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ビルド・実行する

ドキュメント内 PowerCOBOL ユーザーズガイド (ページ 102-106)

第4章  アプリケーションを作成しよう

01   ROW‑POS     PIC S9(4) COMP‑5

4.5  ビルド・実行する

本節では、これまでに作成したフォームや手続きを使って、アプリケーション を作成する方法、および作成したアプリケーションを実行する方法について説 明します。 

4.5.1  ビルドとは 

実行可能プログラムは、モジュールを単位として作成されます。モジュールに 含まれるフォームの更新状態を自動的に判定し、必要な箇所だけ翻訳、リンク することをビルドと呼びます。 

たとえば、イベント手続きを更新した場合は、翻訳とリンクが実行されますが、

フォームやコントロールのプロパティだけを更新した場合は、リンクだけが実 行されます。 

また、更新状態にかかわらず、モジュールのすべての構成要素を翻訳、リンク することをリビルドと呼びます。リビルドは、モジュール内で使用しているフ ァイル更新日時と、実行可能プログラムの作成日時を比較しただけでは、更新 状態の判定が不十分になってしまうような場合に利用します。 

たとえば、以下のような場合、正しくビルドできないので、リビルドする必要 があります。 

1.  アプリケーションで利用するためのビットマップファイルを用意しま す。 

2.  ビットマップファイルを別のフォルダにバックアップしておきます。 

3.  ビットマップファイルを更新します。 

4.  ビットマップファイルをモジュールに追加します。 

5.  フォームにイメージコントロールを配置し、追加したビットマップファ イルをイメージとして採用します。 

6.  ビルドして実行可能プログラムを作成します。 

7.  バックアップしてあったビットマップファイルを元のフォルダに戻し ます。 

8.  再度、ビルドします。 

→ビットマップファイルの最終更新日時が古いのでビルドされません。 

ビルドでは、実行可能プログラムの作成日時とモジュールに含まれるビットマ ップファイルの更新日時を比較して翻訳やリンクの判定をします。しかし、翻 訳やリンクの対象となるのは、実行可能プログラムの作成日時以降に更新され たファイルや手続きだけであるため、ビルドだけではビットマップファイルを 以前のものに戻したことが反映されません。 

このような場合には、リビルドが必要になります。 

4.5.2  プロジェクトを保存する 

更新したフォームや手続きをビルドするには、まずプロジェクトを保存する必 要があります。プロジェクトを作成し、最初にプロジェクトを保存する場合(プ ロジェクトの名前が確定していない場合)、以下の操作により保存できます。 

1.  プロジェクトウィンドウの[ファイル]メニューから[名前を付けてプ ロジェクトの保存]コマンドを選択します。 

2.  [ファイル名を付けて保存]ダイアログボックスで、保存するフォルダ およびファイル名を指定します。 

3.  OKボタンをクリックします。 

 

●  2回め以降は、[ファイル]メニューの[プロジェクトの上書き保存]コ マンドで保存できます。 

●  最初にプロジェクトを保存する場合、[ファイル]メニューの[プロジ ェクトの上書き保存]を選択しても、[ファイル名を付けて保存]ダイ アログボックスが表示されます。 

4.5.3  ビルドする 

前節までに作成したフォームと手続きをビルドします。以下の操作により、ビ ルドできます。 

1.  デザインツリーウィンドウのMain[モジュール]を選択します。 

2.  ポップアップメニューの[ビルド]コマンドを選択します。 

ビルドが始まると、プロジェクトウィンドウがビルドビューに切り替わり、ビ ルドの進行状況が表示されます。 

 

 

● 以下の方法でも、ビルドすることができます。 

―  デザインツリーウィンドウでモジュールを選択し、[プロジェクト]

メニューの[ビルド]コマンドを選択します。 

―  プロジェクトウィンドウのツールバーから、ビルド用のボタンをク リックします。 

● プロジェクトが複数のモジュールをもつ場合は、以下のどちらかの方法 で、すべてのモジュールをビルドできます。 

―  [プロジェクト]メニューの[すべてビルド]コマンドを選択しま す。 

―  デザインツリーウィンドウでプロジェクトを選択し、ポップアップ メニューの[すべてビルド]コマンドを選択します。 

● プログラムのリンクが不要な場合は、以下のように操作してフォームの 翻訳だけを行うことができます。 

1)  デザインツリーウィンドウのMainForm[フォーム]を選択します。 

2)  ポップアップメニューの[コンパイル]コマンドを選択します。 

 

[プロジェクト]メニューの[ビルド]コマンドおよびツールバーのビルド ボタンによるビルドは、デフォルトモジュール(→p119)を対象としています。

デフォルトモジュール以外のモジュールをビルドする場合は、ポップアップ メニューの[ビルド]コマンドを使ってください。 

4.5.4  エラーがあったら 

翻訳やリンクの結果は、ビルドビューに表示されます。たとえば、表コントロ ール(TBL‑PURCHASE)のReturnイベント手続きにエラーがあった場合、以下のよ うに表示されます。 

 

エラーを修正するには、ビルドビューに表示されている診断メッセージのどれ かをダブルクリックしてください。この操作により、エラーの対象となったイ ベントが手続き編集ウィンドウに表示され、該当する行にカレットが移動しま す。ここで、エラーの原因となった手続きを修正してください。手続きを修正 したら、再度ビルドしてください。 

 

上記の例は、MOVE文の送り先の直前にTOが抜けているために、エラーが発生 しています。 

4.5.5  実行する 

できあがったアプリケーションを実行します。 

サンプルプログラムを実行するには、手続き中で商品コードから商品名および 単価を求めるために使用する"商品ファイル"(PRODUCTS.TBL)が必要です。 

"PRODUCTS.TBL"は、サンプルプログラムと同じ"Table"フォルダに格納されて います。サンプルプログラムを別のフォルダに作成した場合は、コピーしてお 使いください。また、誤ってこのファイルを削除してしまった場合は、同じフ ォルダにある"CreateProductsTable.ppj"をビルド/実行し、ファイルを作成し てください。 

以下の操作により、アプリケーションを実行することができます。 

1.  デザインツリーウィンドウのMain[モジュール]を選択します。 

2.  ポップアップメニューの[実行]コマンドを選択します。 

実行が始まりフォームが表示されたら、本章の先頭で述べた機能が実際に動作 するか確認してください。 

 

以下の方法でも、アプリケーションを実行することができます。 

●  プロジェクトウィンドウの[プロジェクト]メニューから[実行]コマ ンドを選択します。 

●  プロジェクトウィンドウのツールバーから、実行用のボタンをクリック します。 

 

サンプルプログラムでは、エラー系の入力チェックを十分に実施していませ ん。実際に運用するアプリケーションを作成する場合には、エラーチェック を強化する必要があります。たとえば、保存する場合には、以下のようなエ ラーチェックが必要になります。 

●  顧客名が入力されているか 

●  表に商品が1つ以上入力されているか 

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