.2%
相談支援事業所 3.1% 21.3% 0.2% 24.6%
生活福祉事務所 2.4% 20.9% 0.2% 23.5%
病院(身体) 4.6% 18.0% 0.6% 23.2%
自助グループ 10.9% 5.8% 0.8% 17.5%
障がい・行政窓口 3.2% 14.2% - 17.4%
保健所や保健師 1.2% 13.8% 0.2% 15.2%
社会福祉協議会 1.0% 12.5% 0.1% 13.6%
ハローワーク、ジョブカフェ 8.2% 4.4% 0.5% 13.1%
その他 2.0% 4.1% 0.1% 6.2%
市町村自治体 2.4% 2.2% - 4.6%
男女共同参画センター 3.7% 0.9% - 4.6%
障がい・それ以外 0.2% 3.7% 0.2% 4.1%
警察 3.3% 0.4% - 3.7%
保健・医療・その他 0.7% 2.7% 0.2% 3.6%
若者サポートステーション 2.6% 0.1% - 2.7%
法テラス 1.1% 0.1% - 1.2%
消防 1.0% - - 1.0%
法律相談・それ以外 0.1% 0.7% 0.1% 0.9%
児童相談所 0.1% 0.6% - 0.7%
就労・それ以外 0.1% 0.6% - 0.7%
配偶者等暴力相談支援センター 0.4% 0.1% 0.1% 0.6%
地域定着支援センター - 0.6% - 0.6%
市町村の無料法律相談 0.1% 0.3% - 0.4%
高齢・行政窓口 0.1% 0.3% - 0.4%
民生委員、児童委員 0.1% 0.3% - 0.4%
都道府県自治体 0.1% 0.2% - 0.3%
地域包括支援センター 0.1% 0.2% - 0.3%
生活保護・生活困窮・それ以外 - 0.3% - 0.3%
市町村窓口 0.1% 0.1% - 0.2%
情報なし 0.2% - - 0.2%
国の機関 0.1% - - 0.1%
女性・男女共同参画・それ以外 - 0.1% - 0.1%
国際交流協会 - 0.1% - 0.1%
高齢・それ以外 - - -
-子ども・子育て・それ以外 - - -
-若者支援・それ以外 - - -
-外国人・それ以外 - - -
-刑務所、少年院、少年鑑別所 - - -
-保護観察所 - - -
-相談履歴では、特に X で 85.7% が「あり」となっており、割合が高い。相談先としては「病院(精神)」
が最多であり、他のラインとも共通している。2 位以下では「相談支援事業所」24.4%、「生活福祉事務所」
23.3% が続いている。
【D 専門ライン特記事項】
0 20 40 60 80 100
( : )
A-36 同 力
24.8 75.2
19.3 80.7
16.8 83.2
39.0 61.0
なし なし
あり 1体
性 性
第2章量的分析