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ステータスビットの使用

ドキュメント内 JA (ページ 150-153)

第 12 章

12.2 シーケンサ命令の使用

12.2.2 ステータスビットの使用

シーケンサ命令を正しく使用するには、ラダープログラムで制御エレメント のステータスビットを評価する必要があります。ニーモニックによって、こ れらのビットをアドレス指定します。

シーケンサ出力 (SQO) 命令例:

ビット セットの条件

有効.EN (ビット15)

(SQOまたはSQL) ラングがTrue (1)にセットされるとセットされ、そ の命令が有効になったことを示す。命令はラング状態に従う。

注:プリスキャン中、プログラムスキャンが開始するときに、誤った テーブルポインタの増加を防ぐためにこのビットがセットされる。

完了.DN (ビット13)

(SQOまたはSQL) 命令がシーケンサファイルの最後のワードの処理

を終了したことを示すために、セットされる。ラングがFalse (0)にリ セットされた後、次にTrue (1)にセットされると、命令は.DNビット をリセットする。

エラー.ER (ビット11)

Length値が0以下であるか、またはPosition値が0未満であるときに セットされる。

1 0 1 0 0 0 1 0 1 1 1 1 0 1 0 1 1 1 1 1 0 1 0 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 0 0 1

1 7 10 0 7 0 0

0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 1

1 7 10 0 7 0 0

0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0

0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 1 0

1 7 10 0 7 0 0

1 2 3 4 File #N7:1

N7:2 N7:3 N7:4 N7:5

Destination O:014

Output Module (s)

Current Step Sequencer Output File

Mask Value 0F0F

Rack 1 I/O group 4

= No Change

= Off

= On

N7:1 0

EN SQO

SEQUENCER OUTPUT

DN File

Mask Destination Control

#N7:1 0F0F O:014 R6:20 Length

Position

4 2

0 1 2 3 4 5 6 7 10 11 12 13 14 15 16 17

1 3 0 2 4 5 6 7 11 12 13 14 10 マスク値0F0F

現在のステップ シーケンサ出力 ファイル

宛先O:014

出力モジュール

ラック1 I/Oグループ4

変更なし オフ オン ファイル#N7:11

N7:1 N7:2 N7:3 N7:4 N7:5

シーケンサ命令(SQO, SQI, SQL) 12-5

SQO命令は、さまざまな出力デバイスを制御するようにビットが設定済み の16ビットの出力ワードのシーケンサファイルをステップ処理します。

ラングがFalse (0)からTrue (1)にセットされると、命令はシーケンサファイ

ル#N7:1の次のステップ (ワード)に移動します。シーケンサファイル内の

データは、固定のマスク (0F0F)を通して宛先アドレスO:014.に転送されま す。ラングがTrue (1)の状態でスキャンが行なわれると、そのつど現在の データが宛先エレメントに書込まれます。

起動時にプロセッサをプログラムモードからランモードに切換えると、最初 のスキャンでラングがTrue (1)またはFalse (0)のいずれであるかによって、

命令の動作が決定されます。

• ラングがTrue (1)にセットされていて、POS = 0の場合は、命令はステッ

プ0のデータを転送します。

• ラングがFalse (0)の場合は、命令はラングがTrue (1)に最初にセットさ

れるのを待って、ステップ1のデータを転送します。

シーケンサファイルの最後のワードを転送すると、プロセッサは.DNビッ トをセットします。次にラングがFalse (0)からTrue (1)にセットされると、

プロセッサは.DNビットをリセットして、ポジションをステップ1にセッ トします。

12.2.3 SQO 命令のポジションのリセット

プロセッサがプログラムモードからランモードに切換えるたびに、すべての SQO命令のポジションをリセットする必要があります。これを行なうため には、以下のラダーロジックを使用してください。

オペランド 説明

File (#N7:1) シーケンサファイルの位置

Mask (0F0F) 16進数のマスクの固定値

Destination (O:014) 変更する出力イメージアドレス

Control (R6:20) 処理を制御する構造

Length (4) ステップ処理の対象となるワード数

Position (2) 現在の位置

ビットS:1/15は、最初に渡されるビット。このビット

は、プロセッサが最初にプログラムをスキャンすると きにセットされる。このラングがTrue (1)にセットさ れると、プロセッサは0の値をSQO命令のポジショ ンワードに移動する。次にラングがFalse (0)から

True (1)にセットされると、開始ポジションとしてス

テップ0が示され、プロセッサが実際に動作するのは ステップ1になる。

MOVE

Source 0

Destination R6:20.POS S1 MOV

] [ 15

シーケンサ入力 (SQI) 命令例:

SQI命令は、マスク(FFF0)を通して、入力イメージデータのファイル

(I:031)が参照データのファイル(N7:11)と等しいかどうかを比較します。任

意のステップでエレメントのマスク無しのビットすべてのステータスが、対 応する参照エレメントのステータスと一致するときは、命令はTrue (1)に セットされます。それ以外の場合、命令はFalse (0)にリセットされます。

重要:SQO命令の制御構造とSQI命令を併用することができます。SQOと 同じラング内にSQIを状態命令としてプログラムしてください。両 方の命令が一緒にトラックされるように、同じコントロールアドレ スおよび長さを割付けてください。

オペランド 説明

File (#N7:11) 参照ファイルの位置

Mask (FFF0) 16進数のマスクの固定値

Source (#I:031) 比較の対象となる入力イメージアドレス

Control (R6:21) 処理を制御するエレメント

Length (4) ステップ処理の対象となエレメント数

Position (2) 現在の位置

0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 1 1 0 1

07 00

10

1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0

15 08 0 7 00

0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 1 0 1 0

1 5 08 07 00

12 1 3 1 4 1 5 N 7 :11

1 2 3 4 0

16646a SQI

SEQUENCER INPUT File Mask Source Control

#N7:11 FFF0 I:031 R6:21 Length

Position

4 2

Word

Input Word (Source) Mask Value FFFO

Sequencer Reference File #N7:11

1 Mask bits are reset

Step

SQI instruction is true when it detects that an input word matches (through a mask) its corresponding reference word.

1 These bits are not compared. Therefore, the instruction is true in this example.

17

マスクを通した入力ワードが参照ワードと一致した場合、SQI命令はTrue (1)になる。

1 これらのビットは比較されないため、この例では命令はTrue (1)になる。

シーケンサ参照ファイル#N7:11

スキャン ワード

入力ワード (ソース) マスク値 FFF0

1 マスクビットがリセットされる。

シーケンサ命令(SQO, SQI, SQL) 12-7

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