• 検索結果がありません。

バックアップ スキーム

ドキュメント内 Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows (ページ 142-152)

6 直接管理

6.2 バックアップ計画の作成

6.2.10 バックアップ スキーム

次の使用可能なバックアップ スキームのいずれかを選択します。

 [今すぐバックアップ]: 手動で開始するためのバックアップ タスクを作成し、作成後 すぐにタスクを実行します。

[後でバックアップ]: 手動で開始するためのバックアップ タスクを作成するか、将来 1 回だけ実 行するタスクをスケジュールします。

[シンプル]: データのバックアップの実行時期と実行間隔をスケジュールし、保持のルールを指定しま す。

Grandfather-Father-Son]: GFS(Grandfather-Father-Son)スキームを使用します。 このスキームで は、1 日に 2 回以上データのバックアップを行うことはできません。 日単位のバックアップを実行する曜 日を設定し、それらの日の中から週単位または月単位のバックアップの日を選択します。 次に、日単位 (「Son」と呼ばれます)、週単位(「Father」と呼ばれます)、月単位(「Grandfather」と呼ばれます)のバック アップの保持期間を設定します。 期限切れになったバックアップは自動的に削除されます。

[ハノイの塔]: ハノイの塔バックアップ スキームを使用します。バックアップ(セッション)の実行時期と 実行間隔をスケジュールし、バックアップ レベル数(最大 16)を選択します。 このスキームでは、1 日に 複数回データをバックアップすることができます。 バックアップ スケジュールを設定し、バックアップ レベル を選択することによって、ロールバック期間(いつでも戻ることができる保証されたセッション数)が自動的に 取得されます。 自動クリーンアップ メカニズムは、期限切れになったバックアップを削除し、各レベルの 最新のバックアップを保持することによって必要なロールバック期間を維持します。

[カスタム]: カスタム スキームを作成して、組織に最適なバックアップ戦略を自由に設定できます。

タイプの異なるバックアップへの複数スケジュールの指定、条件の追加、および保持のルールの指定など ができます。

「今すぐバックアップ」スキーム

「今すぐバックアップ」スキームでは、ページの下部にある[OK]ボタンをクリックすると すぐにバックアップが実行されます。

[バックアップの種類]フィールドで、完全バックアップ、増分バックアップまたは差分バ ックアップ 『23ページ 』のどれを作成するかを選択します。

「後でバックアップ」スキーム

「後でバックアップ」スキームでは、指定した日時にバックアップが 1 回だけ実行されま す。

次の項目に適切な値を指定します。

Copyright © Acronis, Inc. 143 バックアッ

プの種類

完全、増分、または差分のいずれかのバックアップの種類を選択します。アーカイブ 内に完全バックアップがない場合は、選択に関係なく完全バックアップが作成されま す。

日付と時刻 バックアップを開始する日時を指定します。

タスクを手 動で開始す

バックアップ タスクをスケジュールする必要がなく後で手動で開始する場合は、この チェックボックスをオンにします。

「シンプル」スキーム

シンプル バックアップ スキームでは、データのバックアップの実行時期と実行間隔のみを スケジュールし、保持のルールを設定します。最初は完全バックアップが作成されます。次 のバックアップは増分になります。

シンプル バックアップ スキームを設定するには、次の項目に適切な値を指定します。

バックア ップ

バックアップ スケジュール(データのバックアップの実行時期と実行間隔)を設定しま す。

スケジュールの設定の詳細については、「スケジュール 96ページ 』」をご参照くださ い。

保持のル ール

シンプル スキームでは、1 つの保持ルール 34ページ 』のみを使用できます。バック アップの保存期間を設定します。

「GFS (Grandfather-Father-Son」スキーム

概要

 日単位の増分バックアップ、週単位の差分バックアップ、月単位の完全バックアップ

 週単位および月単位のバックアップのカスタム日付

 各種類のバックアップのカスタム保持期間

説明

日単位(D)、週単位(W)、および月単位(M)の一連のバックアップを定期的に生成するバックア ップ計画を設定すると仮定します。通常は次のような方法でこれを実行します。次の表に、

2 か月間のこの計画の例を示します。

1/1 - 1/7 D D D D W - -

1/8 - 1/14 D D D D W - - 1/15 - 1/21 D D D D W - - 1/22 - 1/28 D D D D M - - 1/29 - 2/4 D D D D W - - 2/5 - 2/11 D D D D W - - 2/12 - 2/18 D D D D W - - 2/19 - 2/25 D D D D M - - 2/26 - 3/4 D D D D W - -

144 Copyright © Acronis, Inc.

日単位のバックアップは、金曜日を除くすべての平日に実行され、金曜日には週単位および 月単位のバックアップが実行されます。月単位のバックアップは毎月第 4 金曜日に実行さ れ、週単位のバックアップは他のすべての金曜日に実行されます。

月単位(Grandfather)のバックアップは完全バックアップ。

週単位(Father)のバックアップは差分。

日単位(Son)のバックアップは増分。

パラメータ

GFS (Grandfather-Father-Son)スキームでは、次のパラメータを設定できます。

バ ッ ク ア ッ プ の 開 始時刻:

バックアップを開始する時刻を指定します。デフォルト値は午後 12 時です。

バ ッ ク ア ッ プ の 実 行日:

バックアップを実行する日付を指定します。デフォルト値は平日です。

週単位/月 単位:

[バックアップの実行日]フィールドで選択した日のうちどの日を週単位または 月単位のバックアップ用に予約するかを指定します。月単位のバックアップは 毎月 4 番目のその曜日に実行されます。デフォルト値は金曜日です。

