4.3 ゲストドメインのサイジング
4.3.2 メモリ
メモリはゲストドメインごとに占有して割り当てられます。
図4.13 メモリの割当
ゲストドメインに割当可能なメモリサイズの最大値は以下となります。
1つのドメインの仮想CPU数 ≦(全物理CPU数-1)(*1)
- ほかのドメインの物理CPU占有割当数
ハイパーバイザに割り当てられるメモリサイズ
管理OSが32bitの場合は13MB、64bitの場合は17MBのメモリがハイパーバイザに割り当てられます。
*1)ハイパーバイザに割り当てられるメモリサイズ = 32MB + <搭載メモリ量/64>
*2) BIOS使用メモリはおよそ48MB程度
複数のゲストドメインを同時に起動する場合は、起動ゲストドメインの使用メモリサイズの総和が上記最大値 を超えないように設計してください。
各ゲストドメインに割り当てるメモリサイズは以下の式で算出してください。
ゲストドメインに割り当てるメモリサイズは、1MB単位としてください。
以下にそれぞれのメモリサイズの見積り方を説明します。
ゲストOSに必要なメモリサイズ 物理マシンの場合と同様です。
ゲストOSの推奨メモリサイズおよび、ゲストOS上で動作させるアプリケーションの推奨メモリサイズ以 上のメモリサイズをゲストドメインに割り当ててください。詳細なメモリサイズについては、OSおよびア プリケーションのユーザーズガイドを参照してください。
PVドライバ使用時に最低限必要なメモリサイズ
ゲストドメイン上で PV ドライバを使用する場合、接続するデバイス数に応じたメモリサイズを割り当て てください。
PVドライバで最低限必要なメモリサイズについては表4.4を参照してください。
HVMドメイン起動用モジュールの使用メモリサイズ
HVMドメインを起動するために、ゲストドメインの割り当てメモリサイズとは別に、1つのゲストドメイ ン当たり8MBと、1つの仮想CPU当たり1MBと、ゲストドメインのメモリ 1GB当たり8MBのメモリを 使用します。このため、「同時に起動するドメイン数×8MB」と、そのときの「ゲストドメインの仮想CPU
の総和 ×1MB」と、そのときの「ゲストドメインの割り当てメモリの総和 (GB)×8MB」のメモリはゲスト
ドメインに割り当てできません。
4.3.3 ネットワーク
仮想ネットワークインタフェース使用時の資源見積り ゲストドメインの割当可能メモリサイズ = 搭載メモリサイズ
- ハイパーバイザに割り当てられるメモリサイズ(*1)
- 管理OSに割り当てたメモリサイズ - BIOS使用メモリ(*2)
ゲストドメインの割当メモリサイズ = ゲストOSに必要なメモリサイズ+PVドライバ使用時に最低限必要なメモリサ イズ
表4.5 PVドライバ使用時に最低限必要なメモリサイズ
デバイスの種類 最低限必要なメモリサイズ(MB)
仮想ブロックデバイス 2.7MB + 0.6MB ×(VBD数)
仮想ネットワークインタフェース 1.2MB × (VNIF数)
仮想ブロックデバイスおよび仮想ネットワークインタフェースの使用にあたっては、システム上 で使用するI/O装置数に応じてメモリが必要です。
• ゲストドメインで必要とするネットワーク環境に応じて、必要な仮想ネットワークインタフェースの数 について設計してください。
4.3.4 仮想ブロックデバイス
ディスク容量の設計
以下の項目から算出します。
• ゲストOSのシステムボリューム
• ゲストOSのデータ領域
仮想ブロックデバイス使用時の資源見積り
• ゲストOS に割り当てるディスクサイズの見積りはネイティブと同様です。
• ゲストOSのデータ領域をディスクアレイ装置に配置した場合、アクセス経路によって性能が左右され ます。ディスクI/Oの多いゲストOSは、アクセス経路を分けるように考慮してください。