第2章 アプリケーション作成の流れ
2.4 イベント手続きの編集
イベント手続きを編集するためのウィンドウが、表示されます。ここで、OKボ タンをクリックしたときの手続きを入力します。
OKボタンをクリックしたときの手続き
OKボタンをクリックしたときは、「スタティックテキストコントロールに表示 されている文字列を変更する」という手続きを実行します。この手続きは以下 のようになります。
ST‑TEXTは、「フォームの編集(→p18)」で設定したスタティックテキストコン トロールの名前です。"Caption"は、スタティックテキストコントロールに表 示する文字列を示すプロパティです。この手続きで、文字列"こんにちは"をス
タティックテキストコントロールの表示文字列として設定することができま す。
● フォームやコントロールは、それぞれプロパティをもっています。たと え ば 、 表 示 す る 文 字 列 ( キ ャ プ シ ョ ン ) に 対 応 す る プ ロ パ テ ィ は
"Caption"、コントロールの背景色に対応するプロパティは"BackColor"
と い っ た も の で す 。 こ こ で は 、 表 示 す る 文 字 列 を 変 更 す る た め に
"Caption"プロパティに値を転記しました。
このように、手続き上でプロパティに値を設定したり、また、すでにプ ロパティに設定されている値を参照したりすることにより、フォーム上 のコントロールの状態や動作を変更できます。
プロパティへのアクセス方法については、「プロパティへのアクセス方 法(→p171)」を参照してください。また、フォームや各コントロールで 利用できるプロパティの詳細は、『リファレンス』を参照してください。
● このアプリケーションを実行し、OKボタンをクリックすると、Windows からPowerCOBOLの実行システム(ランタイムシステム)にイベントが通 知されます。PowerCOBOLのランタイムシステムは、その通知をもとに、
記述されたイベント手続きを実行させます。
終了ボタンをクリックしたときの手続き
OKボタンの場合と同様の手順で、終了ボタンの"Click"イベントを編集するウ ィンドウを表示します。
終了ボタンをクリックしたときは、「このフォーム自身を閉じて、アプリケー ションを終了する」という手続きを実行します。この手続きは以下のようにな ります。
POW‑SELFは、現在の編集対象であるフォーム自身を示しています。また、
"CloseForm"は、フォームを閉じるためのメソッドです。このメソッドを、メ ソッドの動作対象であるフォームに対して、INVOKE文で呼び出すことにより、
フォームを閉じることができます。
メソッドは、ある動作を実行するためのサブルーチンのようなもので、フォ ームやコントロールごとに異なったメソッドが用意されています。
たとえば、フォームを閉じるメソッドとして"CloseForm"、リストボックスに 項目を追加するメソッドとして"AddString"などがあります。
メソッドの呼び出し方法については、「メソッドの呼び出し方法(→p180)」を 参照してください。また、フォームや各コントロールで利用できるメソッド の詳細は、『リファレンス』を参照してください。