バ ッ ク ア ッ プ の 保 持期間:

バックアップをアーカイブ内に保存する期間を指定します。期間は、時間、

日、週、月、年で設定できます。月単位のバックアップでは、無期限に保存す る場合は[無期限に保持]を選択することもできます。

各バックアップの種類のデフォルト値は次のとおりです。

日単位: 7 日(推奨される最小値) 週単位: 4 週間

月単位: 無期限

週単位のバックアップの保持期間は日単位のバックアップより長くする必要があり、月単位のバ ックアップの保持期間は週単位のバックアップの保持期間より長くする必要があります。

日単位のバックアップの保持期間を 1 週間以上に設定することをお勧めします。

常に、バックアップは、そのバックアップに直接依存しているすべてのバックアップも削除対象にな るまで削除されません。このため、有効期限が数日経過した週単位または月単位のバックアップがア ーカイブ内に残っている場合があります。

スケジュールによって最初に日単位または週単位のバックアップが開始される場合は、代わりに完全バックアップが作成 されます。

先週の各曜日、先月の各週

多くのユーザーが役立つと考える GFS バックアップ スキームについて考えてみましょう。

 週末を含む毎日ファイルをバックアップする。

Copyright © Acronis, Inc. 145

過去 7 日間の任意の日付のファイルを復元できる。

 先月の週単位のバックアップにアクセスできる。

 月単位のバックアップを無期限に保存する。

バックアップ スキームのパラメータを次のように設定できます。

 バックアップの開始時刻: 午後 11:00

バックアップの実行日: 毎日

週単位/月単位: 土曜日()

 バックアップの保存期間:

日単位: 1 週間

週単位: 1 か月

月単位: 無期限

結果として、日単位、週単位、月単位のバックアップのアーカイブが作成されます。 日単 位のバックアップは作成後 7 日間使用できます。 たとえば、1 月 1 日(日曜日)の日単位 のバックアップは次の 1 月 8 日(日曜日)まで使用できます。1 月 7 日(土曜日)の最初の週 単位のバックアップは、2 月 7 日までシステムに保存されます。月単位のバックアップは 削除されません。

ストレージの制限

大きなアーカイブを保存するために膨大なサイズの格納域を用意したくない場合は、バック アップの保存期間が短くなるように GFS スキームを設定し、同時に不測のデータ損失が発 生した場合に情報を復元できるようにすることができます。

次のような要件があると仮定します。

 各平日の最後にバックアップを実行する。

 誤って削除されたかまたは不注意で変更されたファイルを、比較的早期に見つかった場合に復元でき る。

 週単位のバックアップに作成後 10 日間アクセスできる。

 月単位のバックアップを半年間保存する。

バックアップ スキームのパラメータを次のように設定できます。

 バックアップの開始時刻: 午後 6:00

バックアップの実行日: 平日

週単位/月単位: 金曜日

 バックアップの保存期間:

日単位: 1 週間

週単位: 10 日

月単位: 6 か月

このスキームを使用すると、破損したファイルの以前のバージョンを日単位のバックアップ から 1 週間にわたり復元でき、週単位のバックアップに 10 日間アクセスできます。それ ぞれの月単位の完全バックアップは、作成日から 6 か月間使用できます。

146 Copyright © Acronis, Inc.

作業スケジュール

非常勤の会計コンサルタントとして、火曜日と木曜日に会社で作業をしているとします。こ れらの日には、自分のラップトップ コンピュータで会計文書や財務諸表の変更、スプレッ ドシートの更新などを行います。このデータをバックアップするために、次の作業を行いま す。

 火曜日と木曜日に行った財務諸表やスプレッドシートなどに対する変更の追跡(日単位の 増分バックアップ)。

 先月以降のファイルの変更に関する週単位の要約の作成(金曜日の週単位の差分バックアップ)。

 月単位のファイルの完全バックアップ。

また、日単位のバックアップを含め、最近 6 か月のすべてのバックアップにアクセスでき るようにします。

このような目的には、次の GFS スキームが適しています。

 バックアップの開始時刻: 午後 11 30

バックアップの実行日: 火曜日、木曜日、金曜日

週単位/月単位: 金曜日

 バックアップの保存期間:

日単位: 6 か月

週単位: 6 か月

月単位: 5 年

これで、火曜日と木曜日に日単位の増分バックアップが作成され、金曜日は週単位と月単位 のバックアップが実行されます。[週単位/月単位]フィールドで[金曜日]を選択するには、

まず[バックアップの実行日]フィールドでその曜日を選択しておく必要があります。

このようなアーカイブを作成すると、作業の最初の日と最後の日の会計文書の比較、すべての文書の 5 年 間にわたる履歴の保持などを行うことができます。

日単位のバックアップなし

次のような少し変わった GFS スキームについて考えてみます。

 バックアップの開始時刻: 午後 12:00

バックアップの実行日: 金曜日

週単位/月単位: 金曜日

 バックアップの保存期間:

日単位: 1 週間

週単位: 1 か月

月単位: 無期限

このスキームでは、バックアップは金曜日にのみ実行されます。これにより、金曜日に週単 位または月単位のバックアップが実行され、日単位のバックアップを行う他の曜日は残って いません。そのため、作成される "祖父-父" アーカイブは、週単位の差分バックアップと月 単位の完全バックアップのみで構成されます。

GFS を使用するとこのようなアーカイブを作成することもできますが、この状況にはカスタム スキームのほうが より柔軟に対応できます。

ドキュメント内 Acronis® Backup & Recovery ™ 10 Server for Windows (ページ 142-152)