.パスソシオグラムの単元経過に伴う変化(K過程2年生)
⑲
21亀
暫
図2−6(d)
三
一45一
指摘される.
本実験授業では,スパイク課題を誰もが達成できるようにするために 体格要因を考慮したネット高条件を取り入れたが,このような結果がみ られたことは,攻撃を中心に学習を展開する場合,さらなる手だての必 要性が示唆される.
著者の経験的知見であるが,技能の未熟な者は,アンダーハンドパス を多様する傾向にある.意図的なつなぎをするためには,オーバーハン ドパスを使用する方がうントロールの面炉優れていると考えられている.
また,攻撃技術が高まれば,スパイク打数も増加し,ゲームでのスキル 使用率によってゲームの質的発展をみることができると考えられる.
そこで,両過程のゲームにおける各スキル(オーバーハンドパス・ア ンダーハンドパス・スパイク・ブロック)の使用割合を比較検討した.
図2−7は,ゲームでのスキル使用率の単元経過に伴う変化を両過程 について,それぞれに全チームの平均値で示したものである.
P過程では,オーバーハンドパスが始めの22.0%から終わりのゲーム の29.4%へ,スパイクが0.6%から5.3%へと,増加が認められた.また,
K過程においてもオーバーハンドパスが17.4%から27.6%へ,スパイク が0.9%から6.0%へと増加がみられた.したがって,スキルの使用率か らみたゲームの質的な発展には,両過程間に顕著な差はみられなかった.
しかし,P過程は単元後半に, K過程は単元前半に,スパイクとオー バーハンドパスの使用率が顕著に高くなる傾向がみられ,前述したスパ イクによる3段攻撃の出現回数と一致がみられた.また,前述したスキ ルテストの結果において,オーバーハンドパス技能はP過程が単元後半 に,K過程が単元前半に顕著に伸びる傾向が認められた.
これらのことから,スパイクによる3段攻撃を組み立てるためには,コ 一46一
10② 9@
8②
物
6② 5② 4臼
39
2日 1臼 ⑦
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〈P過程〉 〈K過程〉
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はじめ なか おわり はじめ なか おわり 國ブロック 圓オーバーハンドパス
図スパイク 囮アンダーハンドパス
図2−7.各スキルの使用率の単元経過に伴う変化
47
ントロールしゃすいオーバーハンドパスを用いる必要を生徒が感じ,オ ーバーハンドパスを課題ゲームで多用したため技能が向上したものと考
えられる.
(3)技能の伸びに関する自覚(上達感)
図2−8は,「オーバーハンドパス」,「アンダーハンドパス」,
「スパイク」,「サーブ」の個人的技能と,「積極的に動けるようにな ったか」, 「作戦を生かした動きができるようになったか」という集団 的技能に対する伸びの自覚を調査した結果を1・2年生合わせて示した
ものである.
「よく身についた(よくできるようになった)」, 「身についた(で きるようになった)」, 「少し身についた(少しできるようになった)」
をまとめて技能の伸びを自覚した者とし,その割合をみると, 「オーバ ーハンドパス技能」,「アンダーハンドパス技能」, 「作戦を生かした 動きができるようになったか」の3項目についてはP過程が,「スパイ ク技能」についてはK過程が高かった.なお,「サーブ技能」と「積極 的に動けるようになったか」については,両過程闇に顕著な差はみられ
なかった.
「スパイク技能」については,攻撃を中心に展開したK過程がP過程 よりも高値を示すことは当然と考えられる.
「パス技能」と「作戦を生かした動きができるようになったか」につ いて両過程間に差がみられたが,前述の客観的に測定したパス技能に両 過程間に顕著な差は認められなかったことから,スキルテストでは測定 できない技能に差が生じているものと推定される.
前述した,3段攻撃の出現回数のうち,P過程では,単元なか・終わ 一48一
% 1㊥臼
9臼 8@
7図
60
5@
4@
3日 2日
19
臼
個人的技能に関する上達感