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ブロック処理モードの選択

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例:

8.5 ブロック処理モードの選択

FAL命令またはFSC命令をプログラムするときに、1回のプログラムス キャンでブロックを処理するか、または複数のプログラムスキャンでブロッ クを処理するか、ファイル処理モードを指定します。以下に説明するモード から、モードを選択してください。

8.5.1 All モード

1プログラムスキャンでファイル命令の処理を完了する場合は、ALLモード を選択してください。ファイル命令を入力するときに、Mode (モード)オペ ランドにAを指定します。

ラングがTrue (1)にセットされると、処理が開始されます。制御構造の

Position (.POS)値は、その命令が現在使用しているデータブロック内のワー

ドを示します。1プログラムスキャンで機能が完了した場合、またはプロ セッサがエラーを検出した場合に、ファイル処理は停止します。

以下のタイミングチャートに、ステータスビットと命令処理との関係を示し ます。命令が終了すると、完了ビットがセットされます。命令が終了したと きに、ラングがFalse (0)にリセットされている場合、完了ビットおよび有効 ビットがリセットされ、ポジション値がリセットされます。ラング状態が

True (1)からTrue (1)ではないトランジションによってのみ、他の処理をト

リガできます。

Word 512

525

16639 Data File

14 Word File

One Scan データファイル

ワード

1スキャン

14ワード ファイル

512

525

16640 Condition of rung that

controls file/block instruction Enable (bit 15)

Done (bit 13)

Execution of the instruction

One program

scan

The processor turns off status bits and zeroes position value.

Operation complete

1プログラ ムスキャン ファイル/ブロック命令を

制御するラングの状態 有効(ビット15) 完了(ビット13)

命令の実行 処理が完了

プロセッサは、ス テータスビットをオ フして、ポジション 値を0にする。

8.5.2 数値モード

複数のプログラムスキャンにわたってファイル処理を分散する場合は、数値 モードを選択してください。ファイル命令を指定するとき、1スキャン(1

~1000)ごとのワード数をモードオペランドとして指定します。指定する

ワード数は、ファイル長以下の値を指定する必要があります。

ラングがTrue (1)にセットされると、処理が開始されます。有効になると、

ファイル処理を完了するために必要なプログラムスキャン数が実行されるま で、処理はON状態のままです。ラングロジックは、ファイル処理を中断す ることなく、繰返し変化させることができます。

命令は、ラングがスキャンされるたびに、モードエントリに対して指定され たワード数ずつ処理を行ないます。ファイル長によって指定されたワード数 のスキャンが完了するまで、命令は1スキャンごとにモードオペランドに指 定されたワード数を処理します。最後のスキャンでは指定ワード数より少な いワードを処理することがあります。

重要:データが不完全になるため、完了ビットがセットされるまでは数値 モードで動作するファイル処理の結果を使用しないでください。

以下のタイミングチャートに、ステータスビットと命令処理との関係を示し ます。

ファイル処理の完了時に、完了ビットが1にセットされます。

16641

Scan #1

Scan #2

Scan #3

Scan #1

Scan #2

Scan #3 5 words

5 words

Remaining 4 words

File Word 512

516 517

521 522 525 14-Word Block

ファイル

ワード スキャン#1

スキャン#2

スキャン#3 14ワード

ブロック

5ワード

5ワード

残りの4ワード スキャン#1

スキャン#2

スキャン#3

512

516 517

521 522 525

16642

Rung is true at completion Rung is not true at completion

Condition of rung that controls file instruction

Enable (bit 15) Done (bit 13) Execution of instruction

Multiple program

scans Multiple program

scans

The processor turns off done bit and zeroes position value.

Operation complete Operation complete The processor turns off

enable and done bit and zeroes position value.

ファイル命令を制御 するラングの状態 有効(ビット15) 完了(ビット13) 命令の実行

複数のプログラ

ムスキャン 複数のプログラ

ムスキャン

処理が完了 プロセッサは完了ビット 処理が完了 をオフして、ポジション

値を0にする。

プロセッサは有効ビッ トと完了ビットをオフ して、ポジション値を 0にする。

ファイル命令の概念 8-7

ファイル処理の完了時にラングがFalse (0)にリセットされている場合、有効 ビットはすぐにリセットされます。有効ビットがリセットされた1スキャン 後、完了ビットおよびポジション値がリセットされます。

有効ビットおよび完了ビットがリセットされた後、ラング状態がTrue (1)か

らTrue (1)ではないトランジションによってのみ、他の処理をトリガできま

す。

8.5.3 インクリメンタルモード

ラングがFalse (0)からTrue (1)にセットされるたびに、1ワードを処理する

ファイル処理を行なう場合、インクリメンタルモードを選択してください。

ファイル命令を入力するときに、Mode (モード)オペランドにIを入力しま す。

以下のタイミングチャートに、ステータスビットと命令処理との関係を示し ます。

ラングがFalse (0)からTrue (1)にセットされた場合のみ、プログラムスキャ

ンでの処理が実行されます。1ファイルワードしか処理されません。ラング

がTrue (1)の場合、有効ビットがセットされます。ファイル内の最後のワー

ドの後のスキャンが処理されると、完了ビットがセットされます。命令が最 後のワードを処理し、ラングがFalse (0)にリセットされると、有効ビットお よび完了ビットがリセットされ、制御構造のポジション値が0にリセットさ れます。ラングがTrue (1)のままのときはファイル処理は続行されません。

重要:データが不完全になるため、完了ビットがセットされるまではイン クリメンタルモードで動作しているファイル処理の結果を使用しな いでください。

16643 1-Word Operation

1-Word Operation 1-Word Operation

1-Word Operation

1st Rung Enable 2nd Rung Enable 3rd Rung Enable

14th Rung Enable File Word

Word #0 Word #1 Word #2 Word #3

Word #12 Word #13 (last word)

File Word 512 513

515

524 525 14-Word File

514 1ワード処理

1ワード処理 1ワード処理

1ワード処理

1番目のラング有効 2番目のラング有効 3番目のラング有効

14番目のラング有効 ファイル

ファイルワード ワード ワード#0 ワード#1 ワード#2 ワード#3

ワード#12 ワード#13 (最後のワード) 14ワード

ファイル

512 513 514 515

524 525

16644

Enable (bit 15) Done (bit 13)

One or more program scans

The processor turns off enable bit.

Condition of rung that controls file instruction

Execution of instruction

The processor turns off status bits and zeroes position value.

Operation complete ファイル命令を制御

するラングの状態 有効(ビット15) 完了(ビット13) 命令の実行

処理が完了 プロセッサが

有効ビットを オフする。

プロセッサがステータス ビットをオフして、ポジ ション値を0にする。

1つまたは複 数のプログラ ムスキャン

8.5.4 数値モードでの 1 スキャン当たりのワード数 = 1 の場合

1スキャン当たり1ワードを処理する数値モードとインクリメントモードに は、以下の違いがあります。

• 数値モードの場合は、1スキャン当たりのワード数とは無関係に、ラン

グが一度False (0)からTrue (1)にセットされると、ファイル全体が処理

されます。

• インクリメンタルモードの場合は、ファイルのワードごとにそれぞれラ

ングをFalse (0)からTrue (1)にセットする必要があります。

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ファイル命令 (FAL, FSC, COP, FLL)

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