第7章 プログラミングの基礎知識
01 CHECK‑ON PIC S9(4) COMP‑5 VALUE IS +1
7.2.4 プロパティの設定(変更)方法
プロパティの値は、MOVE、ADD、SUBTRACTおよびCOMPUTE文の4つの文を使用し て設定(変更)できます。各文の記述形式を次に示します。
MOVE文
別のデータまたはプロパティから、プロパティへ値を転記して、取り出すとき に使用します。
書きかた
MOVE 送り出し側項目 TO プロパティ 記述規則
● 送り出し側項目は、定数、一意名またはプロパティでなければなりませ ん。
● 受け取り側項目を複数指定する場合には、すべての項目がプロパティで なければなりません。
● CORRESPONDINGを指定することはできません。
● その他の規則については『COBOL 文法書』を参照してください。
使用例
スタティックテキストコントロール(Static1)のフォントのサイズを設定する 場合、以下のように記述します
DATA DIVISION.
WORKING‑STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
・
MOVE 16 TO "Size" OF "Font" OF Static1.
ADD文
数値をもつプロパティの値に、別のデータの値を加算するときに使用します。
書きかた
ADD {定数 | 一意名} TO プロパティ [END−ADD]
記述規則
● TOの前に、作用対象を複数記述することはできません。
● TOの後に、作用対象を複数記述することはできません。
● ON SIZE ERRORおよびNOT ON SIZE ERRORを指定することはできません。
● GIVINGを指定することはできません。
● CORRESPONDINGを指定することはできません。
● その他の規則については『COBOL 文法書』を参照してください。
使用例
スタティックテキストコントロール(Static1)に表示されている文字列のフォ ントの大きさを、2だけ大きくする場合、以下のように記述します。
DATA DIVISION.
WORKING‑STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
・
ADD 2 TO "Size" OF "Font" OF Static1.
SUBTRACT文
数値をもつプロパティの値から、別のデータの値を減算するときに使用します。
書きかた
SUBTRACT 一意名 FROM プロパティ [END−SUBTRACT]
記述規則
● FROMの前に、作用対象を複数記述することはできません。
● ON SIZE ERRORおよびNOT ON SIZE ERRORを指定することはできません。
● GIVINGを指定することはできません。
● CORRESPONDINGを指定することはできません。
● その他の規則については『COBOL 文法書』を参照してください。
使用例
スタティックテキストコントロール(Static1)に表示されている文字列のフォ ントの大きさを、2だけ小さくする場合、以下のように記述します。
DATA DIVISION.
WORKING‑STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
・
ADD 2 TO "Size" OF "Font" OF Static1.
COMPUTE文
数値をもつプロパティに、演算結果を設定するときに使用します。
書きかた
COMPUTE プロパティ = 算術式−1
記述規則
● 算術式−1の中にもプロパティを書くことができます。
● 受け取り側項目は1つのプロパティでなければなりません。
● その他の規則については『COBOL 文法書』を参照してください。
使用例
スタティックテキストコントロール(Static1)のフォントのサイズを、コマン ドボタンコントロール(Command1)のフォントのサイズより2だけ小さくする場 合、以下のように記述します。
DATA DIVISION.
WORKING‑STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
・
COMPUTE "Size" OF "Font" OF Static1 = "Size" OF "Font" OF Command1 ‑ 2.