3 フィールドバスコントローラ
3.1 フィールドバスコントローラ 750-341
3.1.6 フィールドバスノードの起動
3.1.6.4 フィールドバスノードの IP アドレス設定
以下では、フィールドバスノードのIPアドレス設定をWAGO BootPサーバ、ま
たはEthernet Settingsツールを使って行うときの例を示します。WAGO BootP
サーバおよびEthernet Settingsツールは弊社のサイト
(http://www.wago.co.jp/io/index.htm)から無料でダウンロードできます。
メ モ
IPアドレスの設定は、他のOS(Linuxなど)や他のBootPサーバを用いても行 えます。
注 意
IPアドレスの設定は、直接接続(クロスケーブルを使用)とハブ経由(ストレー トケーブルを使用)のいずれでも行えます。しかし一部のスイッチングハブまた はルータを経由して設定することはできません。
A. BootPサーバによる設定
注 意
以下の作業を行うには、WAGOBootPサーバが正しくインストールされている ことが必要です。
1. BootPサーバを起動するには、[スタート]メニューにおいて[プログラム
/WAGO Software/WAGO BootP Server]をクリックします。
サーバが起動したら、画面の右側にある[Edit Bootptab]ボタンをクリッ
フィールドバスノードの起動 クします。WindowsのNotePadが起動し、編集可能なファイルが開きます
(bootptab.txt)。このファイルはBootPサーバ用のデータベースです。ファ イルにはIPアドレスの設定例が2つ書かれています。コマンド例はそれぞ れ以下のコメント行の直後にあります。
- "Example of entry with no gateway"
- "Example of entry with gateway"
図 3-11:BootPテーブル
上記の例には以下の情報が含まれています。
宣 言 意 味
node1,node2 任意のノード名が指定できます。
ht=1 ネットワークのハードウェア種別を指定します。
Ethernetのハードウェア種別は「1」です。
ha=0030DE000100 ha=0030DE000200
EthernetフィールドバスカプラのMACアドレス(ハードウェア アドレス、16進)を指定します。
ip= 10.1.254.100 ip= 10.1.254.200
EthernetフィールドバスカプラのIPアドレス(10進)を入力し ます。
T3=0A.01.FE.01 ゲートウェイIPアドレスを16進で指定します。
Sm=255.255.0.0 Ethernetフィールドバスカプラが属するサブネットの サブネットマスク(10進)を入力します。
本例で説明するローカルネットワークにはゲートウェイは必要ありません。
そのため1つ目の「Example of entry with no gateway」が使用できます。
2. 次の行(node1:ht=1:ha=0030DE000100:ip=10.1.254.100)にカーソルを移動し、
「ha=」の直後に書かれている12桁のハードウェアアドレスをPFCのMAC アドレスに書き換えます。
3. 使用するフィールドバスノードに違う名前を付けたいときは、「node 1」を 新しい名前に書き換えます。
4. カプラにIPアドレスを付与するには、「ip=」の直後に書かれている上記IP アドレスをユーザが選択したIPアドレスに書き換えます。必ず3桁ごとに ドットを入れてください。
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フィールドバスノードの起動
5. 上記の設定例では2つ目の例は必要ないので、第2例のテキスト行の行頭に
「#」を付けてコメントアウトします(#node2:ht=1:ha=0030DE000200 :ip=10.1.254.200:T3=0A.01.FE.01)。これでこの行は無視されます。
メ モ
複数のフィールドバスノードを設定する場合は、bootptab.txtのファイルにおい て追加するカプラごとにアドレス設定コマンドを書きます。各追加モジュール の設定作業については上記2.番から4.番を参考にしてください。
6. bootptab.txtに書き込んだ新しい設定を保存します。これを行うには[ファイ
ル]メニューにおいて[上書き保存]を選択し、エディタを閉じます。
7. 次に、WAGOBootPサーバのダイアログウインドウを開きます。これを行う には画面の[スタート]メニューにおいて[プログラム/WAGO Software/WAGO BootP Server]を選択し、さらに[WAGO BootP Server]をクリックします。
8. エディタを閉じたあと、開いたBootPダイアログウインドウにおいて[Start]
ボタンをクリックします。これによってBootPプロトコルの問い合わせ‐応 答手順が開始されます。BootPサーバのメッセージウインドウに一連のメッ セージが出力されます。エラーメッセージには、OSの一部のサービス
(ポート67と68など)が未定義であることが示されています。しかし、本 例の場合はこれが正常な動作であって障害ではありません。
図 3-12:メッセージが表示されたWAGO BootPサーバのダイアログウインドウ
9. ここでハードウェアをリセットしてカプラを再起動することが重要です。こ れを行うにはフィールドバスカプラの電源を2秒ほど切ってから入れ直しま す。これでIPアドレスが一時的にコントローラに格納されました。カプラ
においてBootPプロトコルが無効化されるまではカプラの電源を切ってはな
りません。
10. [Stop]ボタンと[Exit]ボタンを続けてクリックするとBootPサーバのウインド
ウが閉じます。
B. Ethernet Settings ツールによる設定
1. Ethernet Settingsツールを起動するには、[スタート]メニューにおいて[プログ
ラム/WAGO Ethernet Settings/WAGO Ethernet Settings]をクリックします。
フィールドバスノードの起動 2. 起動したらCOMポートの設定を行います。[COM x ](x:ポート番号)キーの
数字が、現在接続している通信ケーブル(750-920)のCOMポート番号でな ければ一旦Ethernet Settingsを閉じて、PC内デバイスマネージャの中で[ポー ト]を選び、使用するポートに合わせてポート番号を設定してください。こ
こで再度Ethernet Settingsを起動し、COMポート番号が適合していることを
確かめます。
3. [Read]をクリックします。Commonタブが開き、カプラのバージョン情報な
どが表示されます。
4. TCP/IPタブを選択し、IPアドレスを設定します。デフォルトでは「Address
from <BootP-Server>」の設定になっています。“Use following addresses“に チェックを入れるとIPアドレスは“0 0 0 0”となっており、設定可能になり ます。
5. IPアドレスを入力します。必要に応じてサブネットマスクやゲートウェイア ドレスを入力します。
6. カプラのEEPROMに書き込むために[Write]キーをクリックし、カプラの電
源を再投入してください。
注 意
Ethernet Settingsを使用した場合、上記の操作で自動的にBootPプロトコルは無
効となります。3.1.6.1.6「 BootPプロトコルの無効化」の処理は必要無くなりま す。
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フィールドバスノードの起